第27章 光
01光の屈折とフェルマーの原理
問い
水を
ここから
ポイント 第26章(発展)から
第26章を
光は
電磁波で,電場 と磁場 が進む 向きに 垂直に 振動する 横波である.真 空中の 速さは で,各点・各時刻で .光の
強さ(進む 向きに 垂直な 単位面積を 単位時間に 通る エネルギーの 時間平均)は,電場の 振幅の2乗に 比例する.真空では .光は
運動量も 運ぶ.強さ の光を 垂直に 受けて 吸収する 面は ,完全に反射する 面は の圧力を 受ける. 加速度
運動する 電荷は 電磁波を 出す(放射).遠くでの 電場は,電荷の 加速度の うち 見る 向きに 垂直な 成分に 比例する.物質の 中で 光が 遅くなる(屈折率 )のは,光に揺すられた 物質の 電子が 出す光が,元の 光と 重なるからである. 屈折率
の側から の側へ 垂直に 入る 光では,反射光の 電場の 振幅比は ,強さの反射率は である. なら,反射で電場の 位相が ずれる.斜めに
入る 光の 反射率は 偏光に よって 違う.電場が 入射面内に あるp偏光の 反射率は, のブルースター角で0に なる.
ポイント 第27章で
記号 | 意味 |
|---|---|
真 | |
屈折率 | |
入射角,屈折角(どちらも | |
全反射の | |
焦点距離 | |
レンズから | |
光の | |
スリットの | |
光路差(光学距離の | |
光の |
波の
考えてみる
光は
反射の 法則と 屈折の 法則
先に,実験で
法則 反射の
入射光線,反射光線,屈折光線と,入射点での
を
空気の
フェルマーの 原理
17世紀に
法則 フェルマーの
光が
屈折率
一様な
屈折では,浜辺から
初期状態では,上の点Aから下の点Bへ向かう時間が最小の点Pを示す.n₁ = 1,n₂ = 1.5,h₁ = h₂ = 2 m,L = 6 m と固定し,角はPの法線から測る.スライダーでPを動かすと折れ線と時間T(x)のグラフ上の点が動き,最小の点でn₁ sin θ₁とn₂ sin θ₂が一致することが分かる.
式で
です.これを
と
ただし,いつも
全反射と 光ファイバー
屈折率の
です.水から
光ファイバーは,屈折率の
屈折率が 場所で 変わる とき
屈折率が
と
晴れた
空気の屈折率は路面に近いほど小さく,青い層の濃さは上ほど大きい屈折率を表す.空の点から右へ進む光は,路面に達する前に上向きに曲がって目に届く.目に届く光の向きを逆に延ばした破線は,路面の下の空の像を指す.
大気全体も
ここまでの
分散と プリズム,虹
屈折率は
三角柱の
から
白色光は頂角Aのプリズムで屈折し,赤から紫へ分かれて出る.角θ₁とθ₃はそれぞれの面の法線から測る.δは入射光の延長方向と出射方向のなす角で,θ₃とδは赤い光線に対して示す.紫は青の変数色と色名で表し,短波長ほど大きく曲がる順序を示す.
虹も
な ぜ光は 時間を 比べられるのか(発展)
光が
問いに 戻る
光は
ポイント ここまでの
屈折率は
.角は法線から 測り,反射角は 入射角に 等しく,屈折では が成り 立つ. フェルマーの
原理:光は 光学距離 (かかる時間)が 停留する 道を 通る.反射と 屈折の 法則は ここから 出る.停留は 最小とは 限らない. 屈折率の
大きい 側から 小さい 側へ 進む光は,入射角が 臨界角 を超えると 全反射する.光ファイバーは これを 使う. 屈折率が
層状に 変わる 媒質では が光線に 沿って 一定で,光線は 屈折率の 大きい 側へ曲がる(逃げ水,大気差). 屈折率は
波長で 違う(分散).プリズムの 最小偏角から 屈折率を 測れ,虹は 雨粒の 中の 偏角が 最小に なる 向きに 光が 集まって 見える. 光線の
考えは,波長が 物体の 大きさや 屈折率が 変わる 距離に 比べて 十分 小さい ときの 近似である.
02屈折と全反射の例題
屈折の
ポイント 屈折の
境界ごとに
法線を 描き,入射角・屈折角・反射角を 法線から 測る. 各境界で
屈折の 法則を 書く.平行な 境界では 法線も 平行なので, がそのまま 受け渡される. 境界どうしの
角の 関係(三角形の 内角,円の 半径と 法線など)を 図形から 決める. 屈折率の
大きい 側から 小さい 側へ 進むときは,入射角を 臨界角 と比べる.
例題
例題 1
深さ
小石を
真上近くから 見ると,水面から 測って どれだけの 深さに 見えるか.小石から 出て 目に 入る光は,鉛直とのなす角が 十分 小さいと する. 小石を
含む鉛直面の 中で,目に 入る 光が 水面の 上で 鉛直と の角を なすように,斜めから 見る.小石から 出て 水中で 鉛直と の角を なす光線と,それに ごく 近い角の 光線を 水面の 上から 逆向きに 延ばし,2本が 交わる 点の 深さを 見かけの 深さ とする. を で表し, のときの 値を 求めよ.
深さh = 2.0 mの底にある小石から出た近い角の2本の光線が,水面で法線から離れる向きに屈折して目へ進む.θ₁は水中の角,θ₂は空気中の角である.空気中の光線を逆に延ばす破線の交点を見かけの位置とし,求める深さをh′と示す.
解答を見る
考え方 目は,届いた
光線が
水面に 達する 点の,小石の 真上からの 水平距離は である.空気中の 光線を 逆に 延ばした 線が,深さ で小石の 真上の 鉛直線と 交わると すると である.角が十分小さければ で,屈折の法則 から
と
水面上の
点を,小石の 真上から 測った 水平の 位置で 表す.角 の光線は 水面の に達し,そこから 空 気中を 角 で進む.この 光線を 水中へ逆に 延ばした 直線上で,深さ の点の 水平の 位置は
である.
屈折の
を
である.
確かめ:
例題 2
光ファイバーの
空
気中から 端面の 中心に 角 (軸とのなす角)で入った 光が,芯と クラッドの 境界で 全反射を くり返して 進むための 条件を, の範囲と して 求めよ. の
の最大値を 求めよ.
長さ
のファイバーの 一端から,軸に 沿う光と (2) の 最大の 角で 入った 光を 同時に 入れる.他端に 着く 時刻の 差を 求めよ.
芯の屈折率は n₁=1.48,クラッドは n₂=1.46,外は空気である.端面の中心へ角 θ₀ で入り,芯の中を屈折角 θ′ で進み,側面へ入射角 90°−θ′ で当たって全反射する.長さ L=1.0 km は与条件である.
解答を見る
考え方 端面での
端面での
屈折角を とすると である.側面への入射角は で,全反射の条件は
である(等号は
と
.よって の最大値は である.この を開口数と いい,ファイバーが 取り込める 光の 広がりを 表す. 軸に
沿う光が 進む道のりは で,時間は である.最大の角の 光は,芯の 中で 軸と をなす 向きに ジグザグに 進み,道のりは になる(臨界の 場合 ).時間は で,差は
である.
