外部運動と内部運動
第9章の発展問題
著者:柚木芹香
保存則に
演習 1
なめらかな
衝突直後の
棒の 角速度を 最大に する を求めよ(必要なら,商の 微分 ( は定数)を 使ってよい).質量比に よる 場合分けを 明示せよ. , のとき,最適打点,瞬間回転中 心,小球の 速度,失われる エネルギーの 割合を 求めよ.
棒のGから可変距離dへ小球mが速さuで入射する図.選べる打点の範囲0からl/2を括弧で示す.
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考え方 端ほど腕は
, とおく.反発条件から ,したがって
である.制限が
.この点では なので , , .瞬間回転中心は打点と 反対側へ .小球は で進む.損失は ,初めの の である.接触点の速度は であり,小球との差は と反発条件を 満たす.小球が 前進しても 棒の 接触点より 遅ければ,両者は 離れていく.
演習 2
質量
棒の
中央の 断面で,一方の 半分が 他方の 半分へ 及ぼす力の 大きさと 向きを 求めよ. 棒を
同じ 材質・断面積 で作り,許される 引張応力を とする.自由回転中に 破断しないための の上限を 求めよ.衝突中の 局所的な 応力波は 考えない. 衝突直後,中央の
結合を 力積なしに 外せたとする.2本の 半棒の 重心速度と 自転角速度を 求め,エネルギーが 飛び変わらない ことを 確かめよ.
棒の端AへのJと中央断面を示す.中央の結合を外せることを拡大図で描き,未知の内部力は描かない.
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考え方 棒全体に
全体の
, は一定.半棒の 重心はGから にあるので,その 向心加速度は .質量は だから
で,それぞれの
線密度
とする.Gから 距離 の断面が 外側部分へ 及ぼす張力は .最大は中央で, より .単位は である.これは撃力が 終わった 後の 条件だけであり,衝突時にも 安全だとは 結論できない. A側と
反対側の 重心速度は 入射方向を 正と して , .各半棒は同じ で回り続ける.各重心まわりの 慣性モーメントは .並進エネルギーの和は ,自転の和は ,合計は .切断前の と一致する.内部力を 除いた 瞬間には 速度は 変わらず,その後の 軌跡が 変わるのである.
演習 3
質量
斜面に
が一定で,重心速度が と書ける ことを 示せ. と重心の 軌跡を 求め,1回転後の 変位を 示せ.必要なら を使ってよい. 滑りを
防ぐのに 必要な 静止摩擦係数の 下限を 求めよ.
斜面内の座標xを下り方向に取り,棒の両端の車輪,向きnと転がれる向きt,角θを描く.初期は棒がx方向である.
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考え方 車輪の
両端の
車軸方向速度は ともに で,滑らないため0.よって .重力はGに作用し,接触力も 面に 垂直な 角運動量を 変えないので, , . と略記する. 方向の運動方 程式は .初期条件から . , を積分すると,初期位置を 原点と して
と
だから,重心の 方向加速度は .摩擦の合力の 符号付き成分を とすると ,よって .両輪の反力は ずつで,対称に を負担できる. の最大値は3なので,全回転で 滑らない 条件は .条件を満たさない 床では,(2)を そのまま 長時間延長できない.
演習 4
質量
反発しない
両方の
力積が 正の 場合を 解き,成立する の範囲を 求めよ. その
範囲外で 成立する 解を 求めよ. 各範囲の
エネルギー損失を 求め,境界で 連続する ことを 確認せよ.
y軸上の棒のGと上端に向け,左側から小球Aのuと小球Bのvを水平に描く.接触が同時であることを記す.
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考え方 2接点の
棒の
重心速度は ,時計回りの角速度は .Gと上端の 速度は それぞれ , .球の速度と 等置すると , .したがって
と
では , .棒は回らず で,上端がBより速いので 離れる 条件を 満たす. では , .このとき , で,GがAより速い.等号では 一方の 力積が0かつ相対速度も0で,両方の 表式が 同じ解を 与える. 速度変化が
力積に 線形なので,エネルギー変化は 各力積に 対する 接触相対速度の 始値と 終値の 平均で 計算できる.活動する 接触は 終値0だから .よって
中央の