第33章 全範囲の総合演習
01東大後期の過去問を発展させる(1)
東大後期の
総合演習 1
回転する
無重力
相対
運動の 運動エネルギーと 角運動量 , と仕事を 求めよ. 力積後の
有効ポテンシャルから,円軌道半径 を1次まで,半径振動の 角振動数 を最低次で 求めよ. 力積直後を
とし, と角速度を1次まで 求めよ. で角振動数と 最大伸びを 計算せよ. 半径
振動の エネルギーを2次まで 求めよ.同じ 増分を 時間 で与え,振動を 小さく する 条件を 述べよ.
二球,間隔a,重心からの距離,接線速度を描く.逆向きの力積と角θを示す.
解答を見る
考え方
全力積は0で
重心からの
距離は だから
つり合いは
.最小の条件 を初状態から 展開すると
曲率は
なので
最小点からの
初期変位が だから
近似は
総合演習 2
電源に
水平筒の
電荷
一定の引力を エネルギーから 導き,等温の 平衡位置と 角振動数を 求めよ. 電圧
一定の引力を,電源の 仕事を 含めて 導け.平衡位置,安定性,臨界電圧 を求めよ. 振動中だけ可逆断熱に
なる 場合の 角振動数を 求め,等温の 臨界位置でも 復元力が ある ことを 示せ.熱交換時間 ,音速 で両近似の 条件を 述べよ.
水平筒の極板,気体,外圧p_aと間隔xを描く.電荷固定と電源接続を並べる.
解答を見る
考え方
力の
より外向きの 力は .気体の力 とつり合わせ, で線形化すると
電源の
仕事 から場の 増加 を引くと 極板の 仕事に なる.外向きの 力は . , , とおくと合力は .従って
平衡では
平衡圧を
,変位を とし .気体の力の 傾きは ,電気力の傾きは だから
等温の
総合演習 3
発熱する
温度
電力 | ||
|---|---|---|
25 | 30 | 10 |
50 | 40 | 20 |
100 | 60 | 40 |
表から
を決めよ.一定電流 で加熱する 場合の 温度の 微分方 程式を 立て,定常温度と 安定性の 条件を 求めよ. 起電力
,直列抵抗 の電源に つなぎます. で定常式を 作り,解の 一意性を 示せ. 温度の
ずれが 減る 時定数を 求めよ. で温度上昇,電流,時定数を 求めよ. 定常温度上昇を
以下とする 最大起電力を 求めよ. の極限と 一定 電流の 暴走の 関係を 説明せよ.
電源,直列抵抗R_s,抵抗体を描く.外界への放熱G_hθを示す.
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考え方
発熱と
表の
傾きと 切片より , より .収支は
電流は
,発熱は .定常式は
右辺は
発熱の
温度微分 と定常式を 使い
上限で
.温度は起電力とともに 増すから
電流は
線形化には
総合演習 4
電子捕獲の
静止した
を求め,反跳補正前の から への遷移エネルギー から を求めよ. ニュートリノの
エネルギーと Y の 反跳を, の最初の 補正まで 求めよ. 原子の
速度 と射出光子の 角を とします.ドップラー効果と光子反跳の1次まで エネルギーを 求め,捕獲直後の 範囲を 求めよ. 放射時刻の
確率密度が ,媒質中で捕獲に よる 速度が とします.一定方向の平均ドップラーずれを 求め, の値と の熱的な 標準偏差を 比べよ.
捕獲前後の原子,ニュートリノ,反跳するY,後から出る光子を描く.速度uと光子の角θを示す.
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考え方
核の
陽子が
電子を 捕獲して 中性子に 変わり, .準位差は .従って , .Y の
運動量の 大きさは .保存則 を1次補正まで解くと
原子の
運動量は 放射で から に変わる.運動エネルギーの 差を 含めると
範囲は
時間で
平均して
近似には
02東大後期の過去問を発展させる(2)
東大後期の
総合演習 5
光で
半径
のとき, 方向へ入った 光線が 射出時に 側へ曲がる角を とします.入射角 ,屈折角 を使って を求め, の1次まで近似せよ. 力を
求め, の と振動数を 求めよ.1本の 照射で 生じる 方向の力は 何次か. 弱い
熱結合の 平衡で とします. , , , , , , で振動数と 位置の 標準偏差を 求めよ.標準偏差を 以下にする 最小 も求めよ.
中心がyだけずれた円柱と反対向きの入射光を描く.半径R,入射点の法線,入射角α,屈折角β,射出角δを示す.
解答を見る
考え方
光の
円の
幾何と 屈折の 法則より , .入射・射出の両面で 同じだけ曲がるので
毎秒の
光子数は だから, 方向の入射に よる力は , .逆向きの入射では が逆, は同じである.従って
1本の
, .標準偏差は
弱い
標準偏差の
幾何光学では
総合演習 6
平面の
厚さ
出口の
位相が そろう を求め, まで展開せよ. この
板で 距離 の物点を 距離 の実像へ 結びます.物点から 像までの 光学距離の2次の 項を 消す条件と,4次の 係数 を求めよ. , , , , とします.中心と縁の 位相差を 以下とする 最大 を求めよ. 同じ
で4次の項も 消す屈折率分布の 係数を 求め,元の 板との 違いを 示せ.開口を 大きく する とき,次に 調べるべき近似を 述べよ.
位相板の中心と半径rの点を通る二つの経路,光軸上の物点と像を描く.距離a,b,板の半径R_pを示す.
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考え方
位相を
出口の
光学距離は .中心と等置すれば
中
と書く.物点から 像までの 光学距離は
.位相差 より
2次の
係数は 変えず, とすればよい. では で,元の板の4分の1と なる.
近軸展開は
総合演習 7
交流で
体積
コイル抵抗を
の形に せよ.電流を とし,複素振幅 ,磁場実効値 ,位相の遅れを 求めよ. とおき, を最大に する 巻数と 最大値を 求めよ.直流極限と 高振動数極限を 調べよ. 最適巻数での
銅の 発熱率を とします.発熱を 以下に制限した とき,最大磁場を 作る 巻数を 求めよ. , , , , で巻数と を計算せよ. の
二つの 設計に ついて,直列抵抗の 損失と 銅へ 届く 平均電力の 割合を 比べよ.
空心コイルと交流電源,直列抵抗R_sを描く.コイルの長さℓ_s,断面S,巻数N,1周長ℓを示す.
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考え方
抵抗と
導線長
,断面積 より . を使うと
電流は
, とおく. は に比例し,微分の 符号は で決まる.従って
直流では
銅の
発熱率は だから, は一定である.従って 制限下の 最大磁場は . , とおけば
正根
同じ
なら は同じなので,損失 は に比例する.また 銅へ 届く 平均電力の 割合は
連続量と
総合演習 8
計器が
起電力
電圧計の | 電圧 | 全電流 |
|---|---|---|
100 | 6.00 | 0.1200 |
300 | 7.20 | 0.0960 |
二つの
測定から が一致するか 確かめよ. を求めよ. 元の
電力を 求めよ.1回目の と抵抗の 実際の 電力を 比べ, を使う 問題点を 述べよ. 各読みの
独立な 標準不確かさを , とします. の標準不確かさと,1回目の の標準不確かさを 誤差伝播で 求めよ. に未知容量 のコンデンサーを 並列に 追加します.無充電から 接続した 時定数は, で , で でした. を求め,測定の 整合性を 調べよ. を両方とも 大きく する ことが, の推定には 不利に なる 理由も 述べよ.
電源,電流計,並列の抵抗Rと電圧計を描く.追加するコンデンサーCも別図に示す.
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考え方
動作点から
なので .1回目は ,2回目は で,どちらも .回路の式は だから
計器を
外すと ,従って .1回目は だが,抵抗の電力は .残る は電圧計が 消費する.積が に近いのは,回路の 乱れと 電圧計の 消費が 偶然相殺した ためである. , , とおく.独立な読みの 差の 分散は だから
(1)の
コンデンサーの
電荷保存は .定常値からのずれは 指数的に 減り,時定数は
並列抵抗は1回目が
誤差伝播には
03東大後期の過去問を発展させる(3)
東大後期の
総合演習 9
摩擦で
質量
支持力,合力,平衡位置
と角振動数 を求めよ. から静かに 放した 板が 両ローラーに 接し,滑りの 向きが 変わらない 条件を 示せ. で次の 丸めた 測定値を 得ました. と の直線化から を推定せよ.
周期 | ||
|---|---|---|
0.20 | 1.80 | -0.040 |
0.30 | 2.20 | -0.060 |
0.40 | 2.54 | -0.080 |
板の
速度を として,各接触部の 発熱率と モーターの 供給仕事率を 求め,1周期の 仕事と 熱を 比べよ. 振幅
を固定して 発熱を 抑えたい. とする.滑りの 向きを 保つ の下限と 平均供給仕事率の 下限を 求めよ.下限を 実現できるかも 述べよ.
質量Mの板の重心位置はx,ローラーの接触点は−ℓとℓである.左の摩擦係数はa=μ′L,右はb=μ′Rで,上面速度はそれぞれ+u,−u.各ローラーはモーターで駆動される.
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考え方
薄板の
, より
初期条件から
.最初と最後の 点の 傾きは なので .全点で だから .中間点も一致する. 滑り
速度から
合計を
熱は
平均供給仕事率は
と に比例する.滑りの 向きには を要するので
下限に
総合演習 10
同じ
2個の
,各発熱率,温度の方程式を 求め,電源の 収支を 示せ. 対称な
定常状態 の方程式を 立てよ. で を求めよ. 微小変化
と の増減率を 求め,安定性を 判定せよ. で減衰時間も 求めよ. 電源と
を,総電流 を保つ理想電流源に 置き換えます.対称な 昇温と 臨界電流を 求め,発散を 解釈せよ.初温度は です.
