運動を記述する
速度と微分
著者:柚木芹香
前の
微分を 使って 速度を 求める
まず,微分の
定理 数学の
定義 関数
で
導出(
定数
: .よって . : .よって . : . : .一般の
自然数 :二項定理より .これを使うと .
公式
(
上では
積の
と
である.
練習.
の速度 を求め, のときの 値を 求めよ. を,積の微分と,先に 展開してからの 微分の2通りで 計算し,一致を 確かめよ. 定義に
したがって の導関数を 求め, の の場合と 一致する ことを 確かめよ. 次の
関数を で微分せよ.(a) (b) (c) (d)位置が
の物体に ついて, から までの平均速度と, の瞬間速度を 求めて 比べよ.
答え:(1) 和と
例題
例題 1
直線上を
問題で与えられたxと時刻tの関係を示す.求める量やその値は記入しない.
速度
を求め, の値を 求めよ. 速度が0に
なる 時刻と,その ときの 位置を 求めよ. から までの平均速度と 平均の 速さを 求めよ.
解答を見る
考え方 位置の
.したがって , , (いずれも ). より と .位置は , . の符号は, で正, で負, で正なので, で向きを 変える. , .平均速度は .
道のりは,
例題 2
直線上を
各区間(0〜2 s,2〜4 s,4〜8 s)の
速度を 求めよ. 物体が
原点を 通る 時刻を すべて 求めよ. 0〜8 s の
平均速度と 平均の 速さを 求めよ.
横軸t(0〜8 s),縦軸x(−2〜6 m)のx-tグラフ.(0,0),(2,6),(4,6),(8,−2)を直線で結んだ折れ線で,0〜2 sでは右上がり,2〜4 sでは水平,4〜8 sでは右下がりになる.
解答を見る
考え方 直線の
0〜2 s:
.2〜4 s:位置が変わらないので .4〜8 s: . と,最後の区間で となる .平均速度は
.道のりは なので,平均の速さは .
折れ線の
例題 3
平面上を
位置r=(2t,4t−t²)で与えられる平面運動の軌道と座標軸を示す.速度は描かない.
速度ベクトル
を求めよ. の速度ベクトル,速さ,向きを 求めよ.
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考え方 成分ごとに
, より, . で .速さは .向きは 軸から 上向き.
ポイント ここまでの
導関数
は,グラフの接線の 傾きである.位置を 微分すれば 速度に なる. 公式:
( は負の 整数や 分数でも よい), , , . の符号が 変わる 時刻( )で向きを 変える.道のりは,向きを 変える 位置で 区間を 分けて 求める. 平面
運動の 速度ベクトルは,位置の 成分を それぞれ微分して 得る.