力と運動の法則
慣性の法則の例題
著者:柚木芹香
慣性系の
例題 1
水平で
電車の
中の 人から 見て,ボールは 投げた 人の どこに 落ちてくるか. 投げてから
手元に 戻るまでの 時間と,その間に 地上の 人から 見て ボールが 進む水平距離を 求めよ.
一定速度Vで走る電車内で,ボールを真上に速さuで投げる初期状態.求める地上からの軌跡は描かない.
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考え方 地面を
水平方向には
力が 働かないので,ボールの 水平速度は 投げた 瞬間の 値 のまま 変わらない.この 値は 電車の 速度と 同じなので,電車の 中の 人から 見ると,ボールは 水平に は 動かない.したがって,ボールは 投げた 人の 手元の 真上を 往復し,手元に 落ちてくる. 鉛直方向は
重力だけを 受ける 運動で,上向きを 正と すると,高さは である. となる 時刻から を得る.
この
である.地上の
ポイント ここまでの
地面から
見て 等速直線 運動を する 電車は 慣性系である.その中では,ボールを 投げ上げても 止まっている 部屋の 中と 同じように 運動する. 例題のように,水平方向に
力が 働かなければ 水平速度は 変わらない.力の 有無を,慣性系の 立場から 数えるのが 基本である. 同じ
ボールの 運動でも,電車の 中からは 鉛直な 往復,地上からは 放物線に 見える.どの 基準系から 見るかを 先に 言うと,運動の 描き方が 決まる.