波と音
分散と波のエネルギー流の演習
著者:柚木芹香
波の
演習 1
弦を
と
平均
と仕事率 を求めよ. , , , で を求めよ.
線密度μの弦を波が右向きに進む.橙で示した微小区間の両端に,弦の接線方向に張力Sが働く.
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考え方 運動と
, . と より , .代入すると
.近似条件 は十分 小さい.
演習 2
幅一定の
到達時間を
積分で 求めよ. 出口の
振幅と 近似条件を 求めよ.
距離Lの水路で水深が入口のh_1から出口のh_2へ直線的に減る.入口の水面変位振幅A_1と入口から出口への進行方向を示す.
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考え方 時間を
と から
流れは
なので , . から,浅水の条件 は最大0.010,小振幅条件 は最大0.0057.緩やかな 変化の 条件 も最大0.050で,いずれも 十分 小さい.
演習 3
水面波を
0.25 | 1.00 | 4.00 | |
|---|---|---|---|
1.57 | 3.13 | 6.26 |
直線化の
方法を 示し,誤差を 考慮して 模型を 選べ. の近くの2波 の和を 積に し,包絡線の 速さと 位相速度を 求めよ. , は十分 小さい.
横軸k,縦軸ωの座標に,表の三つの測定点を示す.角振動数の誤差は±0.01 rad s⁻¹である.
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考え方 波数依存性と
を または に対して 描く.深水の 予測 は誤差の 範囲内. は約 で一定ではない.深水模型が 合う. , とすると
包絡線は
演習 4
張力
の
変位の
連続と 力の つり合いから を求めよ. 反射・透過の
仕事率の 割合 と保存を 確かめよ.
線密度μ_1の左側の弦と線密度9μ_1の右側の弦を,質量のないx=0の点でつなぐ.張力は共通にSで,波は左から入射する.
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考え方 複素振幅に
連続条件は
.力のつり合いは なので .解くと
右向き波の
平均仕事率は である.演習1に , を入れれば 得られる.よって , ,和は1となる.各波で が十分 小さい こと.
演習 5
質量
の実部を 代入し, での分散関係を 導け. 長波長の
速さ ,角振動数の 上限, での群速度を 求めよ.上限を 超す進行波は あるか.
質量mの質点を間隔dで並べ,隣同士をばね定数κのばねでつなぐ.中央の質点の変位y_jは列に沿う右向きを正とする.
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考え方 隣との
.共通因子を消すと .よって である. が小さければ より .よって .微分すると なので指定点では .上限を超すと 実数の はなく,進行波は ない.上限では で,エネルギー流も0.連続近似には ,線形近似には が十分 小さい ことが 必要である.
ポイント 教える
位相,包絡線,媒質の
速さを 区別させます. 弦と
水面波の エネルギー密度の 単位を 確かめます. 境界の
変位と 力から 反射の 符号を 問います. 波長との
比から 近似の 限界を 問います.