全範囲の総合演習
熱と分子の総合問題(1)
著者:柚木芹香
気体の
総合演習 29
小孔が
容積
とします.孔径
単位時間当たりの
流出数と 平均 運動エネルギーを 求めよ. に対し ( )を用いてよい. 壁の
熱容量を 無視し, ,温度 を求めよ.初期の 単位時間当たりの 流出数は とする. 壁が
気体と 同温で 熱容量 一定なら を求めよ. で の温度を 熱容量0の 場合と 比較し,壁を 無視できる 条件を 示せ.
容積Vの固定容器内に分子数N,温度Tの気体があり,断熱壁の面積Sの小孔の外側は真空である.孔の外向き法線をx方向とし,入射速度成分v_x,v_y,v_zを別の模式図に示す.初期条件はN_0,T_0=320 Kであり,小問(3)では壁の熱容量C_wを考える.
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考え方
理想気体の
到達する
層の 厚さは である. , とおくと,流出率 は
流出集団では
として,剛体容器の 収支は
気体と
壁を 合わせ, とすると
壁ありで
総合演習 30
衝突する
中性気体に,質量
平均速度の
式と,定常速度 の移動度を 求めよ. 次の
測定で を最小に し, と の標準不確かさを 求めよ.電場の 誤差は 無視し,各速度の 独立な 標準不確かさを とする.
数密度
の粒子流を とする.熱平衡で , から を導け.電場 で,薄い初期層を 平均距離 運ぶ時間と位置の 標準偏差を 求めよ.幅を 未満にする 電場と,熱分布を 保つ弱電場の 条件を 比べよ.
中性気体中の電荷+eのイオンを薄い初期層として描く.電極間の電場Eはx方向を向き,初期層から観測面までの距離はLである.小問(3)の条件はE=2.00×10^3 V m^−1,L=1.00×10^−2 mである.
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考え方
衝突に
衝突しない間の
加速は ,衝突による 平均速度の 減少は である.従って
二乗和の
による 微分を0と すると, .誤差を重み で足すと
平衡分布を
微分すると . より である.分散は 増し,
幅の
熱速度を
総合演習 31
臨界点で
一様な1相の
を
可逆断熱変化の
を第一法則から 求め,断熱音速 と等温の 速さ を導け. , で両速さを 求め, の違いを 説明せよ. , , , として 数値も 求めよ. 波の
角振動数 ,局所平衡化時間 ,熱交換時間 で両過程の 条件を 示せ.臨界点での 断熱温度変化を モル体積変化 で表し,線形近似の 条件を 示せ.
1相の気体中の縦波を,粒子の密な圧縮部と疎な希薄部で示す.下の模式図はモル体積w,温度Tの局所の気体要素であり,破線は体積変化δwを表す.外界との熱交換を双方向の矢印で示し,熱交換時間をτ_hとする.
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考え方
断熱線と
モルあたり
とすると, .引力の項が 相殺され, となる.従って
と を代入すると
臨界点では
局所平衡には
が必要である. なら断熱, なら等温へ 近づく.中間では 位相差と 減衰が 生じ,両速さの 平均では 表せない.
断熱の
総合演習 32
固めて
モル自由エネルギーを
とし, , から共存圧力 の傾きを 導け.圧力が 最小に なる 温度と, から への共存圧力の 変化を 求めよ. 物質量
の液体を の共存圧力から,可逆断熱で 固める.固体の 割合を とし, と に達する 割合を 求めよ.また を保って 全量を 固める 場合の 吸熱を 求め,冷却の 理由を 説明せよ. 固体原子の
独立な2状態を 磁場で に分ける.確率は , ,モルエントロピーは とする.液体への 磁場の 影響は 無視し,磁場一定で 固体の エントロピーを 導き, のとき,磁場下の 共存圧で から微小量を 断熱固化し,冷えるか 判定せよ.
圧力pを受けるピストンをもつ断熱容器内に液相と固相を模式的に描き,温度Tと固体の割合xを記す.右側は磁場によって分かれた固体原子の二つの準位で,上が+ε,下が−εである.
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考え方
可逆断熱で
共存曲線で
とすると, だから
傾きが
冷やすには
可逆断熱なら,全エントロピー
は初期の に等しい.従って
等温では
とおく. , なので
磁場下では