第1章 この本の読み方
01この本の読み方
この 本が めざすもの
『問いから
誰の ための 本か
この本は,次のような
独学で
物理を 学ぶ人.解説と 解答が そろっているので,一人でも 最後まで 進めます.進め方は 次の 節「独学の 進め方」に まとめました. 先生・家庭教師・保護者などに
教わりながら 進める 人.演習の 節の 最後に ある「教える 人へ」が,教える 側の 手引きに なります.使い方は「教わりながら 進めるには」に 書きました. 高校物理の
基礎から,大学入試,物理チャレンジ・物理オリンピックの 予選までを 一続きで 学びたい 人.同じ 話題を,やさしい 問題から 難しい 問題まで 順に 歩けるように してあります.
前提は,中学と
節の 形
1つの
本体の
節.次の 順に 進みます. 問い.身近な
現象か 短い 問題が1つ置かれます.答えは まだ 書いていません. きりたんの
ひとこと.問いに 対する 素直な 反応や,面白い 事実です. 考えてみる.素朴な
考え方を 試し,どこで 困るかを 確かめます. 理論.定義や
法則を,結果ではなく「なぜそう 考えるか」を 中心に 説明します. ここまでの
まとめ.3〜6行で 要点を まとめ,問いの 答えを 回収します.
数学の
道具の 節(または例題の 節).その 題材で 初めて 必要に なる 数学を,定義,短い 導出,練習の 順に 学びます.その あとに 例題が 続きます.例題の 解答の 前には「考え方」が あり,何に 注目するかが 先に 書かれています.数学の 道具が 要らない 題材は,例題の 節に なります. 演習の
節.難しさの 順に 並んだ 問題と,教える 人向けの 手引きです.
最初に「問い」を
節の
★の 意味
演習と
★ | めやす |
|---|---|
★1 | 基本.その節の |
★2 | 入試標準.理論を |
★3 | 難関大学の |
★4 | 物理オリンピック予選・ |
★5 | 物理オリンピック本選級 |
普通の
目標に 合わせた 進み方
この
目標 | 解く |
|---|---|
難関大学に | 演習の |
東京大学に | 演習の |
東京大学の | ここまでに |
物理オリンピックに | ここまでに |
演習の
発展問題は,入試の
総合演習は,第12章(力学),第19章(熱力学),第28章(電磁気と
目標は
微積分を 避けない
高校の
読み進め方の 目安
1日に
題に(発展)と
この
02独学の進め方
問いは 紙の 上で 考える
各題材の
予想が
解答の 使い方
演習や
まず
自分で 解く.10分ほど 考えても 手が かりが なければ,次に 進みます. 解答の「考え方」だけを
読む.何に 注目するかの ヒントだけを 受け取り,もう 一度 自分で 解きます. それでも
進まなければ,解答を 最後まで 読む.読み終えたら,本を 閉じて,何も 見ずに 自分で 書き直します.
答えの
解答を
詰まった とき
分からない
用語が
分からない.前の 節に 戻って,定義を 読み直します. 式の
意味が 分からない.文字の1つ1つが,何の 量で,どんな 単位かを 書き出します. 式変形が
追えない.自分で1行ずつ 書き写して,間の 変形を 埋めます. 原理が
な ぜ成り 立つのかが 分からない.もっと 簡単な 数値や,極端な 場合で 試してみます.
これらは
物理が
ノートの 取り方
図は
ノートには,式の
左の
ページに 問題と 図,右の ページに 解答,と 分けると,見返しやすくなります. 間違えた
問題には,どこで 間違えたかを 一言 書き,日を おいて 解き直します. 1節を
終える ごとに,その 節の 要点を 自分の 言葉で3行に まとめます.本の まとめを 写すのではなく,何も 見ずに 書くのが コツです.
進める 速さ
1つの
大切なのは,毎日
03教わりながら進めるには
この
説明より 先に 問いを 投げる
この
教える
「教える 人へ」の 囲みの 使い方
演習の
何を
問いかけるか.その 題材で,最初に 投げかけると よい 問いと,予想を 引き出す 聞き方です. よく
ある つまずき.これまでの 経験で,教わる 人が 止まりやすい 所と,その 手当てです. 理解の
確かめ方.答えが 出た あとに,本当に 分かっているかを 見る 問いです.
教える
教わる 人が 解答を 見る 前に
教わる
どこまで
考えましたか. 何を
求めたいのですか.図に 描けますか. 使えそうな
法則は 何ですか. 極端な
場合(0や 無限大)で 考えると,どうなりますか.
答え
確かめる ときの 心がけ
答えが
間違えた
教える 人も,先に 解いて おく
教える
分からない
★の 使い分け
教わる
1節に
04記号と単位の約束
この
量を 表す記号
よく
量 | 記号 |
|---|---|
位置 | |
速度 | |
加速度 | |
質量 | |
力 | |
垂直抗力 | |
張力 | |
重力加速度 | |
静止摩擦係数 | |
動摩擦係数 | |
時間 |
ベクトルと 大きさ
向きと
ベクトルの
ベクトルの
添字
同じ
時刻や
状態の 違い:初速度は ,ある時刻の 速度は , のように書きます. は初めの 値を 表します. 物体の
区別:物体 A の 質量は ,物体 B の質量は のように,立体の文字で 書きます. 方向の
区別: 成分, 成分は , です.
2つの
単位の 書き方
単位は,数式の
分数の
たとえば
ただし,文脈上
接頭語は,k(キロ,
有効数字
数値には,意味の
掛け算・
割り算では,精度に 限りの ある 測定値や 近似値の うち,有効数字の 桁数が 最も 少ない ものに 合わせます.式の 係数や 正確な 個数,定義で 決まる 換算係数は,桁数を 制限しません. 足し算・
引き算では,最後の 桁の 位置が 最も 粗い ものに 合わせます. 途中の
計算は1桁多く 保ち,最後に 丸めます.
大きな
見積もりの
文章の 表記
文章は,句読点に「,」と「.」を
数式は,文中に