測定と不確かさ(発展)
ばらつきと平均の計算
著者:柚木芹香
前の
定理 数学の
基準値を
導出:
と
と
よって
一様に
したがって
練習. 測定値
答え:
例題
例題 1
前の
解答を見る
考え方 基準値
すな
周期は
例題 2
例題 1 の
平均の
標準不確かさ を 以下にするには,何回測れば よいか. 同じ合計時間で
比べる. を50回測る場合と, を10回測る場合で,周期の 標準不確かさ はそれぞれいくらか.ただし の1回の標準偏差も とする. ストップウォッチの
表示は 刻みで,真の時間は 表示から の範囲の どこかに あると する.この 丸めに よる 標準不確かさを 求め, と比べよ.
解答を見る
考え方 繰り返しの
より , ,つまり109回以上で,110回ほど要る.10回の11倍の 手間で,不確かさは ほどにしかならない. を50回: . を10回: .合計時間は同じでも,長く まとめて 測る ほうが 約2.2倍よい.回数の 効き目は 倍,まとめる効き目は5倍だからである(ただし前の 題材の とおり,数え違いと 振れ幅の 減りに 注意する). なので . の約18分の1で,人の 手の ばら つきに 比べて 無視できる.表示を まで細かくしても,結果は ほとんど 良くならない.
例題 3
別の
横軸は周期の数 n,縦軸は測った時間 t_n.横軸に0,10,20の目盛りを置く.例題の測定点と直線は示していない.
と を求めよ. この
人が を周期と して を計算すると, はいくらに なるか.(1) の を使うと どう なるか. だけを何百回測っても が見つからない 理由を 述べよ.
解答を見る
考え方
より . .毎回 長く測っていた(止めるのが 遅れる 癖だった). を使うと .(1) の を使うと になる. による のずれは で,次の題材で 求める, 10回の偶然誤差に よる の不確かさ( ほど)より大きい.確かめと して,第2章の 一次近似を 使うと, が % 長いと き は約 0.56 % 小さくなり, と一致する. どの
にも同じ が入っているので,平均も ちょうど だけずれたままである.繰り返しで小さくなるのは,回ごとに 変わる ずれだけである. を見つけるには,測る 周期の 数を 変えるように,やり方を 変える 必要が ある.
ポイント ここまでの
基準値を
引いて 計算すると 楽に なる. .独立なずれの
和は,2乗の 平均が 足し算に なる(交差項の 平均が0).だから 回の平均の ずれは ,偏差の2乗の和は 平均して になる. に一様に 散らばるずれの 標準不確かさは .同じ
時間を かけるなら,回数を 増やす( )より,まとめて測る( )ほうが効く.一定の 系統誤差は,周期の 数を 変えて 引き算すると 見つかる.