電磁波(発展)
加速する電荷の放射と散乱の演習
著者:柚木芹香
遅れ,放射の
演習 1
小さな
とします.
各点に
放射が 届き始める 時刻と 継続時間を 求めよ. 各点で
パルスが 届いている間の 放射の 強さの 比 と,z軸上の放射電場を 求めよ. は に比例します.
電荷qから正のz方向へ加速度a_0を示す.観測点Aはz軸となす角30°,距離rにあり,Bは角90°,距離2rにある.
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考え方 到達の
Aでは
,Bでは から始まる.継続時間は どちらも である. .z軸上は だから放射電場は0である.これは 静電場も0と いう 意味ではない.遠方場では 源の 大きさと の比,および が小さく,運動の 速さと の比も 小さい ことを 前提と する.
演習 2
電荷の
同じ
一様電場に 入れた 直後の,軽い 粒子と 重い 粒子の 放射電力の 比を 求めよ. 同じ
一様磁場に,磁場へ 垂直に 入れた 直後の 比を 求めよ.初めの 放射損失は 無視できるとします.
質量mと4m,電荷の絶対値e,運動エネルギーKの2粒子を二つの場合に示す.左は青い一様電場,右は緑の⊙で表す一様磁場への垂直な入射である.右の矢印は入射方向だけを示す.
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考え方 等しい
, より . , . だから , .磁場は仕事を しないが,運動の 向きを 変えて 加速度を 生じさせる.適用条件は が十分 小さい ことで,重い 粒子に ついても 同時に 満たされる.
演習 3
希薄な
1.0 | 1.0 | 2.0 |
1.5 | 1.0 | 10.1 |
2.0 | 0.50 | 8.0 |
1行目と3行目から
を求め,2行目を 確かめよ. , での散乱電力を 予測せよ.入射振幅の 変化を 無視すると,1行目と3行目から をいくつと 誤りますか.
振動数ν,電場振幅E_0の光を希薄気体に入射させる.同じ方向・同じ距離に固定した検出器が散乱光を受ける.
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考え方 入射振幅の2乗で
.3行目との比は より , .2行目の予測は で,測定の桁で10.1に 一致する. .振幅変化を無視すると として を得る.4乗則は 測定範囲では 支持されるが,共鳴へ 近づく 範囲までの 外挿は できない.レイリー近似では 光の 角振動数と 電子の 固有角 振動数の 比が 十分 小さい ことも 必要である.
演習 4
束縛された
に
を複素振幅 を用いた の実部と して 解き,平均放射電力を 求めよ. 同じ
で と の放射電力の 比を 求め,単純な 則と比較せよ.
固定した束縛中心からx方向に変位した電子を示す.固有角振動数はω_0で,青い入射電場の駆動角振動数はωである.
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考え方 加速度の
代入すると
,従って .正弦振動の2乗平均から
と
分母も
比較すると,比は .4乗則だけなら である. が十分 小さい 場合にのみ 分母を 一定と みなせる.ここでは 最大1/4なので その 近似は 粗く,さらに が小さい 範囲で 放射式を 使う.
演習 5
固定した
円軌道の
力学的エネルギー と放射電力 を導け. から,半径が になるまでの 時間を 求めよ.この 範囲で 速さが 光速より 十分小さく,1周中の エネルギー損失も 十分 小さいか 確かめよ.
固定した正電荷+eのまわりの,初期半径r_0の円軌道を破線,一般の半径rの円軌道を実線で示す.一般の軌道上の電子と質量mを記す.
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考え方 各瞬間の
だから , .運動エネルギーと電位エネルギーの 和は , . より .積分すると
と
ポイント 教える
遅れを
含む 時刻と,電荷が 加速した 時刻を 区別させます. 放射電場の
ない 方向にも 静電場は 存在しうる ことを 問います. 散乱の
測定では,入射光の 振幅を そろえた 比較に なっているか 確かめさせます. 古典原子の
収縮では,速さと1周期の 変化の 両方から 近似を 点検させます.