全範囲の総合演習
東大後期の過去問を発展させる(5)
著者:柚木芹香
東大後期の
総合演習 17
円軌道に
頂点を
半径
の水平円 運動の 角速度 ,垂直抗力 ,鉛直軸まわりの角運動量 を求めよ. 円
運動に 母線方向の 外向き速度 を追加します.有効ポテンシャルを 求め,小さい での半径 振動の 角振動数 ,振幅 ,一往復の方位角増分 を求めよ. , , , で近似を 検算せよ. 小振幅極限で
半径が 回振動する 間に 回転して軌道が 閉じる 条件を 整数 で表せ. で閉じるか.有限振幅にも 同じ 条件を 使えるか.
円錐面の断面と上面に,α,r₀,接線速度と母線方向の追加速度uを示す.
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考え方
角
, より
, を運動エネルギーに 代入すると
追加直後の
従って
より条件は . では が無理数なので,振動と 回転は 有限回で そろわない.有限振幅では 周期と 平均角速度が 変わり,再計算を 要する. の円運動 その ものは 一回転で 閉じる. は時間の 逆二乗.適用条件は である.
総合演習 18
音の
透明な
1次まで
展開し,左右の 一次回折光の 位置 ,入射光に対する 強さの 比,強さの 変動の 振動数を 求めよ.格子の 周期が 音の 半波長ではない 理由も 述べよ. , , で下表を 得ました.モル質量を ,気体定数 とします. を直線化に 使って 音速と 比熱比 を求め,両端で 決めた 模型を 中央の 点で 検算せよ.
250.0 | 0.19270 |
300.0 | 0.17591 |
350.0 | 0.16286 |
の相対標準不確かさが1 %,他は 無視できるとします. の不確かさを 求め,等温模型 を判別できるか 説明せよ.
気体セル,光,レンズ,焦点面に,音のy方向,d,F,測定位置±x₁を示す.
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考え方
音は
指数を
展開し, を使うと
左右の
位置は
より音速は 順に 約 .断熱圧縮から .ゆえに
中央では
(2)の
式で .一次の伝播は .従って .1との差0.400は 不確かさの 約14倍で,等温模型と 区別できる. は無次元.近軸には ,位相の展開には ,線形音波には密度の 相対 変動が 小さい ことを 要する.
総合演習 19
動かしているのに
水平レールに
相互インダクタンス
連立方程式を
立て, を,複素振幅 に を掛けた 実部で 表し,両振幅を 求めよ. での電流と 棒の 運動,電流振幅最大の を求めよ. は振動数を 変えても 一定とします. , , , , , で, ,そこでの棒の 振幅と 平均発熱率を 求めよ. エネルギー収支を
導き,電源の 平均仕事率と 発熱率を 照合せよ. での の定常公式を,無抵抗の 実験に 使えるか.
ばね付き棒とレール,R,L,垂直な磁場B,電流源につながる固定一次コイルと結合Mを描く.xとIの正方向を示す.
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考え方
複素数で
誘導の
法則と ローレンツ力より
では , .棒の運動起電力が 誘導に よる 駆動起電力を 打ち消す. では
虚部が0と
. より
電気の
式に ,力学の式に を掛けて 足すと
一次の
総合演習 20
いちばん細い像と,いちばん正確な
円孔の
を導き,幾何光学と 回折の 寄与を 区別せよ. 最小幅
と対応する を求めよ. , , で計算し,遠方回折の 条件 を検査せよ. マスク面への
単位面積・単位時間の 光子到達率を 一定の ,検出効率を ,露光時間を とします.全透過光を検出し,位置は 独立です.検出数の 相対的な ゆらぎを 無視できる ほど 多数の 光子を 検出する ものとします.検出数の 期待値 と中心の 標本平均の 不確かさ を求めよ. の制約下で が最小と なる と, に対する 精度の 比を 求めよ.
点光源,マスク,検出面にa,b,u,xを示す.透過率分布を添える.
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考え方
振幅を
, とし, を使うと
第1項は
, とおくと .微分して より
透過確率の
面積積分は なので
不確かさの