原子核と素粒子
放射性崩壊と放射線測定の演習
著者:柚木芹香
核数と
演習 1
単一核種の
半減期・崩壊定数・平均寿命を
求めよ. 初めの
核数と 崩壊した 核数を 求めよ.
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考え方 放射能
より . , . .崩壊数は . は無次元と なる.
演習 2
質量数232,原子番号90の
各崩壊の
回数を 求めよ.途中の 放出で回数は 変わるか. 単色の
線の未散乱光子数が 厚さ の板で 半分に なる. として, と透過数を1/32以下に する 最小厚さを 求めよ.
質量数232,原子番号90から,質量数208,原子番号82へ変わる崩壊系列.別図にγ光子束,厚さxの板,検出器を示す.
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考え方 質量数から
回数を
とすると , .よって , である. 放出では質量数・原子番号は 不変. から . より で,最小は .散乱光子も検出する 配置では,この 指数則を そのまま 使えない.
演習 3
単一核種を
開始時刻 | |
|---|---|
5200 | |
2800 | |
1600 |
を片対数で 直線化して 半減期を 求めよ.総計数も 直線に なるか. 計数の
不確かさは その 平方根で,正味計数の 分散は である.両端から求める について, を使い,半減期の 不確かさを 求めよ.
試料ありの測定と独立な背景測定を示す.下段は開始時刻tと正味計数S_iの片対数作図用座標で,測定点は未記入.
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考え方 背景を
正味計数は4800,2400,1200.効率
,測定時間 で . の傾きは で, , .中央も一致する.総計数は 直線に ならない. . を微分すると .よって である.相対ゆらぎ は小さい.
演習 4
木炭の
木炭由来の
現代炭素に 対する 比と 年代を 求めよ. 混入を
無視した 年代と 誤りの 向きを 求めよ.
炭素質量の90.0 %が木炭由来,10.0 %が混入した現代炭素である.試料全体の単位質量あたりの放射能は現代炭素の0.325倍.
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考え方 炭素質量で
木炭由来の
比を とすると なので . . .比放射能が増すので 約 若く見える.混入0なら 年代は 一致する.
演習 5
静止核が
娘核の
運動エネルギーと 解放エネルギー を求めよ. を求め,近似を 確かめよ. 崩壊の電子が 連続エネルギーに なる 理由を 述べよ.
静止親核から娘核とα粒子が生じる.娘核の質量216 u,α粒子の質量4.00 uと測定運動エネルギー6.48 MeVを示す.
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考え方 等しい
. より なので . である. . は小さく,非相対論近似が よい. 崩壊は娘核・電子・反ニュートリノへ エネルギーと 運動量を 分けるので,電子の 取り分は 一定でない.
演習 6
PからD,Dから
とおき, と放射能比 を求めよ. 娘の
放射能の 最大時刻と を求めよ. 十分後の
と,放射能を等しく する 近似条件を 求めよ.
PからD,Dから安定核への崩壊.Pの半減期40日,Dの半減期2.0日と,時刻0のN_P=N_0,N_D=0を示す.
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考え方 娘核の
, . . を掛けて0から 積分すると .よって
微分を0と
すると . .このとき で,微分は正から 負へ 変わる. 極限は
である. と が小さければ .前者は0.050で約5 %の ずれが 残る. で娘核数は0と なる.
ポイント 教える
半減期と
背景を
反跳の
娘の