波と音
波の反射と定常波の演習
著者:柚木芹香
境界条件と
演習 1
反射波と
合成波,端に 最も 近い 変位の 節を 求めよ. 固定端では,
には弦全体の 変位が0に なる.この とき, の媒質は 静止するか.
xが0以下の弦を,原点の端へ向かって入射波が進む.固定端と,軽い輪が弦に対して横向きに動ける自由端を並べる.
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考え方 固定端は
反射波は
左向きなので とする.固定端では ,したがって , .節は ( ),端も節である.自由端では から . で,端に最も 近い節は となる. 固定端の
媒質の 速度は .指定点では なので,下向きに最大の 速さで 動く.線形近似には が十分 小さい 必要が ある.
演習 2
気体を
低い3つの
共鳴 振動数を 求めよ. 閉管の3番目の
変位を として,圧力振幅が 最大の 位置を 求めよ. を使える. 温度を
にする.音速は 絶対温度の 平方根に 比例し,伸びは 無視する.元の3番目の 音で 閉管は 共鳴するか.
長さlが0.680 mの閉管と開管を並べる.閉管のx=0は閉口で,x=lは開口である.開管は両端とも開口である.
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考え方 開口は
閉管では
なので .順に .開管では , なので となる. , . の位置は ,つまり .開口は圧力の 節である. 速さと
各共鳴 振動数は 倍になる.3番目は へ移る. を満たす整数 はなく,元の 音では 共鳴しない.端補正と 熱膨張を 無視し,圧縮 が小さい 範囲である.
演習 3
メルデの
と の関係を 導き,線密度 を求めよ. 腹4個の
質量を 予測せよ.腹を 増やすには 張力を どう 変えるか.
駆動装置で有効長lが1.05 mの弦を振動数50.0 Hzで振る.弦は滑らかな滑車を介して質量mのおもりにつながる.
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考え方 振動数を
, , より . と は原点を 通る 直線で,表では なので
と
. だから腹を 多く するには 張力を 減らす. の次元は 線密度である.駆動端を 節と するには,駆動端と 腹の 振幅比も 十分 小さい 必要が ある.
演習 4
水面波が
境界に
沿う 波面の 間隔が 共通に なる ことから,屈折角 と波長を 求めよ. 出射方向と,後の
境界上での 直進位置からの ずれを 求めよ.
幅bが0.60 mの帯を示す.入射波は法線から角θ_1が30°の向きに進み,波面は進行方向に垂直である.帯の外の速さはv_1,帯の中はv_2である.
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考え方 境界上の
境界に
沿う間隔は .振動数は一定で なので , .波長は である.出射角を
とすると ,よって .出射波は入射波と 平行.ずれは 丸める 前の 角度で
である.
演習 5
水路の
各振幅を
大小で 求め,合成振幅 の式を 導け. 振幅の
極値の 位置を すべて 求めよ.節は あるか. 速さ・
振幅・逆位相を 保ち,振動数を2倍に する.元の 最大位置は どうなるか.
x=0とx=dの波源が逆位相の波を内側へ出す.間隔はd=5λ/4で,測定点xは二つの波源の間にある.
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考え方 位相差
とすれば , より , .大小の波源は 特定できない.2波は , と書ける.位相差は なので
である.
最小は
,つまり .最大は ,つまり .整数 は から選ぶ.最小でも なので変位の 節は ない. 波数は
.元の最大位置で を2倍すると .余弦は1となり,両方とも最小に なる. なら最小値は0となり,節が 現れる.
ポイント 教える
変位または
傾きの 境界条件を 書かせる. 変位の
節と 圧力の 節を 別々に 示させる. 測定値を
直線化する 理由を 問う. 経路差,初期位相,振幅差の
効果を 確かめる.