確かめ:
例題 3
太陽の
出てくる
光の 向きが,入ってくる 光の 向きから 回った 角(偏角) を で表せ. を変えた とき が最小に なる 条件が であることを 示せ. 赤い
光( )と紫の 光( )について, が最小に なる 向きが,太陽と 反対の 方向(観測者の 影の 頭の 方向)となす角 を求めよ.虹の 外側に 見えるのは どちらの 色か.
球形の雨粒に太陽の光が入射角θで入り,屈折角rで進み,奥の面で1回反射してから屈折して出る.破線の半径は各面の法線である.左下では入射方向を平行移動して,出射方向とのなす偏角Dの定義を示す.
解答を見る
考え方 光は3回向きを
入る
ときの 屈折で 向きが だけ回る.雨粒の中で 光線と 半径(法線)のなす角は,二等辺三角形の 性質から どこでも なので,中での反射では 回る.出るときの 屈折は 入る ときの 逆で,向きが 回る.3回とも同じ 向きに 回るので
である.
から である.屈折の法則 を で微分すると なので, となる.2乗して を使うと
と
赤い光では
, , . , なので
である.紫の
観測者の
確かめ:屈折率が
ポイント ここまでの
見かけの
深さは,物から 出る 近い角の2本の 光線を 逆に 延ばした 交点で 決まる.真上近くからは ,斜めから見る ほど 浅く 見える. 光ファイバーが
取り込める 光は .端面の屈折角と 側面への 入射角の 和が であることを 使う. 雨粒の
中で1回反射する 光の 偏角は で,最小の向きに 光が 集まる.虹の 半径は 約 (赤)と約 (紫)で,外側が赤に なる. 偏角が
最小(停留)の 向きは,入射の 条件が 少しずれても 変わらないので,測定にも 像にも 強く 現れる.
03屈折と光の停留時間の演習
法線から
演習 1
屈折率
両媒質での
光の 速さを 求めよ. 臨界角を
求め,入射角 と で全反射するか 判定せよ.
屈折率1.50の透明体から屈折率1.20の液体へ入る光を,入射角50.0°と60.0°の2配置で示す.破線は法線である.
解答を見る
考え方 速さは
より , である. より .したがって前者は 全反射せず,後者は 全反射する.低屈折率側からは 全反射できない.
演習 2
空気の
出射光線が
入射光線と 平行に なる ことを 示せ. 入射光線を
そのまま 延長した 直線と 出射光線との 垂直距離 を導き,数値を 求めよ.
空気中の平行平板の厚さhは12.0 mm,屈折率nは√2である.入射角θ₁は45.0°で,破線は法線と入射光線の延長を示す.
解答を見る
考え方 2面の
第1面で
より .第2面の出射角を とすれば なので .出射面上で
延長線と 出射点の 横の 差は .これを光線に 垂直に 射影すると
演習 3
断面が
斜辺の
面で 全反射する の条件を 求めよ.等号の 場合も 区別せよ. と の場合を 判定し,全反射した 主光線が 残る 面から 出る 方向を 求めよ.
屈折率nが1.60の直角二等辺プリズムを屈折率nₑの液体に沈める.入射光は左の面に垂直である.
解答を見る
考え方 最初の
斜辺面の
法線となす角は .全反射には ,すなわち が必要である.等号は 屈折光が 境界に 沿う 臨界の 状態である. では全反射し,反射の 法則に より 進行方向が 曲がる.残る面には 垂直に 達する ため,そのまま 出る. では斜辺面から 屈折して 出る 光が ある.同じ屈折率の 媒質間で 全反射しない こととも 一致する.
演習 4
空
測定 | |
|---|---|
1 | |
2 | |
3 |
最小偏角で
内部の 光路が 左右対称である ことを 用い,屈折率の 式を 導け. 屈折率と
その 不確かさを1次の 誤差評価で 求めよ.
頂角Aが60.0°のプリズムと光路を示す.外側の入射角θ₁,出射角θ₃,入射方向と出射方向の間の偏角δを示す.
解答を見る
考え方 偏角を
内部の
角を とすると , .対称条件より , .屈折の法則から
平均は
,不確かさは .よって .また なので .丸めて である.誤差の展開は が1より十分 小さいため有効であり,この 幅は 指定した 評価法に よる.
演習 5
層状媒質の
薄い
層どうしで 屈折の 法則を 使い,保存される 量を 示せ.層の 内部で 水平に 転じる 条件と 高さを 求めよ. 転じた後に
へ戻るまでの 水平距離 を積分で 求めよ. , , , で評価せよ.
上ほど屈折率が低くなる層状媒質を示す.原点から右上へ進む入射方向と鉛直との角θ₀,層の高さHを描く.
解答を見る
考え方 隣接する
各境界で
が共通だから,連続極限でも は一定である.水平に なると なので .内部で転じる 条件は である.上昇中は
. と置けば
下降側は
演習 6
一様な
から出た 光が 鏡で1回反射して に達する ことを,接線方向への 微小変位と 反射の 法則から 示せ. 所要時間を
求め,直接結ぶ 経路と 比べて「最小時間」と いう 呼び方を 検討せよ.真 空 光速を とする.
楕円鏡の2焦点F₋とF₊,鏡上の点Pと接線を示す.入射光線はF₋からPへ向かう.
解答を見る
考え方 距離の
から への単位ベクトルを , から への単位ベクトルを ,接線の単位ベクトルを とする. を接線方向へ 動かすと距離の 和の 変化は .よって接線成分は 等しい.両焦点が 鏡の 内側に ある ため法線成分は 反対向きであり,大きさが1である ことから 入射角と 反射角が 等しい.したがって 反射光は へ進む. 時間は
で,反射点によらない.直接の 距離は なので,許されるなら直接経路の 方が 短い.鏡で1回反射する 経路の 中では 時間は 一定で 停留するが,孤立した 厳密な 最小ではない. の次元は 時間である.
ポイント 教える
入射角を
面から 測っていないか,法線を 描いて 確かめさせます. 平行平板の
横移動と,光線に 垂直なずれを 区別させます. プリズムの
角度 測定では,微分に 使う 角度を ラジアンへ直させます. 層状媒質の
保存量と,停留時間が 必ずしも 厳密な 最小で ない ことを 説明させます.
04レンズと像
問い
晴れた
考えてみる
素朴には,レンズの1点1点で
前の
前の
同じ 時間で 着く 点
光軸(レンズの
です.縁を
両面が
と
初期状態では P と Q が凸レンズからそれぞれ240 mm離れ,いろいろな高さ h を通る道の光学距離が近軸近似でそろう.Q の距離 b を動かすと候補の道が破線になり,光学距離の棒の高さがずれる.棒は共通の長さ a+b を引いた値を示す.
法則 薄いレンズの
薄いレンズの
である.光軸上で
が
この
光線の 向きは どう 変わるか
時間の
ポイント 薄いレンズの
高さ
レンズの
中心( )を通る 光線は,曲がらずに 直進する. 光軸に
平行な 光線は,後ろ側の 焦点を 通る. 前側の
焦点を 通る 光線は,光軸に 平行に 出ていく.
