力と運動の法則
空気抵抗の演習
著者:柚木芹香
抵抗力の
演習
演習 1
線形抵抗
の係数 の単位を, と で表せ.2乗抵抗 の の単位も, と で表せ. と の単位が,それぞれ速さと 時間に なっている ことを 確かめよ.
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より, の単位は , の単位は である. の単位は , の単位は である.
演習 2
半径
2つの
終端速度を 求めよ. 抵抗が
効き始める 落下距離の 目安は である.高さ から落とすと き,空 気抵抗が 大きく 効くのは どちらか.
同じ大きさの鉄球と紙の玉に働く重力と抵抗を示す.矢印の長さは力の比を表さない.
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体積は
.質量は鉄が ,紙が である. より
目安の
距離は,鉄が 約 ,紙が約 である. は鉄の 目安より ずっと 短く,鉄球は ほぼ自由落下である.紙は,自由落下の 速さ でも抵抗が 重力の 約4割に 達するので,空気抵抗が 大きく 効き,鉄球より 遅れて 着地する.
演習 3
質量
を求め,水平に 進める 距離の 上限を 求めよ. を求め,軌道の 式 を導け. での , を求めよ.
高い位置から水平に初速度v₀で投げる小球を示す.軌道と水平到達距離は問題で求めるので描かない.
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抵抗は
より .積分して
方向は静かに 落とした 場合と 同じで, . とおくと , なので
より , である.
演習 4
球形の
終端速度
を の式で 表し, の値を 求めよ. では は何倍に なるか.
半径rの雨粒の重力と空気抵抗,進行方向から見た断面積πr²を示す.
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, を に代入して
なので 倍(約 ).大きな雨粒ほど 速いが,増え方は ゆる やかである.
演習 5
地面から
速度
を求めよ. 最高点に
達するまでの 時間 を求めよ.また の極限で となる ことを 確かめよ. が1より十分 小さい とき である. , のときの を求め,抵抗が ない 場合と 比べよ.
上昇中の小球では重力mgと抵抗kvが下向きに働く.上向きの速度を青で示す.
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上昇中は
重力 も抵抗 も下向きなので ,すなわち である. とおくと , なので
最高点で
,すなわち .対数をとって
より .抵抗がなければ で,上昇時間はほぼ半分に なる.
ポイント 教える
「終端速度に
達する」は 曖昧である. は有限の 時間では0に ならない こと, の何倍で 何割に 達するかを 数で 示す. 変数分離で
つまずく 場合は, の置き換えが 入口に なる.最後に「微分して 元の 式に 戻るか」を 確かめさせる. 確かめには,
を2倍にした とき と がどう 変わるかを 答えさせる.検算は「 で自由落下に 戻るか」「 で になるか」の2つである.