電磁気と波の総合演習
東大の電磁気・波の過去問を発展させる
著者:柚木芹香
第20・21章の
総合演習 22
結合が
結合した2コイルの
複素振幅
の連立方程式と,電源から 見た インピーダンスを 求めよ. 二次抵抗での
平均電力 を の関数と して 求め,それを 最大に する と最大電力を 求めよ. 二次側の
リアクタンス に を合わせれば 最大電力に なる,と いう 判断を 検討せよ.電源と 両抵抗の 平均電力の 収支も 確かめよ.
一次閉回路に交流電源と \(R_1,L_1\),二次閉回路に \(R_2,L_2\) を描き,結合 \(M\),電流の向きと巻き方向を記す.
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考え方
素子一定の
電流を
の実部と すれば
後式より
とおく.行列式を実部と 虚部に 分けると
分母の
最大は
は最適値と 異なる.二次電圧を 負荷に よらず 一定と すれば が出る.今回は 一次電流も 負荷で 変わる.
時間領域の2式を
一周期で
総合演習 23
抵抗を
回転式コンデンサーを
電圧一定での
電気的トルクを,電源の 仕事と 静電エネルギーから 導け.電荷を に固定した 場合を 考え,両場合の0付近の 小振動の 角振動数と 安定条件を 比較せよ. 電圧一定で
安定な 系を,抵抗 を通して 電源 へつなぎ,外部トルク を加えた 定常応答で, と電圧ずれ の複素振幅を 求めよ. とし,ばねの 強さと 減衰係数を 表せ. 外部
駆動で 振幅 と を保つとき,一周期の ジュール熱を 求め,熱が 最大に なる を求めよ.
ねじりばねと回転軸につながる可動極板,固定極板,抵抗付き直流電源を描く.角度 \(\theta\),回転の向き,容量 \(C(\theta)\),外部トルクを示す.
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考え方
電源を
電源の
仕事は ,場の増加は である.差が軸の 仕事なので,トルクは .合トルクは ,ただし である.
電荷一定では
0での
安定条件は
電荷変化は
,電源の式は , である. の実部で 表し,複素振幅を 使うと
電流振幅は
.平均発熱 に周期を 掛けると
近似条件は
総合演習 24
不等間隔スリットは
遮光板に,
波長
の平面波を 垂直に 入射させると,板から 距離 の軸上で 各スリットの 光が 強め合う ことを 示せ.同次数で 波長 を集める 距離 を求めよ. 板の
手前の 軸上,距離 に点光源を 置く.第一の 集光次数に ついて,像までの 距離 の式と, での値を 求めよ. 平面波の
配置に 戻し,検出器を に固定する.軸上の 強さを 設計波長での 強さで 割った 式を,複素振幅の 和から 導け.設計波長に 最も 近い 両側の 零点の 波長を 求め,近軸展開で 位相まで 正しく 保つ条件を 検討せよ.
遮光板の対称な不等間隔スリットと軸を描く.平面波入射の配置,距離 \(a\) の点光源と距離 \(b\) の観測点の配置を並べ,\(y_j\) と最外スリットを示す.
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考え方
光路を
軸上距離
までの光路は . なら中 心軸からの 余分な 距離は で,位相差は となる.対称な 組の 光路も 等しく, 本が強め合う.波長 の同次数では より .入射側の
光路も 加えると, に依存する 部分は .光路差を とする 条件は
右辺が
とおく.共通位相を除くと
強さは
極限は1である.近い
二次近似が
総合演習 25
ホール電圧の
長さ
表示には
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平均速度には
定常状態で
横電流が0と なる 条件から を導き,4測定から を求めよ. 磁場なしの
定常伝導から 抵抗率 と を求めよ. 電流を
に保ち,磁場を0から へ切り 替える.切り替え後の 時間を とし,電子の 慣性を 無視して 横電場の 立ち 上がりを 求めよ.側面の 回路は 開き, が成り 立つ.立ち 上がり時間と 緩和時間を 比較せよ.
直方体試料に \(x,y,z\) 軸,電流,磁場を示し,横の2接点と縦の抵抗測定端子を描く.幅 \(w\),厚さ \(d\),長さ \(\ell\) と,横電圧の定義を記す.
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考え方
電流・磁場の
.横速度0でローレンツ力の 横成分が 消える 条件は である.電位差の定義から なので
表の
従って
磁場なしの
定常状態では ,従って . と より
慣性を
落とした 横成 分から , である.与えた全電流の 条件を 使うと
初期値0より
切り