気体の分子運動論
実在気体の演習
著者:柚木芹香
圧力の
演習 1
仮想的な
で , を求め,理想気体の 近似を 評価せよ. で,2つの比と を求めよ. なら,両補正を無視できると いえるか.
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より,比は , .どちらも十分 小さく,希薄気体の 近似が よい. 比は
それぞれ , であり,小さい補正とは いえない.展開せずに
を
演習 2
同じ
のとき,それぞれの を求めよ. ボイル温度に
あるIIIでも が厳密に 成り 立つか. を で表せ.
Iは大きさのみ,IIは引力のみ,IIIは両方の効果を入れた模型.a=RTbの条件で比較し,いずれも希薄な極限でZ=1に戻る.IIの横軸も比較用の共通尺度bを使う.
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Iは
,IIは ,IIIは .大きさは圧力を 上げ,引力は 下げる. で,ビリアル展開の1次係数 は0である.しかし
であり,
演習 3
ある
0.010 | 0.997016 |
0.020 | 0.998504 |
0.040 | 0.999251 |
と の関係を 求め,最初の2点から とその 単位を 決めよ.3点目も 確かめよ. 同じ2次式で
の を求めよ.2次項は1次項の 大きさの 何 % か.
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は切片 ,傾き の直線.最初の2点は , なので
と
.比は ,約2.7 %である.これは指定された2次式内の 比較で,未測定の 範囲で3次以降が 小さい ことまでは 保証しない.
演習 4
仮想気体Xの
Xの
を求め,Yでの 倍率を 答えよ. として,Xの 分子径と 両気体の 分子径の 比を 求めよ. を分子自身の 体積の モルあたりの 和と して 扱うと,直径を 何倍に 誤るか.
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臨界定数と
ボイル温度の 式に 代入すると
と
, .分子自身の体積の 和は .これを と取り 違えると,直径を 倍に過大評価する.
演習 5
演習4の
模型の
圧力 と を求めよ. 理想気体の
式で と推定すると 何 % 誤るか. 充填量が
分かっている 場合, と推定した 温度と 誤差を 求めよ.
固い密閉ボンベの体積Vと物質量νは一定である.圧力計と温度計の読みを比較し,理想気体の式による推定誤差を調べる.
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より
である.丸める
.相対誤差は だから,約5.8 %少なく見積もる. で,約 ,5.8 %低い.圧力に比例する 目盛りが 絶対温度と 一致するのは 希薄気体の 極限で,この 密度では 補正が 必要に なる.
ポイント 教える
が1に近い 理由が,小さい 補正か 相殺かを 区別させます. ボイル温度で
残る 項と,排除体積が 分子自身の 体積の4倍に なる 理由を 問います. 誤差の
分母を 真の 値に そろえ,模型の 予言と 測定を 区別させます.