対称性から組み立てる力学(発展)
光の速さと時空の演習
著者:柚木芹香
出来事の
演習 1
慣性系Aで
Bで,両端の
位置を 同時に 測って 得る 棒の 長さを 求めてください. Aで
同時に 両端の 位置を 記録した2つの 出来事をBへ 変換した 場合,その 位置の 差を 棒の 長さと 呼べますか.
Aで静止した棒の両端P,Qと長さL₀,Bの進む向きを描く.測定値は示さない.
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考え方 長さは,測る
なので, .Aで
, とした2出来事は,Bでは , .同時ではないので,この はBでの棒の 長さではない.
確かめ:Bで
演習 2
慣性系Aで,出来事PからQまでの
間隔
を求めてください.Pで 発した 光や,光より 遅い物体がQへ 届く ことは ありますか. PとQが
同時に なる 慣性系Bの 速度 と,Bでの位置の 差を 求めてください.
横軸x,縦軸ctにPとQを置き,Pを通る左右の光の道すじを破線で示す.Qの座標を問題の値で示す.
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考え方 時間差を
.PからQへ進むには 平均速度 が必要なので,光や 光より 遅い物体では 届かない. より . で, .
確かめ:Bでの
演習 3
慣性系Aで,
右と
左からの 光を 受け取るAでの 時刻を それぞれ求めてください. 2回の
受信の 間に,受信器自身の 時計が 刻む 時間を 求めてください.どちらの 光が 先に 届きますか.
左右の発光器を−d,dに置き,t=0で原点にいる受信器の右向き速度vと,2本の光の向きを示す.
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考え方 Aで
右からの
光は なので .左からの光は なので .Aでの
受信時間差は . より .右からの光が 先に 届く.
確かめ:同時の
演習 4
慣性系Aの
反射した
時刻と 位置, における 距離 を求めてください. 反射器の
時計は,Aで のとき0を 示していました.反射の ときの 時計の 読みを 求めてください. を初めの 距離と する 見積もりが,な ぜ 誤るかも 説明してください.
横軸x,縦軸ctに原点の送受信器の縦線と,初めにx=dにある反射器の斜線を描く.往復する光の折れ線を示すが,交点の値は書かない.
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考え方 Aでは
反射時刻を
とすると,反射位置は ,復路の時間は 同じ .したがって , . より .同じ
反射器の 時計の2つの 読みを 比べるので, . は反射した 瞬間のAでの 距離であり,光を 出した 瞬間の 距離ではない.
確かめ:反射器は
演習 5
慣性系Aで,3つの
BでのQとRの
を求めてください. PからQ,PからR,QからRへ,光または
光より 遅い 信号を 送れますか.時刻の 順序が 系に よって 逆転する 組と,逆転しない 組を 区別して 説明してください.
x,ctの図にP,Q,Rを問題の座標で置き,Pから出る左右の光の道すじを破線で描く.信号の可否やBの座標は描かない.
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考え方 変換は
より,Qは ,Rは .BではQはPより前,RはPより 後に 起こる. PとQの
間隔は で,信号は送れない.この 組の 順序は 系に よって 逆転する.PからRは で,速さ の信号が 届く.QからRは , なので,左向きの光が 届く.信号で 結べる この2組の 順序は,全慣性系で 同じである.
確かめ:BでQからRへの
ポイント 教える
どの