仕事とエネルギー
エネルギーの諸形態の例題
著者:柚木芹香
エネルギーの
例題
例題 1
質量
失われた
運動エネルギーを 求めよ. ディスクの
温度上昇を 求めよ. 同じ車が2倍の
速さ(時速 )から止まる とき,温度上昇は 何倍に なるか.
ブレーキのディスクとパッド.走る車のブレーキ部分の模式図.車輪と一緒に回るディスクを2枚のパッドが両側から挟んでいる.パッドとディスクの接触面で熱が出て,ディスクの温度が上がることを矢印で示す.
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考え方 (1) は
なので
より
である.実際は
運動エネルギーは
速さの2乗に 比例するので,速さが2倍に なると は4倍である. も 4倍,約 になる.高速からの 急ブレーキや 長い 下り坂で ブレーキが 過熱するのは,この ためである.
例題 2
成人が1日に
1日の
平均の 消費電力を 求め, の電球と 比べよ. ご飯1杯の
エネルギーを とする.体重 の人が この エネルギーを 使って 山を 登る とき,何 登れるか.筋肉が食べ物の エネルギーから 仕事に 変える 効率を 25 % と する.
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考え方 (1) は1日の
,1日は なので
である.安静に
食べた
エネルギーは で,仕事に使えるのは その 25 % なので である.登る高さを とすると がこれに 等しいので
である.残りの 75 % は
ポイント ここまでの
質量
の物体の 運動エネルギー がすべて,質量 の別の 物体(ブレーキなど)の 温度上昇に 使われるなら, から温度上昇が 求まる.運動する 物体と 温められる 物体が 別なら と は異なる.速さが2倍だと,移る エネルギーも 温度上昇も4倍に なる. 人は
食べ物の 化学エネルギーを,1日平均で 約 の割合で 使っている.仕事に 変わるのは 効率の 分だけで,残りは 熱に なる.