電圧Vbの電源と直列抵抗rに,同じ2個の電球を並列につなぐ.電球の抵抗はR1,R2,温度はT1,T2,共通端子電圧はVである.周囲温度T0へHθ1,Hθ2の割合で放熱する.
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考え方
電気応答が
, より
電源の
とおけば
数値は
共通モードでは
を微分する.差では 抵抗逆数の 変化が 相殺し, . の率は
数値は
対称なら
各電流は . , とすると
総合演習 11
電子捕獲の
原子番号18,質量数37の
有効核電荷を
Y の
原子番号・質量数,準位差 ,反跳を無視した 光子の 波長を 求めよ. ニュートリノの
エネルギー と娘原子の 反跳を, の必要な 次数まで 求めよ. 捕獲直後の
娘原子の 速度を ,光子の単位方向を ,両者の角を とします.保存則から光子エネルギー を求め,最大値と 最小値の 差を 求めよ. 分光器の
エネルギー分 解能が なら,反跳補正と線の 広がりの どちらを 見分けられるか.近似の 適用条件も 述べよ.
静止したXの電子捕獲で,ニュートリノと娘原子Yが反対向きに動く.下段は娘原子が止まる前の電子遷移で,捕獲直後の娘原子の速度wと光子の単位方向nのなす角θを示す.
解答を見る
考え方
捕獲と
陽子が
電子を 捕獲して 中性子に なり .従って , .有効核電荷は遮蔽を 定数に まとめた 仮定である. 娘原子と
ニュートリノの 運動量は 反対向きで,大きさは .従って
2次項に
放出後の
運動量は .慣性質量の変化を 無視すると
補正項に
前方
反跳補正は
分解能より 小さく,幅は 分解能より 大きい.他の 広がりを 無視すれば,幅を 見分けられる.補正は ,幅はより 大きい で決まる.両量と が十分 小さい ことが 近似条件である.
総合演習 12
気体が
平行板コンデンサーの
電圧一定での
引力を,電源の 仕事を 含めて 導け. 気体を
に保ちます. でつり合いを 表し,安定な 間隔と 限界電圧を 求めよ.変位も 等温です. までの圧縮で,放出熱,電場エネルギー,電源の 仕事 を を単位と して 求め,収支を 確かめよ. 同じ
初状態から 可逆断熱で 圧縮します. で限界間隔・ 電圧を 導き, で等温の 限界電圧との 比と 限界温度を 求めよ.
断面積Sの上側電極は気密ピストンで,下側電極は固定される.外圧はpe,電極間隔はd,気体の体積はSd,誘電率はε0である.電圧Vの電源と,等温操作で接触する温度T0の熱源を示す.
解答を見る
考え方
電源を
電圧
一定なら ,電源の仕事 の半分が 場の 増分 ,残りが電気力の 仕事なので
等温の
から外向き合力と つり合いは
つり合いで
とおく.気体の内部 エネルギー変化0より,放出熱は 気体への 仕事 ,有効数字2桁では . を用いると
外圧の
断熱では
なので .初状態の安定な枝は この 関数の 極大までである.
固定電圧で
04東大後期の過去問を発展させる(4)
東大後期の
総合演習 13
捕獲後の
半径
,衝突後の速度,単位質量あたりの 軌道エネルギー と角運動量 を求めよ. とする. 束縛軌道の
条件と 近点・遠点距離を 求めよ.保存則から 半径方向速度0の 位置の 方程式を 導き,天体に 衝突しない 条件も 示せ. 衝突の
エネルギー損失を 求めよ. で,軌道の安全性と 損失の 宇宙機の 初運動エネルギー比を 求めよ. この
小問では 入射方向の 制限 を外し,破片の 速度を 自由に 選べる ものとします.捕獲で 脱出させる 最小の 破片速度と 最適方向を 求めよ. の極限も 説明せよ.
半径R,質量Mの天体を,質量mの宇宙機が半径r0の円軌道で回る.宇宙機の速さv0,外向きer,進行方向etを示す.破片の質量はηm,入射速度はu=v0(−a er+b et).矢印の向きは小問 (3) のb=−0.80の場合である.
解答を見る
考え方
衝突では
向心力から
.天体の力積を 無視して
衝突点は
が束縛条件.接線速度は なので
判別式は
重力位置エネルギーは
不変で,相対 運動の 損失は
数値は
軌道の
破片の
速さを とすると .等号は同じ進行方 向から 追い付く 場合.脱出速度 に達する 最小値は
衝突点が
総合演習 14
虹の
半径
スネルの
法則と 幾何から を導き,最小偏角の 入射角と 角半径 を求めよ. の各 を求め,どちらの 色が 外側か 説明せよ. 最小偏角の
近くで とする. と, へ出る 光量の 入射光量 に対する 比を 求めよ.角度分布が 発散しても 積分は 有限と 示せ. 波動に
よる 角度の 広がりを,本問では という 見積もりを 使ってよい. で2色の角半径の 差と 比べよ.(3)を まで使えるか検討せよ.
半径a,屈折率nの透明球へ平行光が入射する.中心軸から入射光までの距離b,入射点の法線に対する入射角θ1と屈折角θ2を示す.光線は球内で1回反射して出射し,矢印が進行方向を表す.
解答を見る
考え方
方向変化の
入射・出射で
それぞれ ,内部反射で だけ向きが 変わるので,合計が 指定の . から
停留点の
代入すると
で , で .屈折率の小さい 色が 外側へ 来る. より
角度帯に
両側の
微分した
.2色の差 はこれより 大きく,この 模型では 縁を 分けられる.ただし は広がりより 小さいので(3)の 定量計算には 使えない.幾何光学には が十分小さく,縁では も必要.二次展開には が十分小さく,範囲の 端から 離れる ことを 要する.
総合演習 15
往復する
静かな
両時刻を
関係付け,位相 から観測 振動数を 求めよ.最大・ 最小と 変調の 周期も 示せ. 位相を
とする 誤りを 説明せよ. の1次までの正しい 振動数を 求め,この 置き換えの 振幅・位相の 誤差を 示せ. で位相誤差も 求めよ. で最大振動数が 大きくなる 理由を 波面の 到達間隔から 説明し, へ単純に 延長できるか 述べよ.
音源はxs(s)=A cos Ωsに従い−AからAの間を往復し,一定振動数f0で鳴る.発音時刻sの音源位置xs(s)と,D>Aにある観測点を示す.音速はvで,寸法線は発音位置から観測点までの伝播距離を表す.
解答を見る
考え方
到達時間を
伝播距離から
最大は
誤りは
受信時刻の 位置を 使う点である. とおけば . の1次まで
誤った
発音間隔
に対し ,ここで .音速へ近づくと 間隔が 縮む. では一部で 微分が0に なり, では負の 区間が 生じ,発音時刻が 多価と なる.波面が 重なる ため,一価の 周波数には できない.1次展開には が十分小さく,遅れを 捨てるには も十分 小さい ことを 要する.音波の 線形近似には 圧力 変動と 静圧の 比も 小さい ことを 要する.
総合演習 16
自由
容量
切り
替え後の 方程式を 立て,弱減衰の を,複素指数関数 と初期条件から 求めよ. 次の
正の 山から を推定し,3点目を 照合せよ.初電荷と 全発熱も 求めよ.
山の | |
|---|---|
0 | 4.000 |
0.006315 | 2.127 |
0.012630 | 1.131 |
同じ回路を
の電源で 駆動する.複素インピーダンスで 定常電流と 平均電力を 求めよ.電流振幅最大の 角振動数を 求めよ. コンデンサー電圧振幅が
最大の 角振動数と 振幅を 求め,自由振動および電流共振と 比較せよ.
上段は充電後に電源を外した抵抗R,コイルL,コンデンサーCの直列放電回路である.最初に正だった極板の電荷q,電位差VC,放電向きを正とする電流Iを示す.下段は同じ素子を交流電源Va(t)=V0 cos ωtで駆動する配置で,電流と電荷の符号の対応を保つ.
解答を見る
考え方
減衰と
なので . を代入して . とすれば , . で複素解の 実部を 取り, を使うと
電圧極大では
.正の山の 間隔 ,比 から
電圧と
電流を の実部と し, と選ぶ.
従って
から
分母の2乗の
最大電圧振幅は
05東大後期の過去問を発展させる(5)
東大後期の
総合演習 17
円軌道に
頂点を
半径
の水平円 運動の 角速度 ,垂直抗力 ,鉛直軸まわりの角運動量 を求めよ. 円
運動に 母線方向の 外向き速度 を追加します.有効ポテンシャルを 求め,小さい での半径 振動の 角振動数 ,振幅 ,一往復の方位角増分 を求めよ. , , , で近似を 検算せよ. 小振幅極限で
半径が 回振動する 間に 回転して軌道が 閉じる 条件を 整数 で表せ. で閉じるか.有限振幅にも 同じ 条件を 使えるか.
円錐面の断面と上面に,α,r₀,接線速度と母線方向の追加速度uを示す.
解答を見る
考え方
角
, より
, を運動エネルギーに 代入すると
追加直後の
従って
より条件は . では が無理数なので,振動と 回転は 有限回で そろわない.有限振幅では 周期と 平均角速度が 変わり,再計算を 要する. の円運動 その ものは 一回転で 閉じる. は時間の 逆二乗.適用条件は である.