この
光軸から
物体の先端から中心を通る光線,光軸に平行に入って後ろの焦点を通る光線,前の焦点を通って平行に出る光線を示す.3本は同じ像の先端で交わり,物体の高さ h₀ に対して像の高さ h′ は負になる.
符号の 約束と 実像・虚像
1つの
定義 符号の
光は
物体が
レンズの 入射側(左)に あれば (実物体).レンズに入る 光が 右側の 点へ 向かって 収束している ときは,その 点を 物体と みなし (虚物体).像が
レンズの 出射側(右)に あれば (実像),入射側(左)にあれば (虚像).凸レンズは
,凹レンズは .横倍率を
とする. なら倒立, なら正立で,像の 大きさは 物体の 倍.
実像は
凸レンズで
鏡に よる 像
曲がった
鏡では,光は
光軸に
像を 作る 光の 束
像の1点には,レンズの
レンズの
半分を 覆う:残りの 半分を 通る 光も,同じ 像点へ 集まります.像は 欠けず,形も 位置も 変わらず,明るさが 約半分に なります. 絞りを
置く:開口を 小さくしても 像は 欠けず,暗くなります. スクリーンを
結像 位置からずらす:像点へ 集まった 光は,そこを 過ぎると 再び広がります.開口の 直径を ,像距離を ,ずれを とすると,スクリーン上の 光は 直径 の円に 広がり,像が ぼけます.開口を 絞ると この 円が 小さくなり,ピントの 合う 範囲が 広がります.
初期状態は像距離 b=200 mm,開口直径 D=80 mm,スクリーンのずれ δ=50 mmで,直径20 mmのぼけができる.スクリーンと開口を動かしてぼけ幅 D|δ|/b の変化を調べられる.上半分を覆うと通る光が約半分になり,像点の位置は変わらない.結像位置から外れるとぼけは半円になる.
眼と 光学器械
眼:角膜と
レンズを2枚使う:1枚目の
虫めが
間隔 f₁+f₂ の対物レンズと接眼レンズを示す.上向きの角 β で入る平行光は対物レンズの焦点面の高さ f₁β に実像を作る.接眼レンズからは下向きの角 β′=−(f₁/f₂)β の平行光が出る.角の表示は光軸に平行な補助線を使う.
問いに 戻る
太陽は
ただし,太陽は
ポイント ここまでの
レンズや
曲面鏡は,1点から 出る 光が いろいろな 道を 通って 別の1点へ 着く 時間を そろえる.フェルマーの 原理に より,すべての 道が 実際の 光線に なり,像が できる. 近軸近似(
が十分 小さい)では ,横倍率 . は虚像, は虚物体,凹レンズ・ 凸面鏡は .薄いレンズは
高さ の光線の 傾きを だけ変える.傾き の平行光は 焦点面の 高さ に集まる. 像点には
開口全体の 光が 集まるので,レンズの 一部を 覆っても 像は 欠けずに 暗くなり,スクリーンを ずらすと 直径 にぼける. 虫めが
ねで 日光を 集めた点は,直径が 焦点距離の 約 の太陽の 実像である.
05近軸近似と球面での屈折
本体の
定理 数学の
角
である.誤差は
である.光線と
導出は,
練習1
練習2 半径
答え 練習1:比は
球面1面での 結像
屈折率
P を
で,両辺を
屈折率 n₁ の側の P から出た光は,高さ h の球面で屈折し,n₂ の側の Q に向かう.中心 C は右側にあり R>0 で,法線は C を通る.入射光と光軸の角 α,法線と光軸の角 φ,出射光と光軸の角 γ を示す.下の角の拡大図で θ₁=α+φ,θ₂=φ−γ を示す.
定理 球面1面の
符号は,物体が
倍率は,物体の
平らな
2つの 面から 薄いレンズへ
空
です.この
で,2つの
です.
定理 レンズの
空
両凸レンズでは
作図の 手順
式で
ポイント 作図の
物体の
先端から,レンズの 中心を 通る 直線を 引く(曲がらない). 物体の
先端から 光軸に 平行な 光線を 引き,レンズで 曲げて 後ろの 焦点を 通す.凹レンズでは,前の 焦点から 出てきたように 広げる. 2本の
光線が レンズの 後ろで 交われば 実像.交わらなければ,レンズを 出た 光線を 逆向きに 延ばし,交わる 点を 虚像と する. 確かめに,前の
焦点を 通る 光線(凹レンズでは 後ろの 焦点へ 向かう 光線)を 引き,レンズを 出た あと 光軸に 平行に なる ことを 使う. 虚物体の
ときは,レンズに 入る 光線を 物体点へ 向かう 向きに 引き,同じ 規則で 曲げる.
例題
例題 1
半径
光が
集まる 点は,ガラス玉の 後ろの 面から 何 mm の 所か. 光が
後ろの 面の ちょうど上に 集まるのは,屈折率が いくらの ときか.
半径 R=5.00 mm,屈折率 n=1.50 のガラス玉に,左から光軸に平行な細い光束を当てる.前の面と後ろの面で折れ,玉の外で光軸を横切る.横切る点までの距離は図に書かない.
解答を見る
考え方 厚さ
第1面(
,空気から ガラス)で だから , .第2面は第1面から 先にあるので,第2面に とっての 物体距離は (虚物体).第2面は中心が 入射側に あるので ,ガラスから空 気へ 出るので
で,後ろの
文字の
まま 計算すると , ,つまり である. となるのは のとき.
確かめ:(2) の
例題 2
半径
金魚が,観察者に
近い側の 鉢の 面から の所(鉢の 中心と 面を 結ぶ 光軸上)に いる.観察者には 金魚が 面から 何 cm の 所に,何倍の 大きさで 見えるか. 金魚が
鉢の 中心に いる ときは どうか.平らな 面の 水槽の 場合と 比べよ.
半径15.0 cmの水を満たした金魚鉢と,右側の観察者を示す.(1) の金魚は近い面から10.0 cmの光軸上にいる.金魚から出て右の面で屈折し観察者の側へ向かう光線と,その逆向きの延長が交わる像を示す.像までの距離と倍率は図に書かない.(2) では金魚を中心に置く.
解答を見る
考え方 光は
, , , を球面1面の 式に 入れると
で
では (単位 )で , .中心にいる 金魚は 中心に 見え, 倍に大きく 見える.平らな 面なら , で,(1) では ,(2) では の所に 等倍で 見える.
確かめ:中
例題 3
光軸上に,焦点距離
凹レンズだけを
置き,その 左 に物体を 置いた ときの 像の 位置と 倍率を,式で 求め作図で 確かめよ. 2枚とも
置き,凸レンズの 左 に物体を 置いた ときの 最終の 像の 位置と 全体の 倍率を 求めよ.
