力学の総合演習
回転・摩擦・振動をつなぐ
著者:柚木芹香
摩擦が
総合演習 13
二つの
水平な
両抗力と,
の運動を 求め,最初に どちらの 接点で 相対速度が0に なるかを 計算してください. そこで
固着が 可能か 判定し,可能なら 固着の 終了位置と 継続時間を 求めてください.その 直後の 運動と,右接点でも 固着するかを 調べてください. 両側が
滑る間と 左側が 固着する 間に ついて,駆動装置の 仕事率,散逸率,梁の 運動エネルギー変化率を 照合してください.
問題図.接触面の速度を示します.梁は水平を保ち,重心は支持点の間にあります.
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考え方 まず
, より , .両側が指定方向に 滑る間は . , として , .最大速度の候補 が より大きいので,先に 左で 相対速度が0に なる.その 位置と 時刻は
左で
固着すれば 一定だから,右の滑り摩擦 を打ち消す が必要である. は
と
両側滑りでは
駆動から 接触を 通じて 供給される 仕事率と 散逸率は
差は
解答図.左へずれた静止状態から始めます.再生で左接点の滑りが止まり,再び滑り始める過程を確認できます.
総合演習 14
回る
水平な
接点の
速度条件と 並進・ 自転の 式から, の運動方 程式を 導いてください. 慣性系での
軌道を 求め,円板と 同心の 円に なる 初速度を 示してください.その 初速度を 逆向きに すると 円の 中心と 最大距離は どう 変わりますか. 滑らないための
摩擦条件と,球の 全運動エネルギーの 変化を 求めてください. , , の同心円 運動で 必要な 摩擦係数を 計算してください.
問題図.任意の水平初速度を与えます.初回転は滑りなし条件を満たすよう準備します.
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考え方 接点の
接点の
速度条件は .水平摩擦力を とすると , .拘束を微分し, を使うと
鉛直トルクは
速度は
大きさ一定で 角速度 で回る.積分すると
中心は
, より .球の全運動エネルギーに 対する 接触力の 仕事率は,接点速度を 用いて
よって
解答図.初期位置は台中心の右側です.逆向きの初速度を与えた球の軌道を,地上系と円板系で同期再生します.
総合演習 15
内部ローターを
鉛直断面が
開放時と
連結時の 周期を,力と トルクから 求めてください. 開放状態で
振幅 の転回点から 放し,最下点で 短時間に 連結します.直後の 速度,次の 転回点の 振幅,失われた エネルギーを 求めてください.床からの 力積を 無視してよいでしょうか. 次の
転回点で 開放し,同じ 操作を 繰り返します.半往復を1操作と して 振幅と 所要時間を 求めてください. , , で,振幅が初めの 半分以下に なる 最小操作回数を 求めてください.
問題図.固定した溝の内側を転がる殻と,同軸の内部ローターを示します.
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考え方 連続
中心の
接線加速度を ,上り方向の角を とし,接線摩擦を とする. ,転がりと殻の 回転の 式から .従って .連結時は を に置き換える.
開放した
最下点直前の
中心速度を とすると .瞬間の接点まわりの 角運動量は,殻の 回転方向を 正に 取れば 直前 ,直後 .床の力積は この 点まわりに モーメントを 持たないので
中心の
転回点では
殻も ローターも 静止しているので,開放しても 力積と エネルギー変化は ない.従って 操作後の振幅は ,エネルギーは 倍.各操作は開放の4分の1周期と 連結の4分の1周期で, .数値では , , . から ,最小4操作,時間約 となる. なら ,周期差も損失も 消える.
解答図.開放状態の転回点から始めます.下降と上昇を別々の位相で再生し,連結後に小さい振幅へ到達します.
ポイント この
摩擦方向と
駆動面との
並進の
内部状態を