総合演習 18
音の
透明な
1次まで
展開し,左右の 一次回折光の 位置 ,入射光に対する 強さの 比,強さの 変動の 振動数を 求めよ.格子の 周期が 音の 半波長ではない 理由も 述べよ. , , で下表を 得ました.モル質量を ,気体定数 とします. を直線化に 使って 音速と 比熱比 を求め,両端で 決めた 模型を 中央の 点で 検算せよ.
250.0 | 0.19270 |
300.0 | 0.17591 |
350.0 | 0.16286 |
の相対標準不確かさが1 %,他は 無視できるとします. の不確かさを 求め,等温模型 を判別できるか 説明せよ.
気体セル,光,レンズ,焦点面に,音のy方向,d,F,測定位置±x₁を示す.
解答を見る
考え方
音は
指数を
展開し, を使うと
左右の
位置は
より音速は 順に 約 .断熱圧縮から .ゆえに
中央では
(2)の
式で .一次の伝播は .従って .1との差0.400は 不確かさの 約14倍で,等温模型と 区別できる. は無次元.近軸には ,位相の展開には ,線形音波には密度の 相対 変動が 小さい ことを 要する.
総合演習 19
動かしているのに
水平レールに
相互インダクタンス
連立方程式を
立て, を,複素振幅 に を掛けた 実部で 表し,両振幅を 求めよ. での電流と 棒の 運動,電流振幅最大の を求めよ. は振動数を 変えても 一定とします. , , , , , で, ,そこでの棒の 振幅と 平均発熱率を 求めよ. エネルギー収支を
導き,電源の 平均仕事率と 発熱率を 照合せよ. での の定常公式を,無抵抗の 実験に 使えるか.
ばね付き棒とレール,R,L,垂直な磁場B,電流源につながる固定一次コイルと結合Mを描く.xとIの正方向を示す.
解答を見る
考え方
複素数で
誘導の
法則と ローレンツ力より
では , .棒の運動起電力が 誘導に よる 駆動起電力を 打ち消す. では
虚部が0と
. より
電気の
式に ,力学の式に を掛けて 足すと
一次の
総合演習 20
いちばん細い像と,いちばん正確な
円孔の
を導き,幾何光学と 回折の 寄与を 区別せよ. 最小幅
と対応する を求めよ. , , で計算し,遠方回折の 条件 を検査せよ. マスク面への
単位面積・単位時間の 光子到達率を 一定の ,検出効率を ,露光時間を とします.全透過光を検出し,位置は 独立です.検出数の 相対的な ゆらぎを 無視できる ほど 多数の 光子を 検出する ものとします.検出数の 期待値 と中心の 標本平均の 不確かさ を求めよ. の制約下で が最小と なる と, に対する 精度の 比を 求めよ.
点光源,マスク,検出面にa,b,u,xを示す.透過率分布を添える.
解答を見る
考え方
振幅を
, とし, を使うと
第1項は
, とおくと .微分して より
透過確率の
面積積分は なので
不確かさの
06力学の総合問題(1)
回転する
総合演習 21
筐体が
鉛直な
筐体,回転子,ばねを上から描く.角度 \(\alpha,\beta\) と地上へつなぐばね \(K\) を示す.
筐体固定時の
周期 と,自由な系の 相対角 の周期 を求めよ.自由な 系を ,両角速度0から放した後の 両角度も 求めよ. 自由な
場合の エネルギーを 相対 運動で 表せ. の時計が,内部 振動の1周期を と数える とき,経過時間を 実際の 何倍と 表示するか. 筐体を
地上へねじりばねで つなぎ, を加える.基準角振動数と,その2乗の の1次までの近似を 求めよ.自由時の 周期は どちらに 受け継がれるか.
解答を見る
考え方
摩擦の
固定時は
より .自由な場合は
したがって
総角
運動量0より , .運動エネルギーに代入して
筐体へ
を加え, を代入すると
低い
総合演習 22
重力が
質量・半径
遠方の相対軌道の直線,速さ \(u\),衝突径数 \(b\),曲がった軌道を描く.接触距離 \(R+r\) を示す.
保存則から
衝突する 最大の と断面積 を求めよ.標的を 固定した 計算との 違いも 示せ. 同じ
の天体が 数密度 で一様に 分布し,衝突は 独立と する.時間 の衝突確率を として,未衝突確率,平均待ち時間,衝突確率が 半分と なる 時間を 求めよ. , で数値も 求めよ. 数密度を
半分ずつ,速さ の集団に 分けると 衝突率は どう 変わるか.単一速さの 場合の 衝突率を 最小に する 速さも 求め,低速ほど 衝突が 減るとは 限らない 理由を 述べよ.
解答を見る
考え方
無散逸の
換算質量は
.接触ぎりぎりの軌道は 最近接距離 で半径方向の 速度0と なる.接線方向の 速さを とすると
遠方の
体積 に含まれる 個数より .未衝突確率は , より .平均待ち時間は ,半分になる 時間は .
数値は
それぞれの
を足すと
逆数の
総合演習 23
光の
慣性モーメント
吊り線,腕の長さ \(d\),鏡への垂直入射と反射,温度計を描く.時間幅 \(\tau\) の一定パワーのパルスも添える.
瞬間的な
照射の 角力積,角振幅 ,温度上昇 を求めよ.測定から を決める 式と,模型と 両立する 条件も 導け. とする.測定値 から を求めよ.独立な の標準不確かさが1 %,2 %で,他の 量は 正確と する.推定値の 標準不確かさも 求めよ.偏微分と 各標準不確かさの 積の2乗を 足し,平方根を 取ってよい. 同じ
エネルギーを 時間幅 の一定パワーで 与える.照射中の 角度と 消灯後の 振幅, の倍率,瞬間的な 式の 誤差が 約1 %以下と なる 条件, の測定の 限界を 求めよ.
解答を見る
考え方
小角で
吸収光は
,反射光は の運動量を 渡す.角力積 と熱量 は
正の
より .不確かさは なので
後者には
とおくと,照射中は .初期値0より
消灯時の
総合演習 24
異なる
断面積
棒1と棒2の長さ,断面積,初速度を描く.接触面と外側の自由端を区別する.
縦波の
速さ を導け. として,反射波が 戻る 前の 共通接触速度 と圧縮応力の 大きさ を求めよ. とする.自由端の 反射から 接触終了時刻と 最終速度を 求め,力積と エネルギーを 検算せよ. とする. ,接触時間,応力,最終速度を計算せよ.弾性限界は 棒1で ,棒2で として の上限も 求めよ.長さの 条件を 外しても 同じ 最終速度に なるか.
解答を見る
考え方
1次元線形弾性の
微小部分の
両端の 応力差から
波速は
圧縮波は
に両自由端へ 着く.応力0の 条件から,反射波は 圧縮応力を だけ減らし,速度を 棒1で ,棒2で だけ変える.反射波は に接触面へ 戻り,
後式は
より . から , , .
低い
07力学の総合問題(2)
保存則と
総合演習 25
二つの
ねじり定数
環の
力を 積分し,抵抗トルクと 自由 振動の 方程式を 求めてください. 包絡線を
,山の間隔を とします.山の高さの 比から ,周期から を求める 式を 導いてください. 対 の両端の2点から を求め,中間点と 照合してください. , とします.
の独立な 標準不確かさだけを とし, の標準不確かさを 求めてください.厚さ のすき間の 平衡化時間 は振動時間尺度より 十分短い 必要が あります. として 最大厚さで 確かめ,すき間を 狭め続ける 方法の 限界を 述べてください.
上下の固定平板と水平円盤の断面.上のすき間は2h,下のすき間はhで,円盤の半径はR.液体の密度はρ,粘性係数はη,つり線のねじり定数はκ.別の上面図にねじれ角θと,半径rの環およびその幅を示す.環の幅は模式的に拡大している.
解答を見る
考え方
慣性を
半径
,幅 の環の 面積は ,速さは .厚さ の側の 抵抗トルクは .積分し両面を足すと
従って
の代入で .振動解は , , .山 は同位相なので
とすると,差を 取るので .切片は だから
固有角
総合演習 26
質量を
球対称な天体
最初の
変化後の 比エネルギー ,比角運動量 ,近点・遠点の距離,長半径を 求めてください. 2回目以後の
束縛条件と,変化地点が 近点か 遠点かを 分類してください. で両端の 距離と 離心率を 求めてください. と同じ 最終質量まで 一度で 変える 場合と,非常に ゆっくり変える 場合を 比較してください.後者では 円に 近い 軌道を 仮定して 半径と 周期を 求め,時間尺度の 条件も 示してください.
左に天体M_0,探査機mの初期円軌道,半径r_0と変化点Pを示す.Pにいるときに天体が初期質量の1/4を失う.右は次の最遠点Qで残存質量の割合sを失う配置を模式的に示す.
解答を見る
考え方
中
初速は
であり, .残存質量 に対して
半径速度0の
とすると
従って
最終質量
に一度で 変えると で脱出する.遠点で 減らす方が エネルギー増加 は小さい.
ゆっくり減る
総合演習 27
励起の
中性粒子
相対論では
質量増加を
慣性に 入れない 非相対論近似で,しきい 入射エネルギー ,共通速度,各粒子の並進エネルギーを 求めてください. 不変量から
相対論的な しきい値を 求め,(1)との 差を 数値で 評価してください. しきい値で
生じた 核が,他の 粒子と 相互作用せずに 光子1個を 放出して 基底状態に 戻ります.核の 静止系の 光子エネルギー ,実験室で進行方向・逆方向の 値 を求め, の理由を 説明してください.光子の ローレンツ変換は , , と与えます.
