力学の総合演習
軌道と潮汐の総合問題
著者:柚木芹香
重力の
総合演習 16
軌道上で
重力定数と
重力差,遠心加速度,コリオリ加速度を
一次まで 取り,相対 運動方 程式を 導いてください. 初期位置0に
対する を求め, の帰還と, の1公転後のずれを 比較してください. , で数値を 示してください. でも,厳密な二体軌道で1公転後に 完全帰還するとは 限りません.カプセルの 長半径と 周期を の2次まで求め,線形模型で 消えた 効果を 説明してください.
問題図.共回転する動径方向と進行方向を示します.放出後の軌道は未知です.
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考え方 ステーション自体の
重力加速度の
差は .相対座標にかかる 遠心加速度は ,コリオリ加速度は なので
接線方向の
第2式から
.第1式へ代入して .初期条件を使い,さらに を積分すると
の地上系初速度は 接線成分 と動径成分 .単位質量当たりエネルギーは だから,新しい長半径 は
線形近似で
解答図.初期状態は放出点です.再生すると動径放出だけの帰還と,接線誤差を含む場合のずれを比較できます.
総合演習 17
潮汐に
架空の
保存する
全角 運動量を 使い, に対する 自転角速度と,同期 の半径を 求めてください.内側にも 同期解が あれば,今回の 進化が どちらへ 向かうかを 説明してください. 惑星の
自転と 衛星の 公転の エネルギーの 和が,現在から 同期まで どれだけ 変わるかを 求めてください. 衛星へ
与えるトルクを と外挿する 模型で,同期半径までの 時間を 見積もり,増加率一定の 推定と 比べてください.さらに に変更すると,正確な 同期に 達する 時間は どう 変わりますか.
問題図.速く自転する惑星と円軌道の衛星を示します.同期距離は示しません.
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考え方 角
全角
運動量は . , なので, を単位に すると .従って
左辺の
エネルギーは
. を単位に すれば .現在は ,同期時は .従って減少量は .公転エネルギーは増すが,自転エネルギーが それ以上に 減る.直接にも と確かめられる. を微分すると .現在の値で 規格化すれば .従って
一定増加率なら
解答図.現在の距離から開始します.再生では半径を走査し,自転と公転の角速度が等しくなる交点へ進みます.潮汐進化の実時間表示ではありません.
総合演習 18
伸縮する
円軌道を
伸縮しない
瞬間の 各おもりに 必要な 内向き軸力と,中 心まわりの 重力トルクを,潮汐の 一次近似で 求めてください.特に ではどうなりますか. とし, の変化を1操作中の 主要項では 無視できる 場合を 考えます. で第1組が 長い 状態から 始め, で2組の長さを 交換し, で再び交換して 初めの 配置へ 戻します.交換は 姿勢が ほとんど 変わらない 短時間に 行い,常に2組の 半長の2乗和を 一定に 保ちます.径方向の 運動エネルギーは 装置が 回収し,操作前後には 残しません.装置が おもりに する 正味の 仕事と,自転角 運動量の 変化を 求めてください. 全角
運動量と 全エネルギーの 収支を 照合してください. , , , , , で,回収できる仕事と 近似の 精度の 目安を 計算してください.
問題図.中心の円軌道と衛星の内部構造を別縮尺で示します.動径に対する姿勢角を使います.
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考え方 中心の
中心とともに
並進する 慣性方向の 軸で,動径・接線方向の 重力差は .動径となす角 ,中心からの 距離 のおもりへの 軸方向重力差は .必要な向心加速度は だから内向き軸力は
第1組は
と置く.1回目の 交換では 動径を 向く 第2組が ,接線を向く 第1組が と変わる.装置の 仕事は 各おもりに ついて .2個ずつを数え, 一定によって の項が 打ち消される ことを 使えば
径方向の
長さ交換の
外部の
中心力は 天体中心まわりの 全角 運動量を 変えないので .円軌道の , を微分すると .自転側では なので,元の姿勢・長さに 戻った1操作では
公転の
解答図.初期状態は長い組が動径方向です.再生で半回転と2回の長さ交換を示し,2乗和一定の条件を保ちます.
ポイント この
共回転系では,重力差と
一次近似で
潮汐進化の
伸縮装置の