𝑎,𝑏,𝑐,𝑑,𝑒,𝑓,𝑔 は,相異なる 7 以下の正の整数なので,1,2,…,7 を一度ずつ使ったものである.
𝐴={𝑎,𝑏,𝑐,𝑑},𝐵={𝑒,𝑓,𝑔},𝑋=𝑎𝑏𝑐𝑑+𝑒𝑓𝑔
とおき,𝑋 が素数であると仮定する.4個の相異なる正の整数の積は 1 ⋅2 ⋅3 ⋅4 =24 以上なので,𝑋 >3 である.
もし偶数 2,4,6 が 𝐴,𝐵 の両方に分かれて入っていれば,𝑎𝑏𝑐𝑑 と 𝑒𝑓𝑔 はともに偶数となる.すると 𝑋 も偶数となり,𝑋 >2 であることから素数ではなくなる.したがって,2,4,6 はすべて同じ集合に属する.
同様に,3 と 6 が別々の集合に属していれば,二つの積はともに 3 の倍数となる.このとき 𝑋 も 3 の倍数となり,𝑋 >3 だから素数ではない.よって,3 と 6 も同じ集合に属する.
以上より,2,3,4,6 はすべて同じ集合に属する.𝐵 の要素は3個しかないので,
𝐴={2,3,4,6},𝐵={1,5,7}
に限られる.したがって,素数となる値の候補は,
𝑋=2⋅3⋅4⋅6+1⋅5⋅7=144+35=179
だけである.
ここで,√179 <14 であり,14 未満の素数は 2,3,5,7,11,13 である.179 は 2,3,5 のいずれでも割り切れず,
179=7⋅25+4=11⋅16+3=13⋅13+10
より,7,11,13 のいずれでも割り切れない.したがって 179 は素数である.上の配置で実際に表せるので,求める素数は 179 のみである.