運動を記述する
相対運動の演習
著者:柚木芹香
「だれから
演習
演習 1
自転車が
自転車が点Pを通過した20 s後にオートバイが同じ点を通過する.各速さと方向を示す.
オートバイが
自転車に 追いつくのは,オートバイがPを 通過してから 何秒後か. 追いつく
地点はPから 何mか.
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考え方 オートバイから
オートバイが
通過する 時点で,自転車は 先にいる.自転車から 見た オートバイの 相対速度は だから,詰まるまでに かかる.オートバイは
その間に 進む.確認として,自転車は 進んでいて,一致する.
演習 2
対気速度(空気に
出発点の真北120 kmに空港があり,風は東向き20 m s⁻¹.機首の向きは描かない.
機首を
どちらへ 向ければ,空港まで 真北に 進めるか. その
とき,地面に 対する 飛行機の 速さと,所要時間を 求めよ. 風が
なければ 所要時間は 何分か.
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考え方 地面に
東向きに
東西成分が0に
なる 条件は ,すなわち , .機首を真北から 西へ 約 傾ける.地面に
対する 速さは 北向き成分 .所要時間は ,約 分である.風が
なければ ,約 分である.
演習 3
一定の
電車の
中から 見た ボールの 運動を 述べよ.ボールが 床に 戻るまでの 時間と 最高点の 高さを 求めよ. 地上から
見た ボールの 初速度の 大きさと 向き,ボールが 投げた 位置から 水平に 進む距離,軌道の 概形を 述べよ.
右向きに走る電車の床から,ボールを電車に対して真上に投げ上げる.左は電車の中から見た軌道で,鉛直な直線を往復する.右は地上から見た軌道で,電車が右へ進む間にボールも水平に進むため放物線になる.最高点の高さは二つの図で同じ.
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考え方 電車の
電車系では,投げ上げ直後の
速度は 鉛直上 向きの ,加速度は鉛直下向きの である.ボールは同じ鉛直線上を 往復する.戻る 時間は ,最高点の高さは .地上系での
初速度は .大きさは ,水平から 上向きである.水平には 等速 で 進むので .軌道は放物線であり,最高点の 高さは 電車系と 同じ (高さは水平方向に 動く 系で 変わらない)である.
演習 4
一定の
橋で落とした浮き輪と,橋から下流1.8 kmの再会地点を示す.船は10分間上ってから引き返す.
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考え方 川と
水系では
である.船の
演習 5
海上で,船Aは
時刻0の船Aと船Bの位置と,地面に対する各速度を示す.
Aから
見たBの 相対速度を 求めよ. 2船が
最も 近づく 時刻と,その ときの 距離を 求めよ. 最接近距離が
以上でなければ危険と する とき,この2船は 危険か.
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考え方 相対位置は
. . なので , .よって .このとき
であり,距離は
なので危険である.
ポイント 教える
「走ると
雨が 斜めに 見えるのは なぜか」を,「走る 人から 見て 後ろ へ 動くから」と 言葉で 説明できるか 確かめる.矢印を2本描かせ,差の ベクトルを 作らせると 定着する. つまずきやすいのは
引き算の 順序である.「Aから 見たBの 速度は 」を,具体的な車や船で 確かめさせる. 川渡りでは「船首の
向き」と「実際に 進む 向き」を 混同しがちである.「水に 対する 速度」と「地面に 対する 速度」を 別の 矢印で 描かせる. 最接近が「相対位置と
相対速度が 垂直」で 決まる 理由を,図でも 説明できるか 確かめる. 加速度が
等速の 系で 変わらない 点は 第4章の 入り口である.ここでは 導入に と どめる.