測定と不確かさ(発展)
ばらつきと偏りの演習
著者:柚木芹香
ばら
演習
演習 1
同じ
回 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
|---|---|---|---|---|---|
0.448 | 0.452 | 0.450 | 0.454 | 0.446 |
横軸は測定回,縦軸は落下時間.問題の5つの記録だけを描き,平均は示していない.
平均,標準偏差,平均の
標準不確かさを 求めよ. この
標準不確かさを 添えた 報告を 書け.
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考え方 基準
平均は
.偏差は 単位で なので, . , .「平均の
落下時間 ,タイプAの標準不確かさ 」と書ける.自動計時の 系統的な 効果を まだ 評価していないので,これを 全体の 不確かさとは 呼ばない.確かめと して,偏差の 和は0,不確かさの 単位は 時間である.
演習 2
表示が
てんびんの125.4 gの表示と,丸め前の値が入りうる125.3〜125.5 gの範囲を示す.
表示の
丸めに よる 標準不確かさを 求めよ. 同じ
表示を10回写したので,この 不確かさを で割って よいか.
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考え方 半幅からの
.割ってはいけない.同じ
丸め前の 値を 同じ 境界で 丸めた 表示を 写しており,新しい 独立なずれを10個得たわけではない.記録の 標準偏差が0でも,丸め前の 値が だと確定しない.確かめと して,不確かさは 半幅 より小さいが0ではなく,表示刻みを 細かくした ときだけこの モデルの 不確かさも 小さくなる.
演習 3
温度計を,温度
温度20.00 °Cの一定の水槽に,基準と調べる温度計を入れる.補正値は示していない.
読みの
平均,標準偏差,平均の 標準不確かさと,加算の 偏りの 見積もりを 求めよ. 別の
水槽で と読んだ ときの 補正後の 値を 求めよ.ここから 全体の 不確かさまで 決まるか.
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考え方 基準との
,偏差の2乗の和は . , .偏りは と見積もる. 補正後は
.別の読み自身の ばら つきや,偏りが 温度に よらないと いう 仮定も 確かめる 必要が あり,全体の 不確かさは まだ決まらない.確かめと して,元の 水槽の 平均に 同じ補正を すると に戻る.
演習 4
同じ棒を8回続けて
8回の長さの読みを測定順に並べた.平均線や原因の説明は描いていない.
前半4回と
後半4回の 平均を 比べよ. 上の
考え方の 問題点を 説明し,次に 何を 記録・ 測定すべきか 提案せよ.
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考え方 平均の
前半は
,後半は ,差は .全体の平均は だが,最初の時点の 長さとは 限らない. 増加が
温度に よる 棒の 変化なのか,器械の 変化なのか,この 記録だけでは 分からない.同じ 平均の 周囲に 独立に 散らばっているとは 見なせず,単に で割って 最初の 値を 報告できない.時刻・棒と 器械の 温度を 記録し,条件が 落ち着くのを 待つか,安定した 基準棒も 交互に 測る.確かめと して,8点は 平均の 上下に 不規則に 散らばらず,順番と 読みが 強く 結び 付いている.
演習 5
基準長さ
器械 | 読み |
|---|---|
A | 2.03,2.05,2.01,2.04,2.02 |
B | 2.20,2.19,2.21,2.20,2.20 |
AとBの5つの読みを同じ長さの軸に並べ,基準2.000 mを緑の線で示す.同じ値のBの点は上下にずらして区別した.平均は描いていない.
各器械の
平均,標準偏差,平均の 標準不確かさを 求めよ. 「Bの
ほうが ばら つきが 小さいので,補正せず 使っても 基準に 近い」と いえるか.
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考え方 平均からの
Aは
,偏差の2乗の和 より , .Bは ,2乗の和 より , .いえない.Bは
繰り返しの ばら つきが 小さいが,平均は 基準より 大きい.Aの隔たりは で,補正前はAのほうが 基準に 近い.器械の 読みを 細かく する ことと,既知の 偏りを 補正する ことの 両方が 必要である.確かめと して,Bの 基準との 差は 平均の タイプAの 不確かさの 約63倍で,単なる 小さな 散らばりとは 区別できる.
演習 6
変位計を
基準の5回から決めた一つの補正値を,試料の20回の読み全体に使う.補正後の答えは示していない.
補正値と
その 標準不確かさ,試料の 補正後の 平均を 求めよ. 試料の
平均自身の タイプAの 不確かさを 求め,補正値の 不確かさと 比べよ.試料だけの 測定回数を 増やせば 両方とも 減るか.
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考え方 補正値を
差の
平均は ,偏差の2乗の和は . ,補正値の標準不確かさは .読みが大きく 出るので 引き, .試料の
平均の タイプAの 不確かさは .補正値の寄与の ほうが 大きい.同じ補正値を 全20回に 使うので,試料の 回数だけ増やしても 補正値の は減らない.基準での 測定を 改善する 必要が ある.確かめと して,差が すべて 正なので,補正の 符号は 負でなければならない.
ポイント 教える
標準偏差と