問いしるべ
100日数学チャレンジ 問題 43
問題 43

問題043|放物線の接線と法線

難易度 C 目安 60分

前半戦

放物線 y2=8x に点 T(a,b) から相異なる2本の接線を引き,接点を P,Q とする.∠PTQ=60∘ となる点 T の軌跡を求めよ.

放物線 y2=4x の焦点を F とする.F を通る直線と放物線の交点を P,Q とするとき,線分 PQ の中点の軌跡と,PQ の長さの最小値を求めよ.ただし交点が2個存在する直線のみを考える.

後半戦

p>0 とする.点 (a,b) を通る放物線 y2=4px の相異なる実法線の本数を,a,b,p の条件によって分類せよ.

Putnam 1940 N11

m>0 とし,放物線 P0:y2=mx を考える.放物線 Pk 上の2点 A,B における接線が直交するとき,A,B と Pk の頂点の重心の軌跡を Pk+1 とする.Pn の方程式を求めよ.

Putnam 1946 PM2

ヒント 設問 1

ヒント 1

接点を (2t2,4t) と表し,接線の方程式を求める.

ヒント 2

2接点のパラメータの和と積を a,b で表す.接線のなす鋭角だけでなく,半直線 TP,TQ の向きを確認する.

ヒント 設問 2

ヒント 1

P=(u2,2u),Q=(v2,2v) とおき,弦の方程式を書く.

ヒント 2

焦点を通る条件は uv=−1 となる.u+v を一つの変数として使う.

ヒント 設問 3

ヒント 1

接点を (pt2,2pt) と表し,法線が (a,b) を通る条件を t の3次方程式にする.

ヒント 2

pt3+(2p−a)t−b の極大値・極小値の符号を比べる.重根がある場合を分ける.

ヒント 設問 4

ヒント 1

まず頂点が原点の場合を計算し,軌跡が本当に放物線全体となることを確認する.

ヒント 2

放物線の係数は 1/3 倍され,頂点は元の係数の 1/6 だけ右へ移る.

解答 設問 1

接線は x−ty+2t2=0 なので,接点のパラメータ u,v は 2t2−bt+a=0 の2根である.したがって u+v=b/2, uv=a/2, (u−v)2=b2/4−2a>0 である.また T=(2uv,2(u+v)) より,TP→=2(u−v)(u,1),TQ→=2(v−u)(v,1) である.ゆえに

cos⁡∠PTQ=−1+uv(1+u2)(1+v2).

これが 1/2 になるには uv<−1,すなわち a<−2 が必要である.両辺を平方すると 4(1+uv)2=(1+uv)2+(u−v)2 だから

b2−8a=3(a+2)2,b2=3a2+20a+12.

逆にこの等式と a<−2 が成り立てば判別式は正で,元の余弦も 1/2 になる.右辺の因数分解 (3a+2)(a+6) より,軌跡は b2=3a2+20a+12, a≤−6 である.

解答 設問 2

弦の方程式は 2x−(u+v)y+2uv=0 である.F=(1,0) を代入すると uv=−1 を得る.中点を (X,Y) とすれば Y=u+v,X=(u2+v2)/2=(Y2+2)/2 となる.任意の実数 Y に対して t2−Yt−1=0 は異なる2実根をもつので,軌跡は Y2=2(X−1) の全体である.また

PQ=|u−v|(u+v)2+4=Y2+4.

したがって最小値は 4 で,焦点を通り軸に垂直な弦のときに達する.

解答 設問 3

接点 (pt2,2pt) での法線は y=−tx+2pt+pt3 で,t=0 も含む.よって f(t)=pt3+(2p−a)t−b=0 の異なる実根の個数を調べればよい.異なる t は傾きが異なる法線を与える.a≤2p なら f は狭義単調増加なので1本である.a>2p なら s=(a−2p)/(3p) とおくと,極大値・極小値は f(−s)=2ps3−b, f(s)=−2ps3−b である.したがって

D=4(2p−a)3+27pb2

とおくと,D<0 なら3本,D>0 なら1本である.D=0 で (a,b)≠(2p,0) なら2重根と単根があり2本,(a,b)=(2p,0) なら3重根 t=0 だけなので1本である.

3次関数の極大・極小と水平線の交点
解答 設問 4

A=(ms2,ms),B=(mt2,mt) とする.接線の方向ベクトルは (2s,1),(2t,1) なので直交条件は st=−1/4 である.重心 (X,Y) は X=m(s2+t2)/3, Y=m(s+t)/3 を満たし,

Y2=m3(X−m6)

となる.逆に任意の Y に対して s+t=3Y/m, st=−1/4 は実数解をもつので,軌跡はこの放物線全体である.平行移動しても同じ計算ができるから,係数は m/3n,頂点の横座標は

∑j=0n−1m6⋅3j=m4(1−3−n)

となる.よって Pn: y2=m3n(x−m4(1−3−n)) である.

DISCUSSION

この問題の掲示板

この掲示板は公開されています。ニックネームと本文は、ログインしていない人にも表示されます。Googleアカウントの名前は表示されません。

閲覧はどなたでもできます。ログインすると投稿できます。

まだ投稿はありません。