𝑓(𝑥) >0 である.𝑦 =𝑥 +√𝑥2+4 を変形すると 𝑥 =𝑦/2 −2/𝑦 を得る.逆に任意の 𝑦 >0 に対しこの 𝑥 をとれば √𝑥2+4 =𝑦/2 +2/𝑦 となり,𝑓(𝑥) =𝑦 である.よって逆関数は 𝑓−1(𝑦)=𝑦/2−2/𝑦 (𝑦>0) である.
𝑢 =𝑓(𝑥),𝑣 =𝑓(𝑘 −𝑥) とおくと,𝑢,𝑣 >0, 𝑢 +𝑣 =𝜆 であり,逆関数の式から
𝑘=𝜆2−2(1𝑢+1𝑣)=𝜆2−2𝜆𝑢𝑣
となる.したがって必要条件は 𝜆 >0, 𝜆 −2𝑘 >0, 𝑢𝑣 =4𝜆/(𝜆 −2𝑘) である.この和と積をもつ正の2数が存在する条件は
𝜆2−16𝜆𝜆−2𝑘≥0,
すなわち 𝜆(𝜆 −2𝑘) ≥16 である.正の 𝜆 についてこれは 𝜆 ≥𝑘 +√𝑘2+16 と同値であり,この条件から 𝜆 −2𝑘 >0 も従う.正の根 𝑢,𝑣 が得られれば逆関数によって 𝑥 =𝑓−1(𝑢) を復元でき,もう一方が 𝑘 −𝑥 となるので十分である.2根が異なるときはその交換から異なる2解を得る.したがって解の個数は
⎧{
{⎨{
{⎩0(𝜆<𝑘+√𝑘2+16),1(𝜆=𝑘+√𝑘2+16),2(𝜆>𝑘+√𝑘2+16)
である.1解の場合は 𝑢 =𝑣 より 𝑥 =𝑘/2 となる.
別解(凸性と対称性で解を数える)
逆関数は上の解答のとおり 𝑓−1(𝑦) =𝑦/2 −2/𝑦 (𝑦 >0) である.後半の解の個数は,𝐻(𝑥) =𝑓(𝑥) +𝑓(𝑘 −𝑥) の形から直接分かる.
𝑓″(𝑥)=4(𝑥2+4)3/2>0
なので 𝑓′ は狭義増加であり,𝐻′(𝑥) =𝑓′(𝑥) −𝑓′(𝑘 −𝑥) は 𝑥 <𝑘/2 で負,𝑥 >𝑘/2 で正となる.したがって 𝐻 は 𝑥 =𝑘/2 でただ一つの最小値
𝐻(𝑘/2)=2𝑓(𝑘/2)=𝑘+√𝑘2+16
をとる.また 𝑥 →∞ では 𝑓(𝑥) →∞,𝑥 → −∞ では 𝑓(𝑘 −𝑥) →∞ で,他方の項も正なので両端で 𝐻(𝑥) →∞ となる.連続性と左右での狭義単調性により,解の個数は 𝜆 がこの最小値より小さいとき0個,等しいとき1個,大きいとき2個である.