全範囲の総合演習
APhO の問題を発展させる(1)
著者:柚木芹香
APhO の4題を
総合演習 65
交流測定で
未知素子を
4.04 | 4.97 | 5.32 |
交流電源,外部抵抗 R,未知素子の内部抵抗 r と容量 C を直列につなぐ.電源の実効値は V_e=6.00 V,外部抵抗は R=1.00×10³ Ω である.電圧計は外部抵抗 R だけに並列接続し,実効値 V_{R,e} を測る.
複素振幅を
使い, の式を 導け. , を使う 直線化を 示せ. 両端の
値から を求め,中間の 値を 予測せよ. の模型も 検討せよ. で外部抵抗を 交換する.外部抵抗の 平均電力を 最大に する 条件と 電力を 求め,電源と 比べよ.
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考え方
集中定数回路を
を の実部と する. , とおけば
従って
表の
両端を1,3と 書くと, , .代入して , で,
中間の
交換後も
と書く. , より .微分すると
微分は
総合演習 66
干渉縞で
気体分子の
気体の
真
法線速度 v_z>0 の分子が膜に向かう.膜の屈折率は n=1.50,膜厚は d で,その下に基板がある.真空波長 λ=600 nm の光は垂直に入射する.上面で反射する光と,膜を通って下面で反射する光を,横に分けて示す.各光路の入射光と反射光は同じ鉛直線上を逆向きに進む.
分子の
到達率 と,付着する割合を 積分から 求め,膜厚の 増加率 を示せ. 反射の
位相変化から,隣り合う 極小の 膜厚差を 求めよ.極小で 強度は 必ず0に なるか. を求めよ.気体中の 個数割合を 付着割合に 使えるかも 述べよ. 模型を
任意の へ延ばし,成長率が 最大に なる 温度を 求めよ. 〜 に制限した 場合と 比べよ.
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考え方
到達数を
, とおく.積分 を使うと
付着割合は
両反射の
位相変化は ともに で相殺される.往復の 位相差 が奇数倍の で極小と なり,厚さ差は .振幅が異なれば 強度は0に ならない. より , .比で圧力が 消え,
従って
速い
は正から 負へ 変わり,最大は .低温の障壁と 高温の 数密度減少が 成長を 抑える.実験範囲では 最大は .高温の結果は 再蒸発や 物性変化を 除く 形式的な 予測である. は速度の 次元を 持つ.干渉では 追加反射の 振幅比と 光学的吸収を 十分 小さいと している.
総合演習 67
仕事を
質量
質量 m の電荷 −q と +q を長さ ℓ の絶縁棒で結ぶ.初期重心は原点で,θ=0 の棒は x 軸に沿い,−q が左,+q が右にある.重心の初速度 U は +y 向き,初期角速度 w>0 は反時計回りである.緑の ⊙ は +z 向きに紙面から出る一様磁場 B を表す.
全磁
気力から が保存する ことを 示せ. とおき, を で表せ. エネルギー保存から
だけの式を 導き,一回転できる 初期角速度の 条件を 求めよ.等号で 有限時間内に 裏返るか. 一回転しない
場合の 角振幅,小振幅の 周期,回転の 限界での 周期の 振る 舞いを 求めよ. に変更する.角速度と 軌跡を 求め,磁場の 仕事0と 角速度の 変化を 整合させよ.
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考え方
棒は
両粒子の
速度は .磁気力を加えると だから,指定の の微分は0に なる. より,初期値は .従って
慣性モーメントは
.磁気力の仕事は0なので,全運動エネルギーが 保存する.
では .小振幅では .(2)の式を 微分すると なので .限界では停止角が に近づく.(2)の より, を縮める 時間は に比例して 増す.従って 周期は 対数的に 発散する. では , が一定と なる.回転の エネルギーも 一定で, .原点から積分して
中
総合演習 68
逆コンプトン光の
電子が
電子はエネルギー E=γE_0,運動量 p で +x 向きに進み,エネルギー ε=hc/λ の光子は逆向きに進んで正面衝突する.散乱光子のエネルギーを ε′ とし,その進行方向と +x 軸の間の角 φ を示す.
保存則から
と最大値を 導け. として 反跳補正 を残した 最大値を 近似せよ. , , , で,厳密な最大値と 波長も 求めよ. 小角での
エネルギーを 近似し,検出光子が すべて 最大値の0.90倍以上と なる 円錐の 最大半角を 求めよ.電子ビームの ばら つきは 無視せよ. 軸上の
観測で,電子の 相対エネルギー幅 が光子の 幅へ どう 伝わる か 求めよ.波長一定で, の大小を 比べよ.
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考え方
散乱電子の
散乱電子の
エネルギーと 運動量は
これを
より , .従って
数値は
, を(1)に代入して
最大値との
は に比例するので,(2)の 対数微分は
光子の