中性粒子a,質量mが,静止した標的核A,質量Mへ入射する.反応はa + A → a + A*.別の小図に励起核A*の進行方向と,進行方向および逆方向の検出器を示す.励起核の静止質量はM_* = M + Δ/c²である.
解答を見る
考え方
重心
入射
運動量を ,衝突後の速度を とする. の下で,運動エネルギーは
最小は
速度は
入射エネルギーは
で, .初期の不変量は
終状態の
差を
励起核の
静止系で,基底核の 反跳 運動量の 大きさも だから
移項して2乗し,
非相対論近似には
総合演習 28
可変長振り子の
鉛直面内の
長さ
短縮前後の
接線速度の 比と 転回角 を,小角近似なしで求め,転回条件も 示してください. 短縮・伸長の
各仕事と その 和を 求めてください. , , , , で と正味の 仕事を 計算してください. 長い
状態の 転回点から 最下点へ 戻る間だけ,転回点の 振動エネルギーの 割合 を失う 模型へ 変えます. とし,他の 区間に 散逸は ありません.縮める 直前の 最下点の エネルギー の漸化式と 増幅条件を 求めてください. で必要な 短縮割合 の下限を 評価し,無限に 続く 指数増幅が 物理的に 成立するか 調べてください.
左に長さℓの棒,小球m,鉛直から測った初期角θ_0を示す.中央は最下点でℓからqℓへの短縮,右は次の転回点でqℓからℓへの伸長.切り替え中は棒の角度を変えない.破線の小球は切り替え前,実線の小球は切り替え後で,角度と長さの比は模式的に描く.
解答を見る
考え方
操作には
最下点を
基準とし, .最下点で ,短縮中は なので .短い状態の 上昇では
従って
最下点で
縮めると 運動エネルギーは から ,高さは だけ増す.従って
転回点では
伸長後の
操作後の
転回点の エネルギーは .帰り道の散逸後は
転回には
08熱と分子の総合問題(1)
気体の
総合演習 29
小孔が
容積
とします.孔径
単位時間当たりの
流出数と 平均 運動エネルギーを 求めよ. に対し ( )を用いてよい. 壁の
熱容量を 無視し, ,温度 を求めよ.初期の 単位時間当たりの 流出数は とする. 壁が
気体と 同温で 熱容量 一定なら を求めよ. で の温度を 熱容量0の 場合と 比較し,壁を 無視できる 条件を 示せ.
容積Vの固定容器内に分子数N,温度Tの気体があり,断熱壁の面積Sの小孔の外側は真空である.孔の外向き法線をx方向とし,入射速度成分v_x,v_y,v_zを別の模式図に示す.初期条件はN_0,T_0=320 Kであり,小問(3)では壁の熱容量C_wを考える.
解答を見る
考え方
理想気体の
到達する
層の 厚さは である. , とおくと,流出率 は
流出集団では
として,剛体容器の 収支は
気体と
壁を 合わせ, とすると
壁ありで
総合演習 30
衝突する
中性気体に,質量
平均速度の
式と,定常速度 の移動度を 求めよ. 次の
測定で を最小に し, と の標準不確かさを 求めよ.電場の 誤差は 無視し,各速度の 独立な 標準不確かさを とする.
数密度
の粒子流を とする.熱平衡で , から を導け.電場 で,薄い初期層を 平均距離 運ぶ時間と位置の 標準偏差を 求めよ.幅を 未満にする 電場と,熱分布を 保つ弱電場の 条件を 比べよ.
中性気体中の電荷+eのイオンを薄い初期層として描く.電極間の電場Eはx方向を向き,初期層から観測面までの距離はLである.小問(3)の条件はE=2.00×10^3 V m^−1,L=1.00×10^−2 mである.
解答を見る
考え方
衝突に
衝突しない間の
加速は ,衝突による 平均速度の 減少は である.従って
二乗和の
による 微分を0と すると, .誤差を重み で足すと
平衡分布を
微分すると . より である.分散は 増し,
幅の
熱速度を
総合演習 31
臨界点で
一様な1相の
を
可逆断熱変化の
を第一法則から 求め,断熱音速 と等温の 速さ を導け. , で両速さを 求め, の違いを 説明せよ. , , , として 数値も 求めよ. 波の
角振動数 ,局所平衡化時間 ,熱交換時間 で両過程の 条件を 示せ.臨界点での 断熱温度変化を モル体積変化 で表し,線形近似の 条件を 示せ.
1相の気体中の縦波を,粒子の密な圧縮部と疎な希薄部で示す.下の模式図はモル体積w,温度Tの局所の気体要素であり,破線は体積変化δwを表す.外界との熱交換を双方向の矢印で示し,熱交換時間をτ_hとする.
解答を見る
考え方
断熱線と
モルあたり
とすると, .引力の項が 相殺され, となる.従って
と を代入すると
臨界点では
局所平衡には
が必要である. なら断熱, なら等温へ 近づく.中間では 位相差と 減衰が 生じ,両速さの 平均では 表せない.
断熱の
総合演習 32
固めて
モル自由エネルギーを
とし, , から共存圧力 の傾きを 導け.圧力が 最小に なる 温度と, から への共存圧力の 変化を 求めよ. 物質量
の液体を の共存圧力から,可逆断熱で 固める.固体の 割合を とし, と に達する 割合を 求めよ.また を保って 全量を 固める 場合の 吸熱を 求め,冷却の 理由を 説明せよ. 固体原子の
独立な2状態を 磁場で に分ける.確率は , ,モルエントロピーは とする.液体への 磁場の 影響は 無視し,磁場一定で 固体の エントロピーを 導き, のとき,磁場下の 共存圧で から微小量を 断熱固化し,冷えるか 判定せよ.
圧力pを受けるピストンをもつ断熱容器内に液相と固相を模式的に描き,温度Tと固体の割合xを記す.右側は磁場によって分かれた固体原子の二つの準位で,上が+ε,下が−εである.
解答を見る
考え方
可逆断熱で
共存曲線で
とすると, だから
傾きが
冷やすには
可逆断熱なら,全エントロピー
は初期の に等しい.従って
等温では
とおく. , なので
磁場下では
09熱と分子の総合問題(2)
引っ張り,粘性の
総合演習 33
引くと
金属線の
とします.
長さℓの金属線を右向きの力Fで引く.温度計は線の温度Tを示す.小問(3)では温度T₀の熱源から線への熱流を−Hθとし,θ=T−T₀である.
と を導き, から可逆断熱で まで引いた ときの 温度変化と 伸びを 求めよ. で予張力を かけた 平衡の まわりの 等温・断熱の 微小な 弾性係数を 求めよ. で正の 断熱弾性係数を もつ条件を 示せ. 熱源
からの熱流を ( , )とし,伸びの 変動を とする.力の 複素振幅 と の比を 求め,振幅一定で1周期の 損失が 最大に なる を求めよ.予張力を 上回る 変動と 線の 慣性は 除く.
解答を見る
考え方
自由エネルギーの
とおく.微分して
より,等温では係数は .断熱では を代入して
変動を
と書くと .熱収支は だから
周期平均は
総合演習 34
液面の
断面積
断面積Aの容器と液面一定の大液槽を,両口が水没した水平流路でつなぐ.両液面は大気に開き,液面差はhである.拡大した流路断面に幅b,高さδと,中央を原点とする高さ方向の座標zを示す.流路の長さはdである.
薄い流体層の
つり合いから と体積流量 を導け. を求め,表から を推定せよ.液面差の 誤差 だけを考え,両端の 値に よる 推定の 相対誤差上限も1次で 求めよ. 液面差が4分の1に
なるまでの 散逸を 求めよ.すき間の 高さを 半分に した 場合の 所要時間と 総散逸も 比べよ.瞬時に 流速分布が 整う 近似も 検算せよ.
解答を見る
考え方
定常流を
厚さ
の層の 力の つり合いより .中央で ,両壁で より
より , . と は直線で,中間点も 一致する. なので
対数比の
散逸率は
圧力仕事率 である.積分して
半分の
総合演習 35
分子の
剛体の
初めはT₀=150 Kで平衡にあり,短い加熱で並進・回転だけをT₁=900 Kにする.加熱直後の振動温度はTᵥ=T₀で,以後は断熱容器内で振動へエネルギーが移る.振動準位Eⱼ=(j+1/2)k_BΘは等間隔で,Θ=600 Kである.
と を求めよ.零点エネルギーを 除いて 表せ. 終温度
を求めよ.加熱直後から 平衡までの エントロピー増加を 求め,エントロピー最大と なる 理由も 示せ. 平衡後の
音の 周期に 比べ,振動緩和が 遅い 場合と 速い 場合の 音速比を 求めよ. , を使い, はモル定積熱容量, はモル質量と する.
解答を見る
考え方
緩和前は
等比級数を
微分すると なので, .零点エネルギーを除いて
定積・断熱の
エネルギー保存より
左辺は
並進・回転の
とおき,微分すると
速い音を
総合演習 36
蒸気圧の
液体と
温度Tの物体内に液体と飽和蒸気を封じたじゃばらを置く.有効面積Aの端面が正の変位xで冷却弁を開き,外圧pₑと閉じる力F₀+κxを受ける.入力はP,周囲への熱流はH(T−Tₐ),弁による冷却はBxで,Tₐ=300 Kである.
飽和圧
,開き始めの温度, の平衡変位 を求めよ. 装置の
温度は に従うとします. , , , です.定常温度 の電力と,瞬時に 動く 弁に よる 減衰時間を 求めよ. 弁の
摩擦に よる 遅れを とします. は(1)の平衡変位, です.振動を伴う の範囲と,振動が 成長する 可能性を 調べよ.機械的仕事・摩擦熱は 無視し, は相変化も 含む 局所的な 有効熱容量です.
