全範囲の総合演習
東大後期の過去問を発展させる(2)
著者:柚木芹香
東大後期の
総合演習 5
光で
半径
のとき, 方向へ入った 光線が 射出時に 側へ曲がる角を とします.入射角 ,屈折角 を使って を求め, の1次まで近似せよ. 力を
求め, の と振動数を 求めよ.1本の 照射で 生じる 方向の力は 何次か. 弱い
熱結合の 平衡で とします. , , , , , , で振動数と 位置の 標準偏差を 求めよ.標準偏差を 以下にする 最小 も求めよ.
中心がyだけずれた円柱と反対向きの入射光を描く.半径R,入射点の法線,入射角α,屈折角β,射出角δを示す.
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考え方
光の
円の
幾何と 屈折の 法則より , .入射・射出の両面で 同じだけ曲がるので
毎秒の
光子数は だから, 方向の入射に よる力は , .逆向きの入射では が逆, は同じである.従って
1本の
, .標準偏差は
弱い
標準偏差の
幾何光学では
総合演習 6
平面の
厚さ
出口の
位相が そろう を求め, まで展開せよ. この
板で 距離 の物点を 距離 の実像へ 結びます.物点から 像までの 光学距離の2次の 項を 消す条件と,4次の 係数 を求めよ. , , , , とします.中心と縁の 位相差を 以下とする 最大 を求めよ. 同じ
で4次の項も 消す屈折率分布の 係数を 求め,元の 板との 違いを 示せ.開口を 大きく する とき,次に 調べるべき近似を 述べよ.
位相板の中心と半径rの点を通る二つの経路,光軸上の物点と像を描く.距離a,b,板の半径R_pを示す.
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考え方
位相を
出口の
光学距離は .中心と等置すれば
中
と書く.物点から 像までの 光学距離は
.位相差 より
2次の
係数は 変えず, とすればよい. では で,元の板の4分の1と なる.
近軸展開は
総合演習 7
交流で
体積
コイル抵抗を
の形に せよ.電流を とし,複素振幅 ,磁場実効値 ,位相の遅れを 求めよ. とおき, を最大に する 巻数と 最大値を 求めよ.直流極限と 高振動数極限を 調べよ. 最適巻数での
銅の 発熱率を とします.発熱を 以下に制限した とき,最大磁場を 作る 巻数を 求めよ. , , , , で巻数と を計算せよ. の
二つの 設計に ついて,直列抵抗の 損失と 銅へ 届く 平均電力の 割合を 比べよ.
空心コイルと交流電源,直列抵抗R_sを描く.コイルの長さℓ_s,断面S,巻数N,1周長ℓを示す.
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考え方
抵抗と
導線長
,断面積 より . を使うと
電流は
, とおく. は に比例し,微分の 符号は で決まる.従って
直流では
銅の
発熱率は だから, は一定である.従って 制限下の 最大磁場は . , とおけば
正根
同じ
なら は同じなので,損失 は に比例する.また 銅へ 届く 平均電力の 割合は
連続量と
総合演習 8
計器が
起電力
電圧計の | 電圧 | 全電流 |
|---|---|---|
100 | 6.00 | 0.1200 |
300 | 7.20 | 0.0960 |
二つの
測定から が一致するか 確かめよ. を求めよ. 元の
電力を 求めよ.1回目の と抵抗の 実際の 電力を 比べ, を使う 問題点を 述べよ. 各読みの
独立な 標準不確かさを , とします. の標準不確かさと,1回目の の標準不確かさを 誤差伝播で 求めよ. に未知容量 のコンデンサーを 並列に 追加します.無充電から 接続した 時定数は, で , で でした. を求め,測定の 整合性を 調べよ. を両方とも 大きく する ことが, の推定には 不利に なる 理由も 述べよ.
電源,電流計,並列の抵抗Rと電圧計を描く.追加するコンデンサーCも別図に示す.
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考え方
動作点から
なので .1回目は ,2回目は で,どちらも .回路の式は だから
計器を
外すと ,従って .1回目は だが,抵抗の電力は .残る は電圧計が 消費する.積が に近いのは,回路の 乱れと 電圧計の 消費が 偶然相殺した ためである. , , とおく.独立な読みの 差の 分散は だから
(1)の
コンデンサーの
電荷保存は .定常値からのずれは 指数的に 減り,時定数は
並列抵抗は1回目が
誤差伝播には