力と運動の法則
第4章のまとめ
著者:柚木芹香
この
法則
法則 力と
第1法則(慣性の
法則):合力が のとき,物体は 静止し続けるか 等速直線 運動を 続ける.成り 立つ基準系を 慣性系と いい,慣性系に 対して 等速直線 運動を する 基準系も また 慣性系である. 第2法則(運動方程式):
( は合力).力の 単位は である.運動方程式は 法則であって,力の 法則と 初期条件を 組み合わせて 初めて 運動を 予言できる. 第3法則(作用反作用):
.別々の物体に 働く 同種の 力で,いつでも 成り 立つ.同じ物体に 働く 力の つり合いとは 別の ものである.粒子1組ごとの 重力と 電気の 力が 対に なることに 由来し,接触力は それを 境目の 原子の 組に ついて 足し合わせた ものである.
力の 一覧
力 | 向きと | 注意 |
|---|---|---|
重力 | 鉛直下向き, | 質量は |
垂直抗力 | 面に | 常に |
張力 | 糸に | 切り口の |
静止摩擦力 | 相対 | 滑っていない |
動摩擦力 | 滑る | 速さに |
抵抗力 | 流体に | 終端速度に |
浮力 | 鉛直上 | 表面を |
手順
ポイント 力学の
注目する
物体を1つ 決め,まず 重力を 描く. 触れている
ものを 数え,垂直抗力・ 張力・摩擦力などを 描く.相手の 物体を 言えない力は 描かない. 座標軸を
選び,成分ごとに (つり合いなら )を書く. 糸の
長さが 一定などの 束縛条件から,加速度の 関係を 作る.未知数と 式の 数を 数える. 摩擦では,滑っていないと
仮定して を確かめ,だめなら 動摩擦力に 置き直す. 極端な
場合(角が0や90°,質量が 非常に 大きい, , )で検算する.
主な 公式
滑らかな
斜面: ,エレベーター(上
向き正): アトウッドの
機械: ,斜面で
滑り出す角: 線形抵抗の
落下: , , .2乗抵抗の終端速度: 静止した液体の
圧力: (微分形 , は上向き).圧力 ,単位浮力(アルキメデスの
原理): .浮かんだ物体の沈む 割合は 質点の
つり合い: .同一直線上にない3力では ラミの 定理
各節の 問いへの 答え
慣性の
法則:摩擦も 空気抵抗も ない 氷の 上の パックは,水平方向の 合力が0なので 同じ速さで どこまでも 進む.物を 動かし 続けるのに 力が 要るように 見えるのは,摩擦や 空気抵抗を 打ち消すために 押しているからである. 運動方程式:質量を2倍に
すると,同じ力での 加速度は 半分に なる.力の 大きさは,同じばねの 伸びを 基準にして数で 表せる. 作用と
反作用:押し合う2人が 受ける 力は,押した つもりか どうかに よらず等しい.加速度は 質量に 反比例するので,軽い 子どもの 方が 速く 離れていく.壁を 押して 手が 痛むのは,壁の 表面の 原子に 押し返されて,手の 中の 原子の 結合が 縮むからである. 力の
種類:机の 上の 本に 働く力は,重力と 垂直抗力の2つだけである.本が 机を 押す力は,机の 自由体図に 描く ものである. 垂直抗力と
張力:エレベーターが 上昇し始めると 体重計の 目盛りは 増え,等速では 変わらず,止まる 直前は 減る.垂直抗力は のように,必要なだけ現れる.摩擦:動き出す前は,摩擦力が
押す力に 合わせて 増えるので 動かない.静止摩擦力が になるのは 動き出す限界の 瞬間だけで,滑っている ときの 摩擦力は である.空
気抵抗と 終端速度:半径 の雨粒の モデルは,空気抵抗と ほぼつり合う 約 で落ちる.抵抗の ない 自由落下の 約 の,約30分の1である.力の
つり合い:ハンモックの ロープは,鉛直成分だけが 体重を 支えるので .水平に近いほど 張力が 大きくなり,完全に 水平には 張れない. 圧力と
浮力:同じ 深さなら,細い管の 底でも プールの 底でも,形の 違う 容器の 底でも,圧力は で同じである.底が 受ける 力が 水の 重さと 違う 分は,斜めの 壁が 支えたり押し下げたりしている.
この 章で 使った 数学
斜面での