(1) は凹レンズの左30.0 cmの物体から,光軸に平行な光線と中心を通る光線を引き,前の焦点から出たように広がる延長と虚像を示す.虚像の位置と倍率は図に書かない.(2) は凸レンズの左15.0 cmの物体から出た光が,凹レンズの向こうの点へ向かう途中で凹レンズに入る.最終の像の位置は描かない.
解答を見る
考え方 2枚の
(単位 )で , .凹レンズの左 に,正立で0.4倍の虚像が できる.作図では,平行に 入った 光線は 前の 焦点(左 )から出たように 広がり,その 延長と 中心を 通る 直線が 左 で交わる. 凸レンズで
, , .この点は 凹レンズの 右 なので (虚物体).
で
確かめ:本体の
ポイント ここまでの
近軸近似:
,サジッタ .誤差の比は や の程度. 球面1面:
, .高さ が消える ことが,像が できる 理由. 2つの
面を 続けて 使うと,薄いレンズの が出る.厚い ガラス玉や 組み合わせレンズでは,前の 像を 次の 物体と し,必要なら 虚物体を 使う. 作図は,中心を
通る 光線と 平行な 光線の2本で 像を 決め,焦点を 通る 光線で 確かめる.
06レンズと鏡による結像の演習
実像と
演習 1
焦点距離
焦点距離12.0 cmの凸レンズに対し,物体距離18.0 cmと8.00 cmの2配置を示す.小物体の高さはどちらも2.00 mmである.
解答を見る
考え方 像距離と
薄いレンズの
演習 2
凸面鏡の
像の
位置,倍率,向きを 求めよ. を変えても 倒立実像が できない ことを 示し, の像位置を 求めよ.
凸面鏡の前側に物体距離aが36.0 cmの小物体を置く.鏡の頂点と光軸,焦点距離fの与えられた値を示す.
解答を見る
考え方 焦点距離の
より , .鏡の裏に 縮小した 正立虚像が できる. とすれば , は0と1の間で,正立虚像である.遠方では .
演習 3
ある
無限遠を
見られる 眼鏡の 焦点距離と 度数を 求めよ. 同じ
眼鏡で 最も 近くまで 鮮明に 見える 物体は,眼から 何メートルに あるか.
裸眼の近点は眼から0.200 m,遠点は0.500 mである.眼鏡は眼の0.0200 m前に置かれる.
解答を見る
考え方 眼鏡の
無限遠では
.遠点は眼鏡の 前 にあるので . より ,度数は である.近点に
虚像を 置くと .したがって
で,眼からの
演習 4
物体と
の関係と,2位置が 存在する 条件を 導け. と で直線化し,共通の 焦点距離を 見積もれ.その値で3点を 確かめよ.
固定された物体とスクリーンの間隔をLとする.その間にある凸レンズを光軸に沿って動かす.
解答を見る
考え方 距離の
を に代入すると .よって ,2根は .根の差から .異なる2位置には が必要で,等号では1位置に なる. は傾き1,切片 の直線.各点の は順に , , .共通値は約 で,予測する は , , .表の桁に 丸めると 一致する.
演習 5
共軸の2枚の
最終像の
位置と 全倍率を 求めよ. 右の
レンズの 半径は .各物体点からの光が 開口を 一様に 満たすと する.結像 面より 遠くへスクリーンをずらした ときの ぼけの 直径を 求めよ. 結像面に
戻し,右の 上半分を 覆う.像の 形,位置,明るさは どうなるか.左の レンズに よる 光の 遮断と 吸収は 無視する.
焦点距離f₁が12.0 cm,f₂が18.0 cmの凸レンズを18.0 cm離して置く.物体位置と右の開口半径r,その上半分を覆う条件を示す.
解答を見る
考え方 第1レンズの
より .第2レンズを越えて 収束するので は虚物体である. より .右のレンズの 右に 実像が できる. , だから で,等倍倒立である.開口の
縁から 結像 点までの 光線の 傾きは .ずれを とすれば,ぼけの 半径は なので,直径は .残る
光も 同じ 像点へ 集まる.像の 形と 位置は 同じで,明るさは 半分に なる.近軸条件は 光線の 傾きや物体高と 距離の 比が 十分 小さい ことで, である.
演習 6
凸の
両レンズの
焦点距離と,角倍率の 符号を 求めよ. 対物レンズを
固定し,その前方 の物体を 見る.出射光を 平行に する 接眼の 移動方向と 距離を 求めよ.
対物レンズと接眼レンズはいずれも凸レンズである.無限遠に調整した初めの間隔は0.450 m,角倍率の大きさは8.00である.
解答を見る
考え方 対物の
小角
で中間像の 高さは ,接眼の角は .よって角倍率は .また間隔は だから , . , ,角倍率は である. として より .新しい間隔は なので,対物から遠ざける 向きへ 動かす.移動量は で, で0へ戻る.角倍率は と が十分 小さい 範囲で 有効である.
ポイント 教える
負の
像距離を 誤答扱いせず,光線の 延長が 交わる 側を 確認させます. 眼と
眼鏡の 距離の 原点を 区別し,度数の 符号を 説明させます. 2枚の
レンズでは,次の レンズに とっての 物体距離を 計算し直させます. 開口を
覆った 像と,結像 面から 外れた ぼけを 区別させます.
07光の干渉と光学距離
問い
シャボン玉の
考えてみる
光が
ところが,懐中電灯を2つ
2つの 光を 重ねる
第7章と
定理 2つの
同じ
である.
強さが
ヤングの 実験
1つの
です(
法則 ヤングの
明線は
である.この
初期状態はd=0.50 mm,L=1 m,λ=500 nmで,縞の間隔は1.00 mmである.dとλを変えると縞の間隔が変わり,点Pのxを選ぶと2本の光線と経路差が変わる.下の拡大図では2本を平行とみなして波面への射影を示す.
光学距離
屈折率
定義 光路差
2つの
である.
たとえば
反射に よる 位相の ずれ
第26章で
ポイント 反射で
屈折率の
小さい 側から 大きい側の 面で 反射すると( ),位相が ずれる(弦の固定端と 同じ).光路差に 換算すると である.屈折率の
大きい 側から 小さい 側の 面で 反射すると,位相は 変わらない(自由端と 同じ). 透過した光の
位相は 変わらない.
干渉の
薄膜の 干渉
屈折率
空気から膜へ斜めに入った光は,表で反射する光と,膜の裏で反射して出る光に分かれる.膜の厚さはh,屈折率はn,入射角はθ₁,屈折角はθ₂である.平行に出る2本に垂直な波面を橙の破線で示す.
膜の
です.
定理 薄膜の
膜の
弱め合うのは
ここでは
く さび,ニュートンリング,反射防止膜
2枚の
平らな
左はガラス板にはさんだ紙でできるくさび形空気層と,等間隔の暗線である.接点は暗い.右は凸面を下にした平凸レンズとガラス板で,中心からrの所の空気層の厚さをtで示す.暗輪は同心円で,外側ほど間隔が狭い.断面の厚さを拡大して示す.
カメラの
マイケルソン干渉計
光を
光源からの光を半透鏡で直交する2本の腕に分け,鏡M₁とM₂で反射させて検出器で重ねる.M₁を右へδ動かすと,往路と復路がそれぞれδ長くなり,光路差は2δ変わる.