解答を見る
考え方
両相の
共存曲線で
なので, . を代入すると
開き始めに
開放時は
定常収支より
.平衡での は
線形化で
, . に比例する 解を 代入し,消去すると
10電磁気の総合問題(1)
電場に
総合演習 37
電場に
温度
温度 T の密閉容器に中性分子 N 個を入れる.A,B の体積はそれぞれ 𝒱,3𝒱 で,破線の境界を分子が通過できる.A の面積 S の平行板は間隔 d,電圧 V 一定で,電場 E = V/d を青の矢印で示す.B の電場は 0 である.
内部
エネルギーと 相互作用 から,A の1分子の有効な 位置エネルギーを 求めよ.ボルツマン因子 を使い,密度比 と平均個数 を求め, が小さい ときの を示せ. A の
分子が 増すと,容量は 増します.電源の仕事と 容量の エネルギー増加を 求め,差を(1)と 照合せよ. 分子の
在否は 独立とします.個数の 標準偏差と,平均の 増加が 無電場の 標準偏差を 超す条件を 求めよ. , , , , , で検算せよ.
解答を見る
考え方
希薄気体,線形分極を
平衡の
分極を 代入すると
電源から
来る 電荷は . .容量のエネルギー増加は .従って が移動へ 渡る 仕事である. とおくと,在否の分散は . 個を足して ,無電場では .求める条件は
値は
総合演習 38
薄板の
厚さ
抵抗率 ρ,厚さ h の薄板に,半径 a の円形電極を中心間距離 b で取り付ける.平面図に電流 I の流入と流出を示し,流入側の周囲に半径 r の破線円を描く.下の断面は厚さを拡大し,電極が厚さ全体で接触する様子を示す.各電極の接触抵抗は R_c である.
流入点近くの
電流密度を 求め,流入・流出の 電位を 重ね合わせよ.板の 抵抗を 主要項で 求めよ. とします.両端を直線化し, を決め,中間の2点と 照合せよ.測定誤差が 最大 なら, の相対誤差の 上限も 求めよ. の許容値を とします.電流の上限を 求めよ.接触抵抗0で 厚さを2倍に した 場合の 電極近くの を,電圧一定と電流 一定で 比べよ.
解答を見る
考え方
板端と
半径
の円筒面を 通る 電流から ,従って , . を積分すると 電位は 対数に なる.流入電極 A,流出電極 B からの 距離を とすれば
A 表面で
に対し , , .端点から
切片は
電極の
すぐ 外の 電流密度は 主要項で .従って
接触抵抗0,電圧
総合演習 39
回転電場で
磁場
を
xy 平面の原点で静止する電荷 q > 0,質量 m のイオンと,半径 R の回収円周を示す.緑の ⊙ は +z 方向の一様磁場 B を表す.青の直線矢印は時刻 0 の電場 E_0 e_x,青の円弧矢印は角振動数 ω の時計回りの電場回転を表す.電極は模式的に描く.
ローレンツ力で
の微分方 程式を 作り, で解け. の速度と,速さが 増す理由も 求めよ. と定義します. とその 大きさの 上限を 求めよ.共鳴での 到達時間の 主要項と,非共鳴で 回収されない 十分条件を 求めよ. ,質量 の2種を同時に 入れ,軽い方に 共鳴させます. , , , , で到達時間と 重い方の 距離上限を 求めよ.選別可能な の上限も 求めよ. , として,軽いイオンの 回収時の 波長と の比を 見積もり,軌道と 非相対論の 近似を 確かめよ.
解答を見る
考え方
一様場で
, . とおけば
より .積分して
右辺が
, .従って ,重い方の距離上限の 計算値は で,有効数字2桁では .丸め前の上限も 未満である.十分条件から
弱電場ほど
回収時の
速さは . , で,波長は小さい.さらに , で両近似は 整合する.初期の 広がりも より小さく,衝突間の 平均自由時間は より十分長いことが 要る.
総合演習 40
短絡で
直列回路は
一次は抵抗 R_1,コイル L_1,可変容量 C,交流電圧源 V(t) = V_0 cos ωt の直列回路である.二次はコイル L_2 と抵抗 R_2 の閉回路で,相互インダクタンスは M > 0 である.巻き方向の対応をコイル端子の黒丸で示し,両コイルの黒丸端子へ流れ込む向きを電流の正方向として矢印で示す.
複素電流の
連立式と,入力の を求めよ.二次の 発熱を 一次の 実効抵抗 で表せ. 共振を
と定義します. の共振角振動数を 求め,比べよ. , , , , を保ち, を変える たびに を共振へ調整します.受電電力最大の 負荷と 容量を すべて 求めよ. 二次電力を
電源の 平均電力で 割った 値を 効率とします.効率最大の 負荷,効率,二次の 電力を 求め,電力最大の 条件と 比較せよ.
解答を見る
考え方
複素振幅と
インピーダンス
, を用いると
二次から
二次の
短絡極限では
誘導項が となる.従って
共振では
が実数で,
最大は
解は
効率は
で, とともに増す.最大は , ,従って .このとき , .効率は高いが,電力は 減る.結合を0に すると となる.集中定数近似には 装置寸法 に対し が必要で,調整後は 過渡現象の 減衰を 待つ.
11電磁気の総合問題(2)
静電場,荷電粒子の
総合演習 41
鏡像への
接地した導体平面を
と
鏡像双極子の
位置・モーメントと,相互作用エネルギー を求めてください.無限遠を 基準とし,電荷を0から 増して 係数を 確かめてください. 高さ一定の
安定な 向きと 鉛直力を 求めてください. 向きを
に固定し,高さ可変の 支持装置を 付けます.重力を 含む装置の 上向き合力は です.安定条件と限界高さを 求めてください. , , で限界の も求めてください.
接地した導体平面 z=0 の上に,長さ a の棒で電荷 ±q を結んだ双極子を置く.中心の高さ h と,+z 方向からの角 θ を示す.右は小問(3)の θ=0 の設定で,支持装置の基準高さ h₀ と与えられた上向き合力 κ(h₀−h) を示す.
解答を見る
考え方
実電荷一定,導体電位0で,誘導電荷を
鏡像は
電荷の 符号を 反転して 位置を 平面で 反射するから,中心は , .実物の中心で
実電荷を
鏡像を
は で最小, で最大だから,平面に 垂直な 向きが 安定である.そこで を微分して
負号は
とおけば .つり合いは , を満たす.右辺の 微分は なので最大は .つり合いで より, の枝が 安定である.従って
数値は
総合演習 42
加速管の
長さ
速度と
位置を 時刻の 関数と して 求め,出口に 到達する 条件を 求めてください.到達時刻を とし, で を表してください.壁の 条件も 調べてください. 小さい
に対する 磁場上限を 求めてください. , ,出口エネルギー , , で計算してください. , とし,非相対論的な 近似を 確認してください. 前半
の磁場を ,後半を とします.磁場の1次で出口変位を0に する を求めてください.出口の 横速度も0に なりますか.
管軸 x に沿う一様電場 E と,+z 方向の磁場 B を示す.電荷 +e,質量 m のイオンは原点で静止している.管の長さは ℓ,管軸から壁までの距離は b である.下図では x=ℓ/2 を境に前半の磁場 B₁ と後半の磁場 B₂ の領域を示す.
解答を見る
考え方
磁場は
運動方
程式は , . とすれば ,初速度0から .成分を分けて 積分すると
最大の
等号では
, , とおく.到達式から ,前問の比の 分子・分母は それぞれ , なので,ずれの比は . , より上限は
1次では
. を位置で 積分し,変位を 積分すると
前半と
横速度は
総合演習 43
磁気圧と
長さ
ファラデーの
法則で 磁束保存を 示し,半径 での磁場,磁場エネルギー,磁気圧を 求めてください.一定に する 量も 示してください. 等圧点の
半径 と,散逸なしで最初に 内向き 運動が 止まる 半径 を求めてください. , , , , で両半径と 折り返し時の 磁場を 計算してください. 弱い
機械的減衰を 加え,静止までの 発熱を 求めてください.外圧の 仕事を 含めてください.
薄い導体円筒の初半径 r₀,長さ ℓ,全質量 M_s,内部の一様な軸方向初磁場 B₀ を示す.外部の磁場は0である.一定外圧 p_e は壁の内向きに作用する.断面の両矢印は壁が動径方向に動く模型を表す.
解答を見る
考え方
磁束一定の
動く
壁に 沿って 一周した の積分は 完全導体では0.ファラデーの 法則から ,従って .
磁束一定での
とおく. から .外圧の仕事は なので
折り返しでは
等圧点で
の最小値は .従って発熱は
外圧の
総合演習 44
共振の
電圧源
複素インピーダンスから
を求めてください. , として,振幅の 変化と 直交成分の 変化が の何次から 始まる か 比べてください.直交成分は 入力に 対する 虚部です. 両端2点を
直線化して を求め,模型との 整合を 確かめてください.
振幅の
減少と 直交成分を まで検出できます.原点付近の 最小変化率・変位を 両方式で 比べ,変化の 符号も 判別できるか 答えてください.
電圧源 V₀ cos ωt,抵抗 R,コイル L(x)=L₀(1+ηx),容量 C を直列につなぐ.抵抗の両端に電圧測定端子を設け,試料の変位 x を添える.ω²L₀C=1 に固定する.下図は入力を実軸とする複素平面の両軸である.
