電磁波(発展)
第26章の発展問題
著者:柚木芹香
放射に
演習 1
質量
振動エネルギー
と平均放射電力を で表し,エネルギーと 振幅の 時間変化を 導け. とおけ.周期平均の
損失を 同じに する 速度比例抵抗 を求めよ.この 有効な 抵抗を 入れた 運動方 程式を,複素指数関数で 初期条件まで 解け.この 式が 瞬間ごとの ラーモアの 損失まで 再現するかも 述べよ. , , , , , のとき,包絡線振幅の 半減時間を 求めよ.1周期あたりの エネルギー損失割合と 最大速度から,近似を 検証せよ.
固定した束縛中心とx方向に振動する粒子を示す.初めの変位はA_0で速度は0である.外へ出る放射は模式的な光の矢印で示す.
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考え方
周期内では
とすると , .従って
積分すると
摩擦に
よる 平均損失は .(1)と一致させると . とおくと,有効な方程式は である. を代入すると
共役な
有効な
, .包絡線半減時間は
1周期の
演習 2
質量
光圧と
重力の 比を として,展開後の 中心力と,重力と 光圧を 合わせた ポテンシャルを 単位質量あたりで 求めよ.ポテンシャルは 無限遠を0と し,遠心項は 含めません. の場合,展開後の 軌道の 最遠距離,長半径,離心率,周期を 求めよ.展開位置が 近点に なる 理由も 述べよ. 脱出する
の範囲と,正の 終速度が ある 場合の 無限遠での 速さを 求めよ. 小さい
について,最遠距離と 周期の 変化率を1次まで 求めよ.また,展開から 距離 まで光圧が する 仕事を 求め,実際の 重力だけを 含む力学的エネルギーが 増える ことと,有効な エネルギー保存が 両立する 理由を 述べよ.
恒星のまわりの半径r_0の初期円軌道と,時刻0の帆の展開位置を示す.帆は半径方向に垂直で,探査機の接線速度を青い矢印で示す.
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考え方
光圧も
より .従って
ここで
初期速度は
,単位質量あたりの角運動量は .展開後の有効エネルギーは
ここで
1つの
引力定数を
,すなわち で脱出する. では引力が 残る 放物線軌道で 終速度は0. では,無限遠で有効ポテンシャルが0に なるので . でもこの エネルギー式は 使えるが,中 心力は0または 外向きに なり,引力の ケプラー軌道とは 区別する. が小さいと , .光圧の仕事は
これは
演習 3
宇宙
帆は
として,光に よる 力の 半径方向成分と 接線方向成分,および平衡温度を 求めよ. 帆の
向きを 固定し,平衡温度が 正の 場合に,平衡温度からの 小さな 温度差の 緩和時間を 導け. , , , , , , とします.平衡温度を 以下に保って,接線方向の 力を 最大に する 角度と,その 力を 求めよ.温度 制限が 最適角を 変える 一般条件も 示せ.
入射方向e_rと接線方向e_t,帆の法線nを示す.e_rとnの角はθで,面積S,温度Tの帆の両面から対称に出る熱放射を橙の矢印で描く.
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考え方
吸収は
届く
電力は .吸収の力は ,反射の力は である.従って
吸収電力と
熱収支は
. として と展開すると
温度の
は となる. は
なので,制限が
この
演習 4
実験室で,遠くの
反射面は
直接波だけの
信号を1と して,平均信号 と,コントラスト を求めよ. で高さを 走査すると,次の コントラストが 得られました.この2波長では は共通です.波長 の信号は で極大に なります. を求めよ.測定値は 示す桁に 丸められています.
波長 | ||
|---|---|---|
0.300 | 0.400 | |
0.600 | 0.673 |
反射面が,真空と
屈折率 の非磁性・ 透明媒質の 境界だとします.入射面に 垂直な 電場の 反射係数は
です.測定と
波長1種類の
コントラストだけで,反射率と 高さの 揺らぎを 分けて 決められますか. の極限と,この 模型に が小さいと いう 条件が 必要かも 論じよ.
平均反射面から高さhの受信器に,水平面となす角αの直接波と反射波が届く.水平を保って上下する反射面の変位ζと,受信器の高さを走査する方向を示す.図の角度と高さは模式的である.
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考え方
複素振幅の
反射面の
変位に より は , に変わる.従って 各瞬間の 信号は .与えた平均の 式を 使うと
, とおく.波長が2倍になるので , .対数をとると
極大では
与えた
反射係数は 負の 実数なので,位相 と整合する. とすると .従って
数値は
1波長では
と の積しか 分からず,反射率 と高さの 揺らぎを 分離できない. なら となり,コントラストだけから が決まる.ここでは 位相平均を 展開せず 厳密に 使った ため, が小さい ことは 必要ない.ただし面の 傾きと 反射係数の 変化を 無視でき, が小さく,変動速度と 光速の 比も 十分 小さいと いう 設定が 必要である.推定値は を満たし,揺らぎが 増す極限では となる.
演習 5
希薄な
に
複素感受率
を導け.マクスウェル方 程式から 非磁性媒質の 平面波には が成り 立つことを 示し, が小さい とき, の を求めよ. とおけ.電場を
の実部, とする とき,細い 直進ビームの 強さの 減衰係数 を求めよ.単位体積あたりの 平均損失 と,ビームから失われる 電力が 一致するか, の1次までで確かめよ. 損失は
放射だけと し, をラーモアの 平均放射電力 から決めよ.この 場合の が,独立な電子の 散乱断面積 に対して と の1次までで一致する ことを 示せ. 放射だけの
損失で が十分 小さいとします.厚さ の媒質で 真空に 対して 位相を だけ遅らせるとき,散乱に よる 光学的厚さ を と振動数で 表せ.同じ を得る ために 密度と 厚さを 調整しても,損失を 減らせますか.振動数を 変える 効果と 近似の 条件も 述べよ.
厚さd,電子数密度N_eの希薄媒質を角振動数ωの光が通る.位相と振幅が変化する電場を模式図で示し,固定中心からの電子の変位yと固有角振動数ω_0を別の拡大図に記す.波形は定量的な解を表さない.
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考え方
電子の
, とおく.複素振幅を代入すると
巨視的な
と
だから .強さは振幅の2乗に 比例し, で
電子の
一方,
を と等しく する. とすると
同じ
低
振動数では , なので
密度と