原子の総合演習
原子核のエネルギー
著者:柚木芹香
第31章の
総合演習 7
崩壊熱と
静止した
各時刻
線源ありの | 背景のみの | |
|---|---|---|
全粒子を
計数では線源からの粒子を検出し,窓の開始時刻tから幅Δtの間を数える.別の熱測定では全粒子を止める断熱吸収体に線源を封じ,合計熱容量C_hと初期発熱率P_0が与えられる.
α粒子の
運動量,娘核の 反跳エネルギー,1崩壊の 全エネルギー を求めよ. 正味計数
を崩壊定数 と初期放射能 で表し,半減期, , を求めよ.計数を 単に で割る 場合の 時間平均と,窓の 開始時の 計数率を 区別せよ. 最初と
最後の 行から 半減期の 標準不確かさを 一次まで 求めよ.断熱での 後の温度上昇も 求めよ.計数データだけで 初期放射能と 検出効率を それぞれ決められるか,また 測定窓を 短くすれば 必ず半減期の 精度が 上がるかを 説明せよ.
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考え方
親核静止の2体崩壊を
, より, .娘核にも同じ 大きさの 運動量が ある ため
放射能は
.測定窓の間に 起こる 崩壊を 積分すると
背景を
これを
正味計数の
分散は 両計数の 分散の 和である.したがって , . の誤差伝播は
断熱吸収体では
計数だけが
総合演習 8
中性子の
質量
熱エネルギーに
実験室系では中性子m_nが静止核Am_nへ入射する.重心速度の向きと,重心系で定義する未知の散乱角χを示す.別枠の経路は多数の別の核と起こる衝突の模式図であり,必要な衝突回数を表さない.
速度を
重心速度と 相対速度に 分けて を導け. が一様分布する 区間を 求め,平均残留比 と,平均対数減少量 を求めよ. 回後の平均エネルギーと,対数の 平均から 定義する エネルギー を求めよ.重水素と 炭素に ついて,それぞれが 以下となる 最小整数 を比較せよ.この2種類の 回数は,個々の 初到達回数を 表すか. では は0から1の一様分布と なる.2回の 衝突後に となる 確率を, で表せ.平均だけでは 速い 粒子の 残存を 決められない ことを 説明せよ.毎秒 個の中性子を ほぼ熱エネルギーまで 減速させる 装置の 発熱率を 見積もれ.反跳核の 運動エネルギーは すべて 装置内で 熱に なる ものとする.また,標的の 温度 で静止核近似が 破れる 条件も 述べよ.
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考え方
重心系での
衝突前の
中性子速度を とすると,重心速度は ,中性子の重心系速度の 大きさは .弾性衝突後も後者は 同じであり,実験室の 速度の2乗は
積分には
で,独立性から
速い
2回後の
比は . の面積を 積分すると
今回は
反跳が
総合演習 9
恒星の
太陽に
内部では,水素核4個から
球形恒星の内部では水素核4個からヘリウム核1個を作る反応系列が働き,1系列でニュートリノ2個を放出する.恒星の半径R_*,中心から観測点までの距離dと光の流束Fを示す.配置は模式的である.
恒星の
光の 全出力 ,表面温度,毎秒の系列数 を求めよ.ニュートリノへ 出る エネルギーを 無視すると,反応率を どれだけ 誤るか.ここで は毎秒の 数を 表す記号である. 観測点での
ニュートリノの 全数流束と,恒星の 毎秒の 質量減少を 求めよ.毎秒消費する 水素の 質量と 比べ,消費燃料と 質量欠損が 違う量である ことを 示せ.反応できる 水素が あるとして,現在の 反応率を 一定に 保つ燃焼期間を 見積もれ. ニュートリノ流束が(2)の
定常予測より5.0 %大きいと 測定された.検出と 反応系列の 模型が 正しく, が同じで,重力エネルギーの 変化を 無視できるなら,恒星内部の エネルギーは 増えているか 減っているか.その 変化率を 求めよ.また,「(1)(2)の 定常模型の 全出力で 質量が 減る時間」を 外挿し,有限の 水素燃料と 両立するか検討せよ.
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考え方
単一系
観測点を
通る 球面の 面積を 掛けると
黒体の
1系列が2個出すので
質量減少率の
水素消費は
ニュートリノが
示す系列数は .熱の生成率は だが,表面から出る 光は のままである.重力エネルギーの 変化を 無視すると
表面の
定常時の