電荷と電場
電位と静電エネルギーの演習
著者:柚木芹香
電場の
演習 1
電位が
0 | 1.0 | 3.0 | |
|---|---|---|---|
80 | 50 | 10 |
各区間で
電場の 成分 を求めよ. 電荷
を左端から 右端へ ゆっくり運ぶ外力の 仕事を 求めよ.電位の 全測定値に 同じ定数を 加えると,答えは 変わるか.
表の3測定点をVとxの平面に描き,点間を直線で結ぶ.電場の値は記さない.
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考え方
電場は
.最初の区間は ,次は .ともに右向きである. .電場は正の 仕事を し,外力は エネルギーを 取り出す.基準を 変えても 差と 傾きは 変わらない.ただし点間の 直線性は 測定だけから 確定せず,模型の 仮定である.
演習 2
電子を
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考え方
電子の
演習 3
正電荷
粒子の
原点からの
最接近距離 を求めよ. と の極限を 説明せよ.
原点の電荷Q,遠方の入射直線と速度u,原点から直線への垂線bを描く.軌道と最接近点は描かない.
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考え方
中
無限遠の
エネルギーは ,角運動量は .最接近点の接線速度を とすると ,従って .電位 を使うと
正面から
近づく 極限は で,初期の運動エネルギーが すべて 位置エネルギーに なる. では となり,直進の 最短距離に 戻る. は長さの 次元を もつ.
演習 4
直角二等辺三角形の
無限遠からA,B,Cの
順に ゆっくり運んで 組み立てる とき,各段階の 外力の 仕事と 全静電エネルギーを 求めよ. A,Bを
固定してCの 電荷だけを 無限遠へ 運ぶ 外力の 仕事を 求めよ.各電荷は 一定と する.
三角形ABCと辺a,a,各電荷を示す.Cの電荷を取り去る操作を矢印で描く.
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考え方
運び込む
最初の
仕事は0.Bを 運ぶ仕事は .Cでは なので .合計は である.Cが
無限遠に ある 終状態ではA,Bの 相互作用だけが 残り, .よって .固定されたA,Bの支持力は 変位が ないので 仕事を しない. で両方の エネルギーと 仕事は0に 近づく.
演習 5
線電荷密度
付近の小振動の 角振動数を 求めよ. の向きで 棒を 静止させ,中心の 固定を 外す瞬間の,棒全体への 半径方向の 力を 求めよ.両小問で が十分 小さい 近似を 使い,重力を 無視する.
糸の断面と中心までの距離r₀,長さℓの棒,各端の電荷,外向き半径との角θを示す.
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考え方
向きに
糸の
場は .中心付近で 一様と みなし, .トルクは .慣性モーメントは なので
を保つと .従って で糸へ 向かう.近い側の 負電荷への 内向きの 力が 強いこととも合う.近似条件は と角振幅が 十分 小さい ことである.
演習 6
ある
勾配で
電場を 求め,この 領域に 電荷が ないための の条件を ラプラス方 程式で 求めよ. その
条件で 等電位面 の形を 述べ,原点の 正電荷 のつり合いが3次元で 安定か 判定せよ.
原点Oとx,y,zの座標軸,原点の正電荷qを描く.等電位面と力は描かない.
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考え方
各方向の
より , , . だから,電荷のない 条件は . となり,z軸を 軸と する 上下の 円すい 面である.原点の 場は0だが, は変位と 同じ 向きなので 不安定である. 方向には復元力が ある.微小な 立方体で 流束を 数えると,x,y方向の 寄与 とz方向の が相殺され,電荷の ない 条件とも 一致する.
ポイント 教える
電位の
基準を 変えても 電場と 仕事が 変わらない 理由を 説明させる. 負電荷の
位置エネルギーと 電位の 増減を 混同させない. 最接近点で
接線方向の 速度が 残る こと,静電エネルギーで 組を 二重に 数えない ことを 問う. 双極子近似と
小角近似の 条件を 別々に 述べさせ,静電場の つり合いを 各方向で 確かめる.