𝑐 ≤1 では 𝑆(𝑐) =𝑒 −1 −𝑐 で狭義単調減少,𝑐 ≥𝑒 では 𝑆(𝑐) =𝑐 −𝑒 +1 で狭義単調増加する.1 <𝑐 <𝑒 では 𝑒𝑥 −𝑐 の符号が 𝑥 =log𝑐 で変わるから,
𝑆(𝑐)=∫log𝑐0(𝑐−𝑒𝑥)𝑑𝑥+∫1log𝑐(𝑒𝑥−𝑐)𝑑𝑥=2𝑐log𝑐−3𝑐+𝑒+1.
よって 𝑆′(𝑐) =2log𝑐 −1 は 𝑐 =√𝑒 の前で負,後で正となる.以上を合わせると,ただ1つの最小点は 𝑐=√𝑒,最小値は
𝑆(√𝑒)=𝑒+1−2√𝑒=(√𝑒−1)2
である.

別解(半分ずつ組にして中央値を使う)
区間の前半と後半を組にして,三角不等式を使うと
𝑆(𝑐)=∫1/20(|𝑒𝑥−𝑐|+|𝑒𝑥+1/2−𝑐|)𝑑𝑥≥∫1/20(𝑒𝑥+1/2−𝑒𝑥)𝑑𝑥=(√𝑒−1)2.
各組で等号が成り立つ条件は 𝑒𝑥 ≤𝑐 ≤𝑒𝑥+1/2 である.𝑐 =√𝑒 なら全区間でこの条件が成り立つ.逆に積分で等号なら,連続な非負の差の積分が0なので各 𝑥 ∈[0,1/2] で等号となる.𝑥 =0,1/2 を見れば 𝑐 ≤√𝑒 かつ 𝑐 ≥√𝑒 だから,𝑐 =√𝑒 に限る.よって最小値は (√𝑒 −1)2,最小にする値は √𝑒 である.絶対値の和や積分を最小にする際は,値を半分ずつに分ける「中央値」が有力な候補になる.