解答を見る
考え方
, , . とおけば
小さい
, として
表の
とする.振幅方式では より
直交成分方式は
12光と原子の総合問題(1)
分散と
総合演習 45
すべての
間隔
間隔 d の二重スリットを正面から照らし,上側の光だけが厚さ ℓ の透明板を通る.レンズから後方焦点面までの距離は f で,焦点面の座標 x は光軸から上向きを正とする.光線の矢印は光の進む方向を示す.
時間因子を
として,上側から 下側を 引いた 位相差 を求め,振動数に よらず 位相差が 一定に なる 位置 を求めよ.群遅延で この 位置を 解釈せよ. , , の装置で, でした.位相差の次数も 確定し, と分かりました. と での屈折率を 求めよ. は明線か. 振動数ごとの
強さは から まで一定で,それ以外では0とします. で,異なる色の 強さは 足します.干渉なしで 規格化した 強さを 求めよ.一経路に 色に よらない 位相 を加えて 走査した ときの 縞の 可視度 と, から最初に 可視度が0に なる 距離を 求めよ. , とせよ.
解答を見る
考え方
近軸の
とおくと
測定値から
.残る位相 より ,したがって .各色で なので明線ではない.位相が 色に よらず 一定でも,0とは 限らない. 同じ色では
. , とおけば
単色極限
総合演習 46
中性子の
同体積
壁の
容器1の | 容器2の | |
|---|---|---|
容器1と容器2はともに体積 V で,壁面積はそれぞれ 𝒜₁,𝒜₂ である.各容器の窓はふたで開く面積 S を変えられる.青い点は中性子,青い矢印は共通の速さ v と異なる進行方向を示す.容器と窓は模式図である.
壁に
向かう 半球上の 方向平均を 行い,単位面積・単位時間に 壁へ到達する 数が になる ことを 導け. と を求めよ. 表の
傾きが 速さの 測定値と 整合するか 調べ, と平均寿命 を求めよ.窓を 閉じた 容器1だけから 寿命を 推定した 場合の 偏りも 求めよ. 直線の
切片 の標準不確かさが,独立に でした.面積などの不確かさは 無視し, と の標準不確かさを 求めよ.
解答を見る
考え方
到達率を
壁法線との
角を とすると,方向の 割合は .壁へ向かう 方向だけを 数えて
したがって
表の
傾きは で整合する.切片の 差から
よって
独立な
誤差の2乗和から . より ,丸めれば である.
壁で
総合演習 47
動く
静止質量
右向きを x 軸の正方向とする.入射光子は正方向に進み,エネルギーは ε = hν である.反射光子は負方向に進み,エネルギーは ε′ = hν′ である.静止質量 M の鏡について,入射前の速度 v = βc が正の場合と負の場合を上下に示す.光子の線は方向を見分けるため上下にずらしてあり,入射と反射は鏡に垂直である.
保存則と
鏡の 不変量から を求めよ. を用いてよい. 鏡の
反跳を 無視できる 極限で を求め,鏡の 静止系への 変換 と,戻す変換 からも確かめよ.一次近似と 厳密値の 差も 求めよ. 自由な
鏡の 反射で 反射光が 赤方偏移する 条件と 青方 偏移する 条件を 求めよ.特に でも赤方偏移する 場合は あるか.初め静止した鏡で 光子が 失う エネルギーを 求め, で鏡の 運動エネルギーと 照合せよ.
解答を見る
考え方
鏡を
反射後の
鏡を 添字 で表すと, , .これを に入れ,初めの 不変量を 差し引くと
従って
では .静止系で反射前後の 振動数が 等しいと する 二つの 変換からも となる.小さい で
分母は
正なので, は , は と同値である.接近の 効果より 反跳が 大きければ,赤方偏移する.等 振動数と なる 負の 速度は, を解いて .
総合演習 48
電子が
液体中の
液体中の半径 R の球形空洞に電子1個が閉じこめられている.空洞の表面張力は σ である.赤い矢印は外圧 p が正のときに空洞の表面を内向きに押す方向を示す.電子の点は存在を模式的に表し,軌道を表さない.
電子・
表面・外圧の 仕事を 足した 有効エネルギー を書き, での平衡半径 と安定性を 求めよ. , , , で と電子の エネルギーを 計算せよ. での平衡半径が 唯一で 安定である ことを 示せ. , を使い, で半径の 一次近似を 求めよ. 液体を
引っ張った 状態を の一定 圧力と して 模型化します.局所安定な 空洞の 圧力範囲と,平衡が 消える 臨界半径・ 圧力を 求めよ.局所安定と 無限膨張を 区別せよ.
解答を見る
考え方
閉じこめは
とおく.圧力を保つ外界の 仕事を 含めて
一般の
停留条件と 無次元形は
で とおく. は まで増し,その 後 減少し,最大値は .従って二つの 停留点が ある 条件は ,すなわち
小さい根は
よって
13光と原子の総合問題(2)
分光連星,電子,半導体,中間子の4題です.第10・27・29〜31章の
総合演習 49
分光連星の
質量
星1の | 星2の | |
|---|---|---|
水素の
二星の円軌道を斜めから見た模式図.星の質量は M₁,M₂,周期は P.重心を通る軌道面の法線と視線の角が i である.右側には二星の光が線条数 N の回折格子へ入射する様子を別に示す.軌道の大きさと星の位置は模式的に描いている.
表から
速度振幅 を決め,質量比と 全質量・ 傾きの 決まる 組み合わせを 求めよ. とわかった とき,星間距離と 両質量を 求めよ. 熱に
よる 半値全幅を 導き, で線を 分離できる 時間の 割合を 求めよ.
解答を見る
考え方
円軌道の
表の
変位から , .重心の視線速度は0.重心からの 距離を ,星間距離を とすると
相対
を
速度振幅は
表から 求めた 丸め前の 値を 使う.周期を 秒へ 換算して , .質量比から , である. とおく. の両根の 差は なので,波長幅は
分散を
低温ほど
総合演習 50
電子を
区間
左壁を固定し,質量 M の右壁を定数 k のばねで固定端につなぐ.二壁の間隔は b,内部の電子は N 個で,各電子の質量は m.破線はばねが自然長のときの右壁の位置で,左壁からの間隔は b₀.右壁は破線より右にあり,ばねは自然長より短い.電子の点は個数や位置を表すための模式的な例である.
とする. とおき,最低の 全電子エネルギー の を求めよ. を使ってよい. 電子が
右壁を 押す力,平衡間隔 の方程式を 求め,唯一性・ 安定性を 示せ. 小
振動の 角振動数を 求めよ. では,平衡間隔と角振動数は どうなるか. 大きな
の間隔と 角振動数を 求めよ.排他律を 外して 全電子が を占めるなら,間隔の 依存性はどう 変わるか.
解答を見る
考え方
粒子数一定で
下から
個の空間状態に 各2個を 詰め,
電子の
仕事 より,右向きの力は .全ポテンシャルは
よって
とおき,1次の 展開は
平衡条件で
である. が より十分 大きい 極限では となり,
排他律を
小
総合演習 51
よく
厚さ
定常収支から
厚さ d の半導体膜に,前面 x=0 から光子流束 Φ が入射する.光吸収による生成率は g(x),再結合までの平均寿命は τ.白抜きの円は正孔,塗りつぶした円は電子を模式的に示す.前面は正孔を反射し,背面電極は正孔を回収する.
半無限媒質で
生成が ない 場合の 減衰長 を導き,数値を 求めよ. , を満たす補助関数 を求めよ.定常方 程式に を掛けて 積分し,背面の 電流密度を と表せ. の材料に ついて,入射光子の 回収率 を の関数と して 求めよ.最適厚さと 最大回収率を 数値で 求め,最大点の 唯一性を 示せ. 薄膜・厚膜の
極限から,吸収率だけでは 電流が 決まらない 理由を 述べよ.
解答を見る
考え方
生成数を
を に入れると .よって . , となる. と定義する.解 と前面条件から .背面条件から となる.二式を 掛け合わせて 引き,積分して
前面の
として を積分すれば
微分が0と
根は
小さい
では , より .先頭は吸収率 と一致する.大きな では より .前面で生成された 正孔が 背面までに 再結合する ためである.
総合演習 52
娘粒子も
静止系の
生成点 x=0 で作った N₀ 個の π 中間子が真空中を右へ進む.位置 x で π→μ+ν と崩壊し,割合 f が観測対象の μ を供給する.検出器の位置は L で,娘粒子の残る距離は L−x.与えられた全エネルギー Eπ と Eμ を示す.
両粒子の
平均崩壊長 を求めよ.時間の 遅れを 入れない 計算では 何倍の 誤りに なるか. 検出される
個数 を,生成位置についての 積分から 求めよ. 検出数を
最大に する と を計算せよ.最大点の 生成と 崩壊の 収支も 示せ. で を近似せよ. の崩壊を 無視する 模型で 有限の 最適位置が 消える 理由と,崩壊を 無視してよい 無次元条件を 述べよ.
解答を見る
考え方
生成位置ごとに
生存率は
.各粒子の崩壊長は なので, , .ローレンツ因子はそれぞれ であり,時間の遅れを 省くと 崩壊長を この 因子で 過小評価する. 親の
生存数 ,区間の崩壊数 に選択割合 と娘の 生存率 を掛け,
微分して
を解けば
大小どちらの
数値は
収支は
とおけば .適用条件は である. なら と単調増加し,有限の 最大点が なくなる.崩壊を 無視する 十分条件は .
先頭近似は
14IPhO の問題を発展させる(1)
連結ピストン,蛍光灯回路,惑星に
総合演習 53
熱量と
水平な2本の
測定量 | 値 |
|---|---|
熱源の | |
Aの |
第一法則から
一定を導き, と を測定値から 決めよ. 各気体と
駆動装置の 仕事を 求め,収支も 示せ. 駆動装置を
一定の 右向きの 力 を与える ものに 替え,固定を 外す.連結体の 質量は とする.終位置を 平衡に 保つ と,Bが振動中も 等温である 場合の 小振動周期を 求めよ.条件も 示せ.
剛い棒で結ばれた2本のピストンを外部駆動で右へ変位zだけ動かす.気体Aの壁は断熱され,気体Bは温度T₀の熱源に接する.両側の断面積はAで,破線は初位置を示す.初状態はp₀,V₀,T₀,変位後の体積はV_A=V₀+Az,V_B=V₀−Azである.
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考え方
気体は
, と,第一法則 より
Bの
以下は
圧力を
体積で 積分すると
静止状態間の
である.従って .終位置からの変位を とすると,Aの 圧力変化は ,等温Bは .一定外力を加えると
近似には
総合演習 54
力率補償と
抵抗
100 | 1.118 |
200 | 0.8839 |
400 | 0.5590 |
複素数を
使い, を に対して 直線化して を求めよ. で,理想コンデンサーを電源に 並列に つなぎ,電源電流を 電圧と 同位相に する.容量,電源電流の 実効値と 各平均発熱を 求めよ. 同じ
振動数で 温度 のヒーターを 加熱する.熱容量は ,外への放熱仕事率は , とする.電気の 過渡を 無視する. と,初めて に達する 時間を 求めよ.抵抗の 温度係数を として,抵抗一定の 近似を 評価せよ.
交流電源V(t)=√2 V_e cos ωtに,電流計,抵抗rと自己インダクタンスLをもつコイル,抵抗R_h=60.0 Ωのヒーターを直列接続する.電流計は直列枝の実効電流I_eを測る.破線のコンデンサー枝は小問(2)で電源に並列接続する.V_e=100 Vである.
解答を見る
考え方
電圧・電流は
とすると, , .従って
コンデンサーは
.電源の複素電流は
虚部0より
和は
熱収支は
.定常値は ,時定数 より
丸め前の
総合演習 55
重力アシストの
恒星の
恒星系での
単位質量あたりの エネルギー増加を で表せ.反作用を 含め保存則を 説明せよ. 衝突径数
,最接近距離 と の関係を 導け.中 心力軌道の 式
を
のもとでエネルギー増加を 最大に する を求めよ. , , , の場合,恒星から 脱出できるか 判定せよ.無限遠での 速さと 条件も 示せ.
惑星の位置を基準に直交方向e_x,e_yを示す.惑星速度はU e_y,相対入射速度はu e_xであり,探査機は惑星の下側から入り,+y側へ曲がる.入射漸近線と惑星の間が衝突径数b,惑星から最接近点までがr_pである.破線の円は半径R_*の安全境界を示す.軌道の形は模式的である.
解答を見る
考え方
二体散乱と
惑星系の
エネルギー保存から 入射・出射の 速さは .恒星系では
恒星からの
惑星の
最接近点での
エネルギー・角 運動量保存から
最後は
は とともに減り, は で最大なので
許される
円軌道から
総合演習 56
交互の
幅
複素振幅で
強さ分布を 導き,主極大の 方向を 求めよ.幅の 効果は 各点の 振幅の 積分で 求めよ. 波長
と , の光を 分ける.主極大同士が 最初の 暗線まで 離れれば 分解可能と する. , について 一次 近似の 分解条件を 求めよ. の方向,単スリットの 強さ因子,必要な 偶数の 最小 を求めよ. 強さと
位相を 保ち,偶数番を 水平偏光,奇数番を 鉛直偏光に 替える.法線強度と 主極大の 方向を 求めよ.水平・ 鉛直の 振幅を 同符号で 足す の検光子を 後に 置くと,最初の 分布と どう 関係するか.経路の 記録を 残す量子力学とも 対応させよ.
上段は幅a,中心間隔dのN本のスリットを示す.Nは偶数で,奇数番に位相をπずらす素子を置く.平面波は垂直入射し,観測方向の角θは法線から測る.下段は小問(3)の偏光をスリット正面から見た図で,偶数番は水平,奇数番は鉛直であり,位相πの素子を保つ.光の後方に45°の検光子を置く.途中のスリットは省略している.
解答を見る
考え方
光路差を
中心の
座標を として,単独の 振幅は 法線の 振幅 に対して
分母0は
最初の
ゼロは より .極大の間隔は なので
とおく.偶数群と奇数群の 振幅は
法線で
量子力学でも
15IPhO の問題を発展させる(2)
IPhO の
総合演習 57
動く
質量
落下の
速さ ,法線力積 ,摩擦力積 と滑りが 止まる 条件を 求めよ. 衝突後の
水平速度 ,角速度 ,次の接触までの 水平 移動距離を 求めよ. 水平並進と
回転の エネルギー ,駆動の仕事 ,摩擦熱 の収支を 導け.滑りが 止まる 場合に が増す条件と,摩擦熱が 正である 理由を 述べよ.
質量m,半径rの円板を,最下点とベルトの間の高さhから落とす初期配置.重心の並進速度は0,角速度ω_0は時計回りである.ベルトの速さUは右向きで,x軸は右,y軸は上を向く.
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考え方
滑りの
より .衝突後の上向き速度は なので .時計回りを正と すれば
初めの
なら
速度と
角速度は(1)の を最初の 式に 代入すればよい.飛行時間 より .初終の
運動エネルギーを 引けば
ベルトへは
従って
総合演習 58
熱を
真
球殻の
積分で,重力エネルギー の と巨視的 運動の エネルギーを 求めよ. 放射を
止めた 可逆断熱の 変形で, とする. ,平衡半径 の温度,安定条件,小 振動の 角振動数を 導け. で平衡を ほぼ保ち放射で 収縮する.熱容量を 無視できる 外層が ( 一定)を保ち, を放射し,入熱は0と する.全エネルギーと 温度の 関係,半径の 変化, までの時間を,初期放射仕事率 で表せ. , の比で 準静的近似を 検査せよ.収縮中に 条件は 満たしやすくなるか.
一様密度の質量M,半径rの気体球を断面で示す.中心から距離sの球殻と半径rを示し,収縮時の内向き速度を青い矢印で表す.要素の速度はs ṙ/rで,半径に比例する.外層温度はT_sで,放射は外向きの矢印で示す.
解答を見る
考え方
エネルギーの
, だから
各要素の
体積は に比例する.断熱の 一定より , . とおけば
曲率は
なら .従って
放射で
半径は
より
比が
総合演習 59
電場計の
一様な
一定として 複素インピーダンスで 定常電圧 を求めよ. とし,振幅と 面積変化に 対する 位相を 示せ. , , とする.同じ電場・ 抵抗での 測定から を決めよ.振幅に1 %の 不確かさが ある とき,両周波数とも が小さい 場合と 大きい 場合の 推定の 限界を 説明せよ.
電圧振幅 | |
|---|---|
の系統誤差を1 %以下に する 条件と,今回の 高い 周波数での 過小評価率を 求めよ.電場の 変化時間 ,装置の大きさ ,光速 を使い,周波数を 上げる 方法の 条件も 示せ.
上向きの一様電場E中に検出板と接地した可動遮蔽板を置く.検出板の露出面積はA(t)=A_0+A_1 cos ωtである.検出板から接地まで抵抗Rと容量Cを並列につなぎ,検出板の電圧をVとする.抵抗は長方形,コンデンサーは平行な2本の線で示す.
解答を見る
考え方
振幅比で
とすると . より並列回路は なので
実部に
, とする.周波数比は4なので
低周波では
.これを0.99以上とする 不等式を2乗して 解くと .今回の では比が0.894,約11 %の 過小評価と なる.電場一定と 集中定数回路の 近似には, と が十分 小さい ことを 要する.検出電圧に よる 場の 変化も 小さい ことを 要する. は時間の 次元で, の振幅は となる.
総合演習 60
冷却する
質量
と
平均力を
の形まで 展開し,平均速度の 減衰時間を 求めよ. 1回の
力積 の2乗平均から, の2乗平均の方程式と 定常値を 導け. , は十分 小さいと する. と定義する 温度と その 最低値を 求めよ. 強さ一定で
最も 速く 減衰させる 離調と,その 温度を 求めよ.最低温度の 状態で , とし, , で近似を 検査せよ. , .平均力だけで温度0を 予測する 問題点も 述べよ.
質量mの原子にx軸の両側から等強度のレーザー光を照射する.入射光の波数はkで,光の矢印は原子へ向く.原子の速度vはx軸に沿う.斜めの外向き矢印は運動量の大きさℏkの放出光子を示し,放出方向のx軸に関する方向余弦をn_xとする.
解答を見る
考え方
吸収率の
放出の
平均力積は0で . とし,率を 展開すると .従って
1回の
力積は なので . を各率で 平均する.第1項は ,第2項では率の 和を 速度0で 評価して
定常値は
の微分の 符号は で決まる.最大は ,従って .温度比は で,最低温度とは異なる.最低温度では , .速度の展開と 反跳を 微小変化と する 近似は 自己整合的である.平均力だけなら 運動は0へ 減衰するが,力積の2乗は0にならず反跳で 加熱する. の次元は 質量を 時間で 割った もの. では摩擦が 消え,温度の 式が 発散して 小速度近似も 破れる.
16IPhO の問題を発展させる(3)
IPhO の
総合演習 61
狭く
密度
入口では
平面図は緩やかに狭くなる水路の幅 b と波の進行方向を示す.局所的な横断面は静水面から底までの深さ d と,静水面から測った水面変位 y を示す.別枠の縦断面は幅一定で水深が d₁ から d₂ へ急変する段差を示す.
一定
水深での 質量保存と 運動方 程式は , です.波の速さと 進行波の の関係を 導け. 単位水平面積の
平均エネルギーと 仕事率保存から を導け. での振幅と 波長も 求めよ. 幅一定で
水深が から へ急変します.境界で 水面変位と 体積流量が 連続する1次元模型を 用い,反射・透過の 水面振幅比を 求め,エネルギー保存を 確かめよ.(2)を 急変に 使えない 理由と,小振幅・ 緩やかな 変化の 条件も 述べよ.
解答を見る
考え方
反射を
第1式を
時間,第2式を 位置で 微分して 代入すると
と
位置エネルギー密度は
,運動エネルギー密度は . と(1)より,平均はどちらも である.分散のない 波の 平均仕事率は
指定点では
複素振幅を
,速さを とする.時間因子 を除き,境界条件は
総合演習 62
重いばねの
自然長
左に張力0の自然長 L₀ を基準として,上端を0,下端を L₀ とする下向きの座標 s を示す.右に上端を固定した質量 M,ばね定数 k のばねと下端質量 m を示す.全長 H は固定上端からばね下端までの長さである.
張力と
全長 を求め,両端の 測定から を決め,中央も 確かめよ. 平衡からの
下向き変位 の波動方程式と 下端の 境界条件を 導け. 上端固定の
振動 を考えます. とおき,基本 振動の 方程式と 根の 区間を 求め, の周期を 数値で 求めよ. のとき,ばね質量を の集中質量で 置き換えられる ことを 示し,(3)と 比較せよ.上端だけを 短く 微小に 動かし戻すと き,下端の 応答までの 最短時間を 求め,集中質量模型と 比較せよ.
解答を見る
考え方
静的張力と,ばね内部の
張力は
である.区間の伸びは なので
傾きは
平衡の
重力と 張力差は つり合う.追加張力は だから
, より .下端条件は
下端条件を
と書き, を使うと
主要項は
最短時間は
総合演習 63
光を
真
中
等価な
固定された半径 a の正イオン球と,形を保って x だけずれた電子雲,正イオン球の中心面を示す.外場は cos ωt が正の位相で負の x 方向を向く.別枠にコイル L,コンデンサー C,抵抗 Rₕ と Rᵣ,駆動電圧 V=V₀ cos ωt の交流電源を直列に描く.
ガウスの
法則から 復元力と 固有角 振動数 を求め, と一致する ことを 示せ. 衝突と
放射を 直列抵抗 で表し,複素インピーダンスから 電流振幅と 発熱率 を求めよ.共鳴光の 波長も 求めよ. 共鳴で
を固定し,粒子1個の 発熱を 最大に する 半径と を求めよ. に制限した 最適半径を 求めよ.その 粒子 個を互いに 影響しないよう 配置し,熱容量 の等温板を 加熱します.発熱だけが 板へ 入り,散乱光は 逃げます.板を 熱コンダクタンス で熱源 につなぎ,初め としたときの 昇温を 求めよ.
解答を見る
考え方
電子の
球内で
より, .電子雲への力は .球外の薄い 部分は 高次と して 捨てる. から が得られる. 平均損失を
, と置く. より
電流は
共鳴では
虚部が0. , は半径に よらず,
無制限では
で近似の 余裕が 小さい.上限は .この区間で 発熱は 増すので,上限が 最適である. .
板の
総合演習 64
見えない
入射方向を
陽電子には
衝突点に x,y,z 軸を置き,入射方向の正の z 軸に沿う磁場 B と陽電子のらせんを示す.陽電子の縦運動量は 4p*,横平面への射影は半径 r の円である.別枠には崩壊直後の陽電子の横運動量の向きが正の x 方向であることと,それ以外の検出粒子の横運動量の和(−2p*,−2p*)を示す.eBr=3p* は既知の条件である.横平面に垂直な磁場は ⊙ を並べて示す.
相対論的な
運動方程式 から を導き, と未検出粒子の 横運動量を 求めよ. 未検出粒子の
縦運動量を と置き,X の 静止エネルギーを 使って の方程式を 立て,すべての 実数解を 求めよ.2乗前の 式を 確かめ,解を 選べるか 説明せよ.陽電子の 質量0近似の 誤差も 評価せよ. X の
静止エネルギーが 未知なら,測定から どんな 下限を 得ますか. について 不変量を 最小化し,下限での2解の 関係も 説明せよ.
解答を見る
考え方
横保存則と
磁場は
の大きさを 保ち,角速度 で回すので, より . である.検出された横 運動量の 総和は なので,未検出粒子は を持つ. 陽電子の
エネルギーは ,未検出粒子は .親の運動量は である.エネルギー・運動量保存を 不変量へ 代入すると
平方根の
両根が
陽電子では
親の
不変量を で割ると .微分すると , なので,唯一の最小点は である.従って
下限で2根は
17APhO の問題を発展させる(1)
APhO の4題を
総合演習 65
交流測定で
未知素子を
4.04 | 4.97 | 5.32 |
交流電源,外部抵抗 R,未知素子の内部抵抗 r と容量 C を直列につなぐ.電源の実効値は V_e=6.00 V,外部抵抗は R=1.00×10³ Ω である.電圧計は外部抵抗 R だけに並列接続し,実効値 V_{R,e} を測る.
複素振幅を
使い, の式を 導け. , を使う 直線化を 示せ. 両端の
値から を求め,中間の 値を 予測せよ. の模型も 検討せよ. で外部抵抗を 交換する.外部抵抗の 平均電力を 最大に する 条件と 電力を 求め,電源と 比べよ.
解答を見る
考え方
集中定数回路を
を の実部と する. , とおけば
従って
表の
両端を1,3と 書くと, , .代入して , で,
中間の
交換後も
と書く. , より .微分すると
微分は
総合演習 66
干渉縞で
気体分子の
気体の
真
法線速度 v_z>0 の分子が膜に向かう.膜の屈折率は n=1.50,膜厚は d で,その下に基板がある.真空波長 λ=600 nm の光は垂直に入射する.上面で反射する光と,膜を通って下面で反射する光を,横に分けて示す.各光路の入射光と反射光は同じ鉛直線上を逆向きに進む.
分子の
到達率 と,付着する割合を 積分から 求め,膜厚の 増加率 を示せ. 反射の
位相変化から,隣り合う 極小の 膜厚差を 求めよ.極小で 強度は 必ず0に なるか. を求めよ.気体中の 個数割合を 付着割合に 使えるかも 述べよ. 模型を
任意の へ延ばし,成長率が 最大に なる 温度を 求めよ. 〜 に制限した 場合と 比べよ.
解答を見る
考え方
到達数を
, とおく.積分 を使うと
付着割合は
両反射の
位相変化は ともに で相殺される.往復の 位相差 が奇数倍の で極小と なり,厚さ差は .振幅が異なれば 強度は0に ならない. より , .比で圧力が 消え,
従って
速い
は正から 負へ 変わり,最大は .低温の障壁と 高温の 数密度減少が 成長を 抑える.実験範囲では 最大は .高温の結果は 再蒸発や 物性変化を 除く 形式的な 予測である. は速度の 次元を 持つ.干渉では 追加反射の 振幅比と 光学的吸収を 十分 小さいと している.
総合演習 67
仕事を
質量
質量 m の電荷 −q と +q を長さ ℓ の絶縁棒で結ぶ.初期重心は原点で,θ=0 の棒は x 軸に沿い,−q が左,+q が右にある.重心の初速度 U は +y 向き,初期角速度 w>0 は反時計回りである.緑の ⊙ は +z 向きに紙面から出る一様磁場 B を表す.
全磁
気力から が保存する ことを 示せ. とおき, を で表せ. エネルギー保存から
だけの式を 導き,一回転できる 初期角速度の 条件を 求めよ.等号で 有限時間内に 裏返るか. 一回転しない
場合の 角振幅,小振幅の 周期,回転の 限界での 周期の 振る 舞いを 求めよ. に変更する.角速度と 軌跡を 求め,磁場の 仕事0と 角速度の 変化を 整合させよ.
解答を見る
考え方
棒は
両粒子の
速度は .磁気力を加えると だから,指定の の微分は0に なる. より,初期値は .従って
慣性モーメントは
.磁気力の仕事は0なので,全運動エネルギーが 保存する.
では .小振幅では .(2)の式を 微分すると なので .限界では停止角が に近づく.(2)の より, を縮める 時間は に比例して 増す.従って 周期は 対数的に 発散する. では , が一定と なる.回転の エネルギーも 一定で, .原点から積分して
中
総合演習 68
逆コンプトン光の
電子が
電子はエネルギー E=γE_0,運動量 p で +x 向きに進み,エネルギー ε=hc/λ の光子は逆向きに進んで正面衝突する.散乱光子のエネルギーを ε′ とし,その進行方向と +x 軸の間の角 φ を示す.
保存則から
と最大値を 導け. として 反跳補正 を残した 最大値を 近似せよ. , , , で,厳密な最大値と 波長も 求めよ. 小角での
エネルギーを 近似し,検出光子が すべて 最大値の0.90倍以上と なる 円錐の 最大半角を 求めよ.電子ビームの ばら つきは 無視せよ. 軸上の
観測で,電子の 相対エネルギー幅 が光子の 幅へ どう 伝わる か 求めよ.波長一定で, の大小を 比べよ.
解答を見る
考え方
散乱電子の
散乱電子の
エネルギーと 運動量は
これを
より , .従って
数値は
, を(1)に代入して
最大値との
は に比例するので,(2)の 対数微分は
光子の