外部運動と内部運動
重心のまわりの分解と外積
著者:柚木芹香
定理 数学の
和と
平行軸の
である.
2体の
である.
練習 1. 質量
答え:
練習 2. 質量
答え:
例題
例題 1
質量
投げ出す速さ6.0 m s⁻¹と角60度,角速度15 rad s⁻¹,最高点で棒が鉛直になるという条件を示す.求める時間・高さ・端点速度は表示しない.
最高点に
達する 時間と,最高点の 高さを 求めよ. 最高点までに
棒が 回る 角と,重心の まわりの 角運動量の 変化を 求めよ. 最高点で
ちょうど棒が 鉛直に なると して,両端の 速度の 水平成分を 求めよ.
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考え方 重心は
鉛直成分は
. ,高さは . より で,変化は0.回る角は .最高点で
重心は 水平に .回転による 端の 速度は 水平で 大きさ ,向きは両端で 逆なので,水平成分は と .運動エネルギーは投げた 直後 ,最高点 で,差 は に等しい.内部の は変わらない.
例題 2
なめらかな
球1と球2は糸に垂直な同じ向きへ,それぞれ3.0 m s⁻¹と1.0 m s⁻¹で進む.長さ0.80 mと質量を示し,求める重心距離の数値は表示しない.
重心の
速さ ,重心のまわりの 角運動量 ,角速度 ,糸の張力 を求めよ. 球2の
小さな 巻き取り機で 糸を ゆっくり 巻き取り,長さを にした. , ,巻き取り機の仕事を 求めよ.
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考え方 外力が
.G から球1までは ,球2までは . , より , .球1の向心力から . が一定で .重心系の速さは と になり, は(第6章の) から に増える.巻き取り機の 仕事は .重心は のまま 直進する.
例題 3
地球(質量
地球と月を真上から見た図.共通の重心 G(地球の内部)を中心に,地球と月がそれぞれ円を描く.地球は自転の矢印も付け,月までの距離 \(r\) を示す.
地月系の
重心の まわりの 公転の 角運動量を 求め,地球の 自転の 何倍か 答えよ. 潮汐の
力で 地球の 自転は 遅くなり,1日の 長さは100年で 長くなる.この間に 地月系の が変わらないと して,月と 地球の 距離は100年で 何 m 変わるか.ただし地球の 自転の 慣性モーメントは 一定,円軌道の ままとし,この 変化では 公転の 角運動量が 中心間距離の 平方根に 比例すると いう 関係 を用いてよい.この 関係の 導出は 次章で 扱う.
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考え方 (1) 2体の
, . .自転の約4.9倍である. 自転の
角運動量は なので,100年の減少は .これが公転に 移る.問題文で 与えた 関係より .よって . (年に約3.6 cm).月は 遠ざかり,実測値(年に 約3.8 cm)に 近い.
ポイント ここまでの
分解の
交差項は, と外積の 分配で 消える. 平行軸の
定理 は, を剛体に 使った 結果である. 2体では
.一様な
重力では は一定.内力は を保ったまま を変える. 地月系では,自転が
失った が公転に 移り,月が 遠ざかる.撃力を 受ける 剛体の 衝突は 後の 節で 扱う.