全範囲の総合演習
IPhO の問題を発展させる(1)
著者:柚木芹香
連結ピストン,蛍光灯回路,惑星に
総合演習 53
熱量と
水平な2本の
測定量 | 値 |
|---|---|
熱源の | |
Aの |
第一法則から
一定を導き, と を測定値から 決めよ. 各気体と
駆動装置の 仕事を 求め,収支も 示せ. 駆動装置を
一定の 右向きの 力 を与える ものに 替え,固定を 外す.連結体の 質量は とする.終位置を 平衡に 保つ と,Bが振動中も 等温である 場合の 小振動周期を 求めよ.条件も 示せ.
剛い棒で結ばれた2本のピストンを外部駆動で右へ変位zだけ動かす.気体Aの壁は断熱され,気体Bは温度T₀の熱源に接する.両側の断面積はAで,破線は初位置を示す.初状態はp₀,V₀,T₀,変位後の体積はV_A=V₀+Az,V_B=V₀−Azである.
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考え方
気体は
, と,第一法則 より
Bの
以下は
圧力を
体積で 積分すると
静止状態間の
である.従って .終位置からの変位を とすると,Aの 圧力変化は ,等温Bは .一定外力を加えると
近似には
総合演習 54
力率補償と
抵抗
100 | 1.118 |
200 | 0.8839 |
400 | 0.5590 |
複素数を
使い, を に対して 直線化して を求めよ. で,理想コンデンサーを電源に 並列に つなぎ,電源電流を 電圧と 同位相に する.容量,電源電流の 実効値と 各平均発熱を 求めよ. 同じ
振動数で 温度 のヒーターを 加熱する.熱容量は ,外への放熱仕事率は , とする.電気の 過渡を 無視する. と,初めて に達する 時間を 求めよ.抵抗の 温度係数を として,抵抗一定の 近似を 評価せよ.
交流電源V(t)=√2 V_e cos ωtに,電流計,抵抗rと自己インダクタンスLをもつコイル,抵抗R_h=60.0 Ωのヒーターを直列接続する.電流計は直列枝の実効電流I_eを測る.破線のコンデンサー枝は小問(2)で電源に並列接続する.V_e=100 Vである.
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考え方
電圧・電流は
とすると, , .従って
コンデンサーは
.電源の複素電流は
虚部0より
和は
熱収支は
.定常値は ,時定数 より
丸め前の
総合演習 55
重力アシストの
恒星の
恒星系での
単位質量あたりの エネルギー増加を で表せ.反作用を 含め保存則を 説明せよ. 衝突径数
,最接近距離 と の関係を 導け.中 心力軌道の 式
を
のもとでエネルギー増加を 最大に する を求めよ. , , , の場合,恒星から 脱出できるか 判定せよ.無限遠での 速さと 条件も 示せ.
惑星の位置を基準に直交方向e_x,e_yを示す.惑星速度はU e_y,相対入射速度はu e_xであり,探査機は惑星の下側から入り,+y側へ曲がる.入射漸近線と惑星の間が衝突径数b,惑星から最接近点までがr_pである.破線の円は半径R_*の安全境界を示す.軌道の形は模式的である.
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考え方
二体散乱と
惑星系の
エネルギー保存から 入射・出射の 速さは .恒星系では
恒星からの
惑星の
最接近点での
エネルギー・角 運動量保存から
最後は
は とともに減り, は で最大なので
許される
円軌道から
総合演習 56
交互の
幅
複素振幅で
強さ分布を 導き,主極大の 方向を 求めよ.幅の 効果は 各点の 振幅の 積分で 求めよ. 波長
と , の光を 分ける.主極大同士が 最初の 暗線まで 離れれば 分解可能と する. , について 一次 近似の 分解条件を 求めよ. の方向,単スリットの 強さ因子,必要な 偶数の 最小 を求めよ. 強さと
位相を 保ち,偶数番を 水平偏光,奇数番を 鉛直偏光に 替える.法線強度と 主極大の 方向を 求めよ.水平・ 鉛直の 振幅を 同符号で 足す の検光子を 後に 置くと,最初の 分布と どう 関係するか.経路の 記録を 残す量子力学とも 対応させよ.
上段は幅a,中心間隔dのN本のスリットを示す.Nは偶数で,奇数番に位相をπずらす素子を置く.平面波は垂直入射し,観測方向の角θは法線から測る.下段は小問(3)の偏光をスリット正面から見た図で,偶数番は水平,奇数番は鉛直であり,位相πの素子を保つ.光の後方に45°の検光子を置く.途中のスリットは省略している.
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考え方
光路差を
中心の
座標を として,単独の 振幅は 法線の 振幅 に対して
分母0は
最初の
ゼロは より .極大の間隔は なので
とおく.偶数群と奇数群の 振幅は
法線で
量子力学でも