原子の総合演習
東大の原子の過去問を発展させる
著者:柚木芹香
東京大の
総合演習 10
光電管の
光電管で
以下では
光電管の光電子放出電極を正,集電子極を負とした減速電圧Vを,並列の容量Cと抵抗Rにも与える.下段には問題文で与えた光電流I_phの電圧特性を示す.I_0とV_sは特性の目盛りである.
阻止電圧から
プランク定数 と仕事関数 を求め, での電子の 最大速さを 計算せよ. 電荷保存で
を求め,定常電圧・電流と, に達する 時刻 を求めよ. 照射中の
給電が 容量と 抵抗に 分かれる エネルギー収支を 示せ. で照射を 止めた 後,抵抗へ 渡る エネルギーも 求めよ.
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考え方
与えた
の差を 取ると
充電電流と
抵抗電流に 分けると
初期条件から
で暗く すると 電流源は0に なり, .抵抗へ渡る エネルギーは
電荷保存式に
総合演習 11
日陰の
太陽電池2個を
です.
電池1に
照射の弱い太陽電池1と太陽電池2を直列にし,負荷R_Lと容量Cを並列につなぐ.保護素子は電池1と並列で,V_1が−V_Dに達するとオンになる.各電池と負荷の電圧の正方向を示す.
保護素子が
ない 定常状態の 電流と 両電圧を 求めよ.電池1の 電力の 符号と,特性の 枝も 調べよ. 保護素子付きの
電流,負荷電力,迂回電流を 求めよ.電池1と 保護素子の 消費電力も 含めて 収支を 確認せよ. 保護素子を
付けたまま,負荷と 並列に を接続する.初電圧は であり,時刻0で照射を 上記へ 変える.保護素子が オンに なる 時刻を 求めよ.電源全体の 出力電流 と微分抵抗 も,オンになる 前後で 連続か.
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考え方
共通電流と
の枝では .電池2は . より
(1)の
電圧は より負なので,保護素子は オンと なる. , を使い
電池1は
電池2は
負荷電圧が
から の範囲では,平坦な 枝で , .電荷保存は . とすると
オン条件は
オン後は
オン直前の
総合演習 12
崩壊の
真
α粒子は
正電荷が上へ曲がる垂直磁場B中で,上に曲がる単色線,下に曲がる連続線,直進線を示す.半径r_αと最大半径r_maxは問題文の測定値である.軌道の縮尺は模式的で,下段の電子・娘核の測定部とは別の配置図である.
各線を
識別し,α粒子の 運動量と 運動エネルギー,α崩壊の 値を求めよ.β線の 最大運動量・ 運動エネルギーと,反跳を 含めたβ崩壊の 値を求めよ. β線の
一事象で,電子は ,娘核は だった.ニュートリノのエネルギーと,電子との 角を 求めよ.(1)で 得た は丸めず 使え. 2体崩壊だけで
連続したβ線を 説明できるか.(2)の 事象で ニュートリノの 存在を 運動量から 検査するには,娘核の 運動量の 大きさ以外に 何を 測る 必要が あるか.
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考え方
親核静止,娘核は
上がα線,下がβ線,直進がγ線.
より
娘核は
端点では
娘核は
.エネルギー保存から .電子の運動量は である. , より,角 は
2体なら
逆向きの 同じ 運動量が で一意に 決まる.ニュートリノを 含めると,運動量の 三角形と エネルギー配分が 変わる.
両粒子の
総合演習 13
対消滅と
静止電子と
運動エネルギーKの陽電子が+x向きに静止電子へ入射する.+y軸上に光子検出器を置く.2光子のエネルギーやなす角は示していない.
全エネルギーと
全運動量を 求め,自由な1光子消滅が 不可能な ことを 示せ. 光子が
向きへ出る 事象を 選ぶ.その エネルギー,もう1個の エネルギー,2光子のなす角を 求めよ. 静止した
電子と 陽電子が,静止物体へ 運動量を 渡して1光子へ 消滅する.物体の 静止エネルギーは で,内部状態は変わらない.光子エネルギーを 厳密に,反跳エネルギーを 近似して 求めよ.(1)と 矛盾するか.
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考え方
光子の
, .1光子には が必要で,不可能である. 向きの光子の エネルギーを とすると,残りは .エネルギー より
他方は
入射
とおく.全運動量0より,物体は 光子と 逆に の運動量を 持つ.物体の エネルギーも 含めて
平方根を