電流と回路
直流回路と測定器の演習
著者:柚木芹香
電荷保存と
演習 1
抵抗
最大
の電流計に する ため,計器に 並列に つなぐ 分流抵抗を 求めよ. 別の
同じ 計器を 最大 の電圧計に する ため,直列に つなぐ 抵抗と 完成した 電圧計の 抵抗を 求めよ.
抵抗R_g = 80 Ω,最大電流I_g = 1.0 mAの計器に,分流抵抗を並列につなぐ構成と倍率抵抗を直列につなぐ構成.測定範囲はそれぞれ0.20 Aと8.0 Vである.
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考え方
並列の
計器の
電圧は .分流抵抗の電流は なので,抵抗は .全抵抗は
.追加抵抗は .電流計は小抵抗,電圧計は 大抵抗と なる.
演習 2
接続点A,Bの
第1・第2枝をBからAへ
流れる 電流を として,2つの 閉じた道の 式から 全枝の 電流を 求めよ. 第3枝を
外した 端子A,Bから 見た テブナンの 起電力と 内部抵抗を 求め,(1)の 端子電圧を 検算せよ.
AとBの間に3枝を接続する.第1枝は12 Vと4.0 Ω,第2枝は6.0 Vと2.0 Ω,第3枝は6.0 Ωである.両電源の正極はA側で,仮の電流I₁,I₂はBからAを正とする.
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考え方
第3枝は
第3枝をAからBへ
戻る2つの 道に ついて
が
開放時の
電圧 は より .理想電源を短絡して 見ると .負荷を戻すと ,負荷電流は と一致する.第2電源には 正極から 電流が 入り,電気エネルギーを 受け取る 向きである.
演習 3
未知の
電圧計の | |||
|---|---|---|---|
電流計の |
両端の
測定値から を推定し,中央の 値が 一定抵抗の 模型と 両立するか 判定せよ. 電圧計の
電流を 無視して を抵抗と すると,真の 値から 何 %ずれるか.電圧計の 電流が 抵抗の 電流の1 %以下と なる 条件も 示せ.
理想電流計の後で未知抵抗Rと内部抵抗R_v = 10 kΩの電圧計へ分岐する.電流計は枝分かれ前の電流Iを測る.
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考え方
傾きから
.両端から ,電圧計の寄与は だから, , .中央での予測は であり,測定の誤差範囲に 入る. 見かけの
抵抗は . より約33 %小さい.電流の 比は なので,条件は . では補正が 不要と なる ことも 確かめられる.
演習 4
理想電源の
素子以外を
テブナンの 回路に 置き換え,素子の 電流と 電圧を 求めよ. 起電力を
増したとき,微分抵抗 を使い,素子の 電流と 電圧の 変化を1次まで 求めよ.
電源の正極から抵抗R_sを通ってAへ接続し,Aと負極Bの間に同じR_sと非線形素子を並列につなぐ.素子の与えられた電圧特性を記す.
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考え方
回路の
素子を
外すと ,電源を短絡すると . とおけば, は . だから,許される解は , . . と より, , .近似には が十分 小さい 必要が あり,ここでは0.0050である.省いた2次の 電圧は と1次項より小さい.
演習 5
立方体の
対称性を
使って合成抵抗を 求めよ. 各種類の
辺の 電流と,抵抗 の6辺全体の発熱率を 求めよ.
体対角線の両端A,Bに接する6辺はR,残りの6辺は2Rである.AとBを直接結ぶ3Rの枝は立方体の外側に描く.A,B間の印加電圧はV > 0である.
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考え方
A,Bを
Aに
隣接する3頂点を 一群,Bに 隣接する3頂点を 一群と する.Aから 第1群までは3本の 並列で ,群の間は6本の 並列で ,第2群からBまでは .辺全体は直列で となり,追加した と並列だから,合成抵抗は .辺の
網を 流れる 電流は である.A,Bに接する 各辺は ,残りの各辺は .直接つないだ抵抗 の電流はAからBへ である.抵抗 の6辺の発熱率は .A側とB側の3辺も各群で 同じ発熱率と なる.直接枝の 発熱率 を加えた全体は で,合成抵抗からの計算と 一致する.
ポイント 教える
仮の
電流が 負に なる 意味を,実際の 向きと 電源の 仕事から 説明させてください. 電圧計の
電流を 引く 理由を 問うてください. 開放電圧と
等価抵抗から 負荷電流を 検算させてください. 等電位の
頂点と,接線で 近似する 条件を 確かめてください.