万有引力と天体
極座標の演習
著者:柚木芹香
動径方向と
演習 1
原点Oの
速度を
直交座標の 成分で 表し,速さを 求めよ. 加速度を
直交座標の 成分で 表せ.
y軸上の点での単位ベクトルを示す模式図.
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考え方 まず
, なので .速さは . , .したがって . は速度, と は加速度の 次元である.
演習 2
原点Oから
Oを
原点と する 極座標で , を表せ. 極座標の
速度の 式から,Pの 速さが で一定である ことを 示せ.
円の中心と極座標の原点を示す模式図.
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考え方 円の
, .指定した区間では だから , . , .よって , .Oからの距離は 変わっても,速さは 一定である. ではPがOへ近づき,極座標は 原点で 定義できなくなるが,速さは 有限の ままである.
演習 3
質量
Oの
まわりの 角運動量 と,面積速度を求めよ. が成り 立つことを,重力の 成分から 確かめよ.
原点からずれた鉛直の運動を示す模式図.
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考え方 直交座標で
.面積速度は符号つきで .上昇中は正,頂点で0,下降中は 負である.幾何学的な 面積の 増加率を 求める 場合は 絶対値を とる. , より . なので . の単位は ,その微分は . では角運動量と 面積速度が 一定に なり,等速直線 運動の 結果に 戻る.
演習 4
平面内で
速度,加速度を
極座標の 成分で 表せ. 必要な
合力は 中心力か. の場合,力の 動径成分が0でも 半径が 増す理由を 説明せよ.
指数関数的に広がるらせんを示す模式図.
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考え方
, .速さは で増える. だから中 心力ではない. なら で,動径方向の加速度 は0でも,距離の2階微分 は正である.向きが 回る 分が 差を 生む. で半径一定の 円運動と なり, に戻る. の単位は 加速度である.
演習 5
質量
と,必要な力の 外向き成分 を時刻の 関数で 表せ. 距離が
最小に なる 瞬間にも 力がOを 向く ための の条件を 求めよ.その 条件だけで 全時刻に わたって 力がOを 向くと 言えるか 調べ,全時刻での 条件も 求めよ.
中心力運動での距離の範囲を示す模式図.
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考え方 中
, より . が一定なので である.最小距離では
. の条件は .ただしこれは 全時刻の 条件とは 限らない. とすれば,外向きの 項が 生じる 半周期で 必要な 条件は ( ). より,最大値は なら , なら .したがって全時刻の 条件は,それぞれ , である.最小距離だけを調べれば 十分なのは の場合である. と はともに の次元を もち, で円運動に 戻る.
演習 6
Oを
と を で表せ. 必要な
合力が 中心力である ことを 示し,その 大きさの への依存性を 求めよ.
面積速度を一定に保つ円の軌道を示す模式図.
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考え方
. なので, . を入れると . . より,力はOを向き,大きさは で,距離の5乗に反比例する. の単位は だから, は加速度である.Oへ 近づくと力は 発散するので,Oその ものを 通過する 運動までは この 模型で 扱えない.
ポイント 教える
速度の
成分を,その 位置の 単位ベクトルと 一緒に 図へ描かせる. と動径加速度の 違いを,円の 中心と 極座標の 原点が 異なる 例で 説明させる. 面積速度が
一定か どうかは,原点の まわりの トルクで 判断させる. 演習5では,1つの
特別な 瞬間の 条件が 全時刻の 条件に なるかを 確かめさせる.