干渉が 見える ための 条件
ふつうの
同じ
ポイント 干渉の
同じ
光源から 分けた光は,光路差が 可干渉距離より 短ければ 干渉する.複素振幅を 足してから2乗する. 互いに
無関係な 光源の 光は 干渉しない.強さを 足す. 偏光の
向きが 直交する2つの 光は,電場が 直交するので 干渉項が 無い.
光源の
初期状態では光源1がs=0.25 mmだけ上へずれ,縞は下へ0.25 mm移動する.sの正の向きは配置図では上,強さのグラフではxの正の向きを右にとる.光源2を加えると強さが足される.半周期ずらして2光源のボタンで,縞が消える状態を確認できる.
問いに 戻る
シャボン玉の
石けん水の
ポイント ここまでの
同じ
光源から 分けた光は,複素振幅を 足して2乗すると 強さが 出る. .位相の
差は 光学距離の 差(光路差) から で出す.屈折率 の中の 距離は 倍する.ヤングの
実験の 明線は ,間隔は ( , が小さい とき). 屈折率の
小さい 側から 大きい側の 面での 反射は 位相が ずれる.薄膜では と反転の 有無で 条件が 決まる. 無関係な
光源どうしや 可干渉距離を 超えた光は 干渉せず,強さを 足す.シャボン玉の 色は 薄膜の 干渉で,割れる 直前に 黒くなるのは 片方だけの 反転の ためである.
08光の干渉の例題
干渉の
例題
例題 1
間隔
光の
波長を 求めよ. 測った
明線間隔の 不確かさが であるとき,波長の 不確かさを 求めよ.また,隣り合う 明線1組の 間隔だけを 同じ 不確かさで 測った 場合と 比べよ. と の不確かさは 無視する. この
測定で 小角近似が 使える ことを 確かめよ.
スリット間隔d=0.250 mm,スクリーンまでの距離L=1.50 mである.中央明線と両側5本ずつの明線を示す.m=−5からm=5までの間隔33.0 mmに物差しを当てる.配置と物差しの大きさは模式的である.
解答を見る
考え方 明線は
から までは間隔10個分なので, である.
波長は
測った 長さに 比例するので,相対的な 不確かさは 同じで ,つまり約1.5 %である.波長の 不確かさは となる.間隔1つ分の だけを同じ 物差しで 測ると,相対的な 不確かさは ,約15 %で,10倍悪くなる.読み取りの不確かさは 測る 長さに よらないので,長い 区間を 測って 本数で 割る ほうが よい. 最も
外側の 明線の 位置は で, , である. を で置き換えた 誤差は の程度,約 で,(2) の1.5 %より十分 小さい.
確かめ:
例題 2
水(屈折率
真上から
見る とき,反射で 強め合う 波長と 弱め合う 波長を 可視光の 範囲で 求め,膜の 色を 述べよ. 入射角
の向きから 見る ときは どうなるか.
水の屈折率は1.33,油の屈折率は1.45,油膜の厚さはh=380 nmである.白色光が入射角θ₁で入り,表の反射光と裏で反射して出る光を描く.油中の屈折角はθ₂である.角度と厚さは模式的に示す.
解答を見る
考え方 反転は
真上からなら
で, である.強め合う波長は で, に対し , , , .可視光の範囲では (青紫)だけである.弱め合う波長は で, に対し , .可視光の範囲では (緑)である.緑が弱まり,青紫と,強め合いの に近い赤が 相対的に 強まるので,赤紫系の 色が 目立つ. 屈折の
法則から , である.光路差は となる.強め合いは で,可視光では の (赤).弱め合いは で,可視光では の (青緑).青緑が弱まり,赤が 強まるので,赤系の 色が 目立つ.斜めから 見る ほど 光路差が 小さくなり,弱め合う 波長が 短い 側へ 移る.
確かめ:真上から
例題 3
平らな
レンズと
板が 中心で 接している とき,中 心から 番目の暗輪の 半径 を求めよ.中心は 明る いか 暗いか. 実際には,中心に
小さな ごみがは さまって レンズが わずかに 持ち 上がっているかもしれない.この とき暗輪を 内側から 順に 数えると,ある 暗輪の 半径が ,そこから外側へ10番目の 暗輪の 半径が であった.持ち上がりの 大きさが 分からなくても が決まる ことを 示し, を求めよ.
曲率半径Rの平凸レンズをガラス板の上に置く.中心からrの所の空気層の厚さをtで示す.上から入る光と,レンズ下面と板上面で反射する2本を描く.右には同心円の暗輪を添える.中心の明暗も考える配置である.長さと角度は模式的である.
解答を見る
考え方 干渉するのは,レンズの
中
心から の所の 空気層の 厚さは,三平方の 定理 から である. は より十分 小さいので を無視して .片方だけ反転するので,暗くなるのは のときで
である.中心では
レンズが
持ち上がると,空 気層の 厚さは になり,暗輪の 条件は
と
と
である.
確かめ:近似
ポイント ここまでの
干渉の
問題は,光学距離の 差 を出し,反射の 反転を 数え,強め合い・弱め合いの 条件を 立てる順に 解く. ヤングの
実験の 波長の 測定では,多くの 明線の 間隔を まとめて 測ると,読み取りの 不確かさの 影響が 小さくなる. 薄膜の
色は,弱め合って 抜ける 波長で 決まり,見る 角度に よって が変わるので 色も 変わる. ニュートンリングでは
で,半径の2乗の差を 使うと 接触の 具合に よらず が測れる. どの
例題でも,小角や 薄い 空 気層などの 近似が 成り 立つかを 最後に 確かめる.
09光学距離と干渉縞の演習
光学距離と
演習 1
同位相で
小角近似で,空気中と
屈折率nが1.50の液体中に,間隔dの2スリットと距離Lのスクリーンを置く.スクリーンの中央を0とする横座標xを示す.
解答を見る
考え方 明線の
中央からの
近似条件は
演習 2
同位相で
板を
置く 前の 中央明線が 移る 向きと 距離を 求めよ. 下側だけの
強さを とし,合成の 強さ,最大値,最小値を 複素振幅から 求めよ.
上のスリットの直後に屈折率1.50,厚さhが1.80 μmの板と減光板を置く.上下のスリット位置はxが±d/2で,xの正方向を上向きにとる.
解答を見る
考え方 板に
上側から
下側を 引いた 光路差は .中央明線は より .板のある 上側へ 移る. とする.下側の 複素振幅を とすれば,上側は .電場は和に を掛けた 実部,強さは 和の 絶対値の2乗に 比例し
と
演習 3
ガラス板の
接点が
ガラス板の接点から距離ℓが45.0 mmの位置に厚さhの空気層がある.ほぼ垂直な入射光と,ガラスの屈折率n_gを示す.
解答を見る
考え方 反転は
ガラスから
く
演習 4
空
で
の反射を 消す 最小の 正の 膜厚を 求めよ. 膜厚を2倍に
した ときの 反射率を 求めよ.
屈折率1の空気,屈折率n_fが1.25の薄膜,屈折率n_sが1.5625の基板を示す.膜厚をtとし,光は垂直に入射する.
解答を見る
考え方 反射振幅の
.分子0には ,最小位相は .分母は なので である. では なので ,反射率は .膜厚と反射率は 単調な 関係ではない.
演習 5
マイケルソン干渉計の
と の関係から を求めよ. ずれを
無視し, の1点だけで を決めると,相対誤差は いくらか.
半透鏡から分かれる2本の腕を示す.一方の腕の気体セルの長さはℓで,光はセルを往復する.鏡の変位εの正方向は半透鏡から遠ざかる向きである.
解答を見る
考え方 傾きから
光路差の
変化は . だから傾きは ,切片は .表の傾きは で各区間で 一致する. , .1点からの
値は .相対誤差は ,7.5 %の過大評価と なる. のずれは 気体の 寄与ではない.
演習 6
2スリットの
小角近似で
全光路差を 求め,光源を へ移したときの 中央明線の 位置を 求めよ. 点光源を,同じ
強さで 位相が 無相関な2光源 に置き換える.縞が 消える 最小の 正の を求めよ.
上段は横座標sの1光源,下段は横座標±s₀の無相関な2光源の配置である.光源からスリットまでD,スリットからスクリーンまでLをとる.
解答を見る
考え方 光源側の
を使うと,上側から 下側を 引いた 入射側の 差は .出射側も同様に だから .中央明線は より で,光源と反対側へ 移る. 片スリットからの
強さを , , とする.複素振幅を 足すと .無相関なので交差項の 平均は0で,合計は .縞が消える 最小条件は だから .近似条件は が十分 小さい ことである.
ポイント 教える
光路差と
反射の 位相を 数えさせます. 暗線の
振幅条件を 問います. 無相関な
光源では 強さを 足す理由を 問います.
10回折と回折格子
問い
CD の
考えてみる
色が
光が
位相の 矢印を 足す
第25章の
第7章と
ポイント 位相の
多くの
以下では,すき間から
回折格子
細い
です.
初期状態はN=6,φ=0.20πで,6本の青い矢印が曲がってつながり,橙の矢印が合成を示す.φを変えると矢印の列とグラフ上の点が連動し,Nを2〜20で変えると主極大の鋭さが変わる.I₁は1本だけの強さで,縦軸の上端はN²である.
法則 回折格子の
格子定数
である.
光を
分光と 分解能
主極大の
近い2つの
定理 回折格子の
ナトリウムの
1つの すき間の 回折
幅
初期状態はθ=0で,光線は法線方向へ進み,位相の矢印はまっすぐ並ぶ.a=4λに固定してθを変えると,両端の光路差a sinθと位相の円弧が連動する.最初の暗線では円弧が1周して合成が0になり,1周半では小さな合成が残る.
両端の
です.
中央の
実際の
円い穴と 見分けられる 限界
レンズや
2つの
です.これを回折限界と
X 線の 結晶回折
結晶の
間隔dの平行な格子面にX線が面となす角θで入射し,同じ角で反射する.進行方向は入射側から格子面へ,反射側では格子面から外へ向く.緑の補助線は光線と垂直で,下の面で反射する光線の余分な道のりを橙の太線で示す.それぞれd sinθで,合計は2d sinθである.
法則 ブラッグの
格子面の
角
問いに 戻る
CD の
ポイント ここまでの
回折は
多くの 波の 重ね合わせで,位相の 矢印を つないで合成する.遠方回折の 条件は が1より十分 小さい こと. 回折格子の
主極大は (斜め入射では ).本数 が多い ほど 鋭く,分解能は .幅
の単スリットの 暗線は ( ).狭いほど広がる.幅を もつスリットの 列では,包絡線の 暗線と 重なる 明線が 欠ける. 円い穴の
回折限界は .倍率では改善しない. X 線の
結晶回折は ブラッグの 条件 ( は面から 測る). CD の
虹色は,溝の 列が 作る回折格子の 分光である.
11位相の矢印の和と回折の強さ
本体の
回折格子の 強さ
定理 数学の
同じ
である.したがって
で,
導き方を
1本の
です.位相の
練習1
答え 練習1:
単スリットの 強さ
定理 数学の
幅
である.強さは
で,
本体の
横軸はβ/πで−3から3,縦軸はI/I₀である.中央の強さは1で,β=±π,±2π,±3πの暗線を丸印で示す.最初の小さな山の強さは約0.047で,中央の山に比べて低い.
練習2 最初の
答え 練習2:
幅を もつスリットの 列
幅
と
例題
例題 1
1 mm あたり500本の
可視光の
スペクトルが 全部 そろって 現れる 最大の 次数を 求めよ.また3次の 光と して 現れる 波長の 範囲を 求めよ. 2次と3次の
スペクトルは 重なるか.重なるなら,同じ 向きに 出る2次の 光と3次の 光の 波長の 範囲を それぞれ求めよ.
白色光が回折格子に垂直に入射する.透過側では0次が白いまま直進し,1次,2次,3次のスペクトルが扇形に広がる.指定された扇の重なりを網かけで示す模式図である.角度や波長の境界値は示さず,色帯は模式的な表示とする.
解答を見る
考え方 格子定数は
全部
そろうには,最も 長い の光でも であればよい. より,最大の次数は2である.3次で 現れるのは ,つまり の光で,3次の スペクトルは から まで(赤の端が 欠ける). の区間は,2次が から ,3次が から1未満である. から が重なる.この 範囲の2次の 光は より から ,3次の光は より から である.たとえば2次の と3次の は同じ 向きに 出る.
確かめ:1次の
例題 2
ナトリウムの D 線は
2本を
見分けるには,格子の 何 mm 以上の 幅を 照らす必要が あるか. 1次で2本の
光が 出る 向きの 角の 差を 求めよ.
解答を見る
考え方 分解できるかは
で, なので 本が必要である.格子定数は なので,照らす幅は . より , . より
で,約
確かめ:照らす幅が
例題 3
幅
中央の
明る い 部分の 幅(両側の 最初の 暗線の 間隔)を 求めよ. の点の 強さは,中央の 強さの 何倍か. 一様な
入射光の 強さを 変えずに スリットの 幅を 半分に すると,中央の 明る い 部分の 幅と 中央の 強さは それぞれ何倍に なるか.スリットを 通る 光の 量との 関係から 確かめよ.
幅aのスリットに平行光が垂直に入射し,距離Lのスクリーンに届く.中央Oから上向きを正とする座標xと,法線から測った観測方向θを示す.スクリーン右側の山は強さの分布を模式的に表す.暗線の座標や中央の明るい部分の幅,求める強さの比は示していない.
解答を見る
考え方
最初の
暗線は ,つまり .幅は
で,
.したがって
幅は
なので2倍の になる.中央では 矢印が すべて そろい,合成の 振幅は 矢印の 総和の 長さ,つまり スリットの 幅 に比例する.強さは その2乗で, 倍になる.
確かめ:スリットを
ポイント ここまでの
同じ
長さで ずつ向きを 変える 本の矢印の 和は 等比級数で, .主極大で , で0.単スリットは
和を 積分に 直して , .円弧の弦の 長さからも 同じ 結果が 出る. 幅を
もつスリットの 列の 強さは,単スリットの 包絡線と 干渉の 因子の 積. 格子の
次数は の区間で 考え,高い 次数では スペクトルが 重なる.分解は 本数で,角の 差は の微分で 求める.
12回折と光の分解能の演習
光路差から
演習 1
格子定数
全次数と,0次を
含む総数を 求めよ. 正の
最大次数の 回折角を 求めよ.
格子定数dが2.40 μmの透過格子へ,波長640 nmの光を垂直に入射する.透過側の法線と,観測方向の角θを示す.
解答を見る
考え方 正弦の
より . の7本である. より .角度は無次元の 比 で決まる.
演習 2
距離
必要な
の最小値を 求めよ. から同心の 絞りで にすると 分解できるか.倍率で 改善するか.
間隔sが3.0 cmの2点光源を,距離Lが2.0 kmの望遠鏡で見る.正面図は直径Dの円形開口と,同心の絞りを示す.寸法Dは外円の直径,網掛けは同心の絞りの遮光部分を表す.
解答を見る
考え方 光源の
角間隔は
. より である.絞る
前は 分解できる.絞った 後は なので分解できない.倍率で 回折像も 拡大し,限界は 改善しない.近軸近似には が十分 小さい ことが 必要である.
演習 3
波長
1 | 2 | 3 | |
|---|---|---|---|
0.200 | 0.400 | 0.600 |
を横軸と した グラフの 傾きから を求めよ. 3次の
の不確かさが のとき,この1点から 求める の不確かさを 一次近似で 求めよ.波長は 正確とします.
間隔dの結晶面に対する角θでX線を入射する.下のグラフには次数rとsin θの測定3点のみを示す.
解答を見る
考え方 原点を
の傾きは .3点は原点を 通る 直線上に あり,模型に 合う. である. とすれば , . より .微分の符号から 角度が 大きい ほど 推定値は 小さく,近似条件は である.
演習 4
幅
です.
干渉条件
のうち消える 次数と,単スリットの 中央の2暗線の 間に 残る 次数の 数を 求めよ. の方向の を求めよ.
同じ幅aの2スリットの中心間隔はdが3aである.垂直入射光,法線,観測方向θを示す.
解答を見る
考え方 単スリット因子が0なら,干渉の
暗線は
, は整数である.干渉条件と 合わせると だから,存在する が消える.0次は 消えない.中央は より ,残るのは の5本である. ,干渉因子は1より .包絡線のため厳密な 極大とは 限らない.距離 での遠方 近似には,全幅 に対して が必要である.
演習 5
透過格子を
入射位相と
観測点への 光路差を 含め,隣接複素振幅の 比から 主極大条件を 導け. 格子面に
沿う 方向を 除き,全次数と 両端の 回折角を 求めよ.
透過格子をx軸に並べ,透過側への法線を+zとする.αとθは,進行方向と+zとの角を+xへ正として測る.
解答を見る
考え方 斜め入射では
時間因子を
,波数を とする. へ 離れると入射位相は ,観測点への距離に よる 位相は だけ変わる.比は , . より を得る. だから .次数は の6本で,両端は , . は格子面に 沿うので 除く.0次では となり,直進を 再現する.
演習 6
垂直入射で
等比級数
から,主極大近傍の最初の 暗線と,近い2波長 の分解条件を 導け. で,分解できる最小の 正の 次数を 求めよ.照明する 本数が 半分なら どうか.
間隔dの細いスリットN本を同位相で垂直に照らす.各スリットの複素振幅はAで,観測方向を法線との角θで表す.
解答を見る
考え方 線の
和は
,強度は に比例する.主極大 の振幅は ,隣の暗線は . での半幅 と2波長の間 隔 を比較し, を得る. 右辺は6000より
.観測できる次数は より1〜3で,答えは3次.1250本では3次でも3750で分解できない.近似条件は である.
ポイント 教える
次数の
欠ける
斜め入射の
分解能と
13光の偏光
問い
晴れた
考えてみる
光の
首を
偏光の 種類
定義 偏光
光の
2つの
初期状態はδ=π/2,A_y/A_x=1,ωt=π/4の円偏光である.z=0の面を光を迎える向きから見て,xを右,yを上に取る.位相差δと振幅比A_y/A_xを変えると,電場の先端の軌跡が直線,楕円,円に変わる.時刻ωtで電場の位置を確かめられる.
太陽や
偏光板と マリュスの 法則
偏光板は,ある
振幅
法則 マリュスの
強さ
で,透過光は
自然光の
初期状態では2枚目の透過軸が鉛直から45°傾き,1枚目を通った光の強さの半分が透過する.上段の板と電場は光に垂直な面を正面から描いたもの.θを変えると,電場E_0の透過軸への射影E_0 cosθと,相対的な透過光の強さcos²θが変わる.
ここで「理想的」とは,透過軸に
反射光の 偏光
偏光サングラスの
第26章で
入射面を紙面とする.入射光は空気から水へ進み,反射光と屈折光は直交する.屈折光のp偏光で揺れる電子の振動方向は,屈折光に垂直で反射方向と平行である.s偏光の電場は紙面に垂直な点で示す.θ_1とθ_2はそれぞれ法線から測る.
反射光と
定理 ブルースター角
屈折率
を
空
散乱光の 偏光
青空の
に
左から進む日光が分子に当たり,真下の観測者へ散乱される.日光の電場のうち観測方向sに沿う成分は,その方向への散乱に寄与しない.紙面に垂直な成分だけが散乱光に残る.⊙は紙面の手前向きの電場を表す.
実際の
複屈折と 波長板(発展)
方
の
初期状態では進相軸と45°をなす直線偏光が1/4波長板を通り,円偏光になる.板の軸と出射光の電場の軌跡を,光を迎える向きから見た面で示す.入射方向を軸に近づけると楕円偏光になり,軸と平行なら直線偏光になる.時刻ωtで先端の位置を確かめられる.
砂糖の
液晶ディスプレイは
問いに 戻る
水面の
ポイント ここまでの
光は
横波なので,電場の 振動する 向きと いう 自由度を もつ.これが 偏光で,直線偏光・円偏光・楕円偏光が ある.円偏光は 位相が ずれた同じ 振幅の2つの 直線偏光の 和である. 自然光は
偏光の 向きがで たらめに 入れ替わる 光で,強さが 半分ずつの 無相関な2つの 直線偏光の 和と みなせる. 偏光板は
透過軸の 成分だけを 通す.マリュスの 法則 .自然光は半分に なる. ブルースター角
ではp偏光が反射されず,反射光は 電場が 入射面に 垂直な 直線偏光に なる.照り返しは 電場が 水平に 偏っているので,透過軸が 鉛直な 偏光サングラスで 消える. 散乱光の
電場は 入射光の 電場の,見る 向きに 垂直な 成分に 比例し,太陽と 直角の 空の 光は 強く 偏光している.
14偏光の例題
本体の
例題
例題 1
強さ
B を
通った 光の 強さを 求めよ. A と B の
間に,透過軸が 鉛直と 角 をなす偏光板 C を 差し込む.B を 通った 光の 強さを の関数で 表し,最大に なる と最大値を 求めよ. のとき,B を 通った 光の 強さは の何倍か.
強さI_0の自然光が,鉛直な透過軸のA,鉛直と角θをなす透過軸のC,水平な透過軸のBの順に進む.各板の透過軸と,AとCの間,CとBの間の電場の向きを示す.各板と電場の面は光に垂直で,正面から描いて並べている.透過光の強さは示さない.
解答を見る
考え方 自然光は1枚目で
A を
通った 光は 強さ の鉛直な 直線偏光である.B の 透過軸とのなす角は なので,B を通る 強さは である.C を
通ると 強さは で,偏光の向きは C の 透過軸の 向きに なる.B の 透過軸とのなす角は なので
である.最大は
より である.
確かめ:
例題 2
晴れた
照り返しが
完全な 直線偏光に なる とき,入射角と,照り返している 空の 部分の 高度(水平面からの 角)を 求めよ.照り返しの 電場は どちらを 向いているか. の
とき,裸眼で 見た 照り返しの 強さと,水の 中から 来る 光の 強さの 比を 求めよ.透過軸が 鉛直の 理想的な 偏光サングラスを かけると,それぞれの 強さは どうなるか.
サングラスを
かけたまま 首を 傾けた.照り返しと,水の中から 来る 光の 強さの 比を 求めよ.
空の自然光が法線から角θ_Bで水面に入射する.反射光は岸で偏光サングラスをかけた観測者の目へ進み,屈折光は水中へ進む.空の光の向きの高度は,水面の入射点から空へ向かう方向と水平面との間の弧で示す.電場の向き,角の数値,求める強さは示さない.
解答を見る
考え方 ブルースター角では
より である.入射角は法線(鉛直)から 測った 角なので,空の 部分の 高度は である.照り返しはs偏光だけなので,電場は入射面に 垂直である.入射面は 鉛直な 面だから,電場は 水平で,見る 向きに 垂直である. 自然光の
うちs偏光の 強さは なので,照り返しの強さは
である.水の
透過軸は
鉛直から 傾くので,水平な電場とのなす角は になる.照り返しの 通る 強さは
である.水の
確かめ:(3) で
例題 3
液晶ディスプレイの1つの
画素から
出る 光の 強さ を で表せ.電圧を かけない ときと 十分 大きな 電圧を かけた ときに,画素は それぞれ明る いか 暗いか. 最も
明るい ときの の明るさを 表示するには, をいくらに すれば よいか. 実際の
偏光板は,透過軸に 沿う 直線偏光でも 強さの %しか通さない.透過軸に 垂直な 直線偏光は 完全に 遮ると する.また,色を 出すために 画素の 前に カラーフィルターを 置き,フィルターに 入射する 光の 強さの だけを通すと する.最も 明るい とき,光源の 光の 何 %が 画面から 出てくるか.
光源,x方向を通す偏光板1,液晶の層,y方向を通す偏光板2,カラーフィルター,観測者を左から並べる.各層と電場は光に垂直な面の正面図である.問題文で与えた電圧をかけない場合を描き,液晶分子の90°のねじれと各層間の電場の向きを示す.求める強さや角の計算結果は示さない.
解答を見る
考え方 偏光板1で
偏光板1を
通った 光は,強さ の 方向の直線偏光である.液晶を 通ると,偏光の 向きは 軸と角 をなす.偏光板2の 透過軸( 方向)とのなす角は なので
である.電圧を
最も
明るい ときは なので, , より である.偏光板1で
自然光の 半分が 止められ,さらに 透過軸に 沿う光の %だけが通る.液晶で 回った光は 偏光板2の 透過軸に 沿うので,ここでも %が通る.カラーフィルターで になるから,出てくる 割合は
で,約12 %である.
確かめ:(1) の
ポイント ここまでの
偏光板を
何枚も 通すときは,1枚ごとに 直前の 偏光の 向きと 透過軸のなす角で マリュスの 法則を 使う.通った 光の 偏光の 向きは 透過軸の 向きに なる. 直交した2枚の
偏光板の 間に 斜めの 偏光板を 入れると 光が 通り, で最大の になる. 水面の
照り返しは ブルースター角の 前後で 電場が 水平な 直線偏光に なり,透過軸が 鉛直の 偏光サングラスで 消える.首を 傾けると の割合が 戻る. 液晶の
画素は,偏光の 向きを 回す角 を電圧で 変え,直交した 偏光板で の明暗を 作る.
15偏光と光の強度の演習
電場の
演習 1
一定の
透過パワー
,明暗の周期,初めて 暗くなる 時刻を 求めよ. 板の1回転中に
通る エネルギーを 求めよ.
光の進行方向から見た初期配置である.入射電場と初期透過軸の角はπ/6で,透過軸は角速度Ωで正方向へ回る.
解答を見る
考え方 マリュスの
.明暗の周期は .最初の暗さは より である.1回転は
,余弦の積分は0なので .単位はパワーと 時間の 積である.光の 角振動数 に対し,強度の 時間平均には が必要である.
演習 2
糖液は
0 | 0.050 | 0.100 | 0.150 | |
|---|---|---|---|---|
92.0 | 95.0 | 98.0 | 101.0 |
直線の
傾きと 切片を 求め, を推定せよ. 両端の
角に 独立な 不確かさ がある とき,差から 求める の不確かさを 求めよ.差の 不確かさは2乗の 和の 平方根と し, は正確とします.
入射偏光を光路長ℓの糖液に通し,検光子と検出器で測る.角βは検光子の目盛りに対する透過軸の角で,目盛りの基準には未知のずれがある.
解答を見る
考え方 長さに
最小では
軸と 電場が 直交し, .切片は ,傾きは .中間点もこの 直線に 合い, .切片と の差が 基準の ずれである. . より .結果は .単位も の逆数と 一致する.
演習 3
自然光を
両面の
入射角を 求めよ. のとき,2回反射後の 強度と 入射強度 の比を 求めよ.反射光を 完全に 消す はいくらか.
空気側から2つのガラス面の上面で順に反射する光路と各面の法線を模式的に示す.中間光線はガラス板の外を通り,両入射角はブルースター角である.下の図は中間光線に沿って見た2入射面の角φを示す.
解答を見る
考え方 最初の
空気の
屈折率を1と すると より .屈折角は で,反射方向と屈折方向は 直交する. 自然光の2成分は
等強度より .第1入射面に垂直な 電場を,第2入射面に 垂直な 軸へ 射影し, を得る.第2反射を 含め . なら0となる.両面が 正確に ブルースター角と いう 条件が 必要である.
演習 4
日光を
入射面
に垂直・平行な 散乱光の 強度比を 求めよ. 検光子を
回した ときの 最大・ 最小強度を とし, を求めよ. で評価し, で空の 偏光方向を 答えよ.
日光は+z方向へ進む.散乱方向sはxz面内にあり,+zとの角をχとする.y方向は入射面の