全範囲の総合演習
力学の総合問題(2)
著者:柚木芹香
保存則と
総合演習 25
二つの
ねじり定数
環の
力を 積分し,抵抗トルクと 自由 振動の 方程式を 求めてください. 包絡線を
,山の間隔を とします.山の高さの 比から ,周期から を求める 式を 導いてください. 対 の両端の2点から を求め,中間点と 照合してください. , とします.
の独立な 標準不確かさだけを とし, の標準不確かさを 求めてください.厚さ のすき間の 平衡化時間 は振動時間尺度より 十分短い 必要が あります. として 最大厚さで 確かめ,すき間を 狭め続ける 方法の 限界を 述べてください.
上下の固定平板と水平円盤の断面.上のすき間は2h,下のすき間はhで,円盤の半径はR.液体の密度はρ,粘性係数はη,つり線のねじり定数はκ.別の上面図にねじれ角θと,半径rの環およびその幅を示す.環の幅は模式的に拡大している.
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考え方
慣性を
半径
,幅 の環の 面積は ,速さは .厚さ の側の 抵抗トルクは .積分し両面を足すと
従って
の代入で .振動解は , , .山 は同位相なので
とすると,差を 取るので .切片は だから
固有角
総合演習 26
質量を
球対称な天体
最初の
変化後の 比エネルギー ,比角運動量 ,近点・遠点の距離,長半径を 求めてください. 2回目以後の
束縛条件と,変化地点が 近点か 遠点かを 分類してください. で両端の 距離と 離心率を 求めてください. と同じ 最終質量まで 一度で 変える 場合と,非常に ゆっくり変える 場合を 比較してください.後者では 円に 近い 軌道を 仮定して 半径と 周期を 求め,時間尺度の 条件も 示してください.
左に天体M_0,探査機mの初期円軌道,半径r_0と変化点Pを示す.Pにいるときに天体が初期質量の1/4を失う.右は次の最遠点Qで残存質量の割合sを失う配置を模式的に示す.
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考え方
中
初速は
であり, .残存質量 に対して
半径速度0の
とすると
従って
最終質量
に一度で 変えると で脱出する.遠点で 減らす方が エネルギー増加 は小さい.
ゆっくり減る
総合演習 27
励起の
中性粒子
相対論では
質量増加を
慣性に 入れない 非相対論近似で,しきい 入射エネルギー ,共通速度,各粒子の並進エネルギーを 求めてください. 不変量から
相対論的な しきい値を 求め,(1)との 差を 数値で 評価してください. しきい値で
生じた 核が,他の 粒子と 相互作用せずに 光子1個を 放出して 基底状態に 戻ります.核の 静止系の 光子エネルギー ,実験室で進行方向・逆方向の 値 を求め, の理由を 説明してください.光子の ローレンツ変換は , , と与えます.
中性粒子a,質量mが,静止した標的核A,質量Mへ入射する.反応はa + A → a + A*.別の小図に励起核A*の進行方向と,進行方向および逆方向の検出器を示す.励起核の静止質量はM_* = M + Δ/c²である.
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考え方
重心
入射
運動量を ,衝突後の速度を とする. の下で,運動エネルギーは
最小は
速度は
入射エネルギーは
で, .初期の不変量は
終状態の
差を
励起核の
静止系で,基底核の 反跳 運動量の 大きさも だから
移項して2乗し,
非相対論近似には
総合演習 28
可変長振り子の
鉛直面内の
長さ
短縮前後の
接線速度の 比と 転回角 を,小角近似なしで求め,転回条件も 示してください. 短縮・伸長の
各仕事と その 和を 求めてください. , , , , で と正味の 仕事を 計算してください. 長い
状態の 転回点から 最下点へ 戻る間だけ,転回点の 振動エネルギーの 割合 を失う 模型へ 変えます. とし,他の 区間に 散逸は ありません.縮める 直前の 最下点の エネルギー の漸化式と 増幅条件を 求めてください. で必要な 短縮割合 の下限を 評価し,無限に 続く 指数増幅が 物理的に 成立するか 調べてください.
左に長さℓの棒,小球m,鉛直から測った初期角θ_0を示す.中央は最下点でℓからqℓへの短縮,右は次の転回点でqℓからℓへの伸長.切り替え中は棒の角度を変えない.破線の小球は切り替え前,実線の小球は切り替え後で,角度と長さの比は模式的に描く.
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考え方
操作には
最下点を
基準とし, .最下点で ,短縮中は なので .短い状態の 上昇では
従って
最下点で
縮めると 運動エネルギーは から ,高さは だけ増す.従って
転回点では
伸長後の
操作後の
転回点の エネルギーは .帰り道の散逸後は
転回には