物理の見方
次元解析と冪の計算
著者:柚木芹香
前の
次元解析:式の 形を 当てる
次元が
ポイント 次元解析の
求めたい
量が,どの 量に 関係しそうかを 挙げる. 求めたい量を,関係する
量の べき乗の 積 とおく( は無次元の 定数). 両辺の
の指数を 別々に 比べ,指数の 連立方程式を 解く.
次元解析で
無次元量.角度(弧÷半径),長さの
定理 数学の
次元解析で
次元の
練習. (1)
答え:(1)
例題
例題 1
長さ
長さlの糸に質量mのおもりをつけ,小さく傾けた振り子を示す.
次元解析で
の への依存の 形を 求めよ. で と測れた.係数 を求めよ( ).周期が
の振り子の 長さを 求めよ.
解答を見る
考え方
上の
連立方程式を 解く. , , である.よって
である.質量には
である. に近い. である.
例題 2
高さ
の形を 次元解析で 求めよ. から落とすと だった. では何秒か.
地面から高さhの石を静かに放す.重力加速度gは下向き.
解答を見る
考え方 (1) は
とおく. から . から , から だから である.
石の
高さが4倍だから,時間は
倍で である.
ポイント ここまでの
次元解析は,求める
量を とおき, の指数を 別々に 比べて 連立方程式を 解く 方法である. 決まるのは
指数だけで,無次元の 係数 は決まらない.無次元量が 関係すると,その 関数の 形も 決まらない. 振り子の
周期は ,落下時間は で,どちらも質量に よらない. 係数は,1回の
測定か比を 取る ことで,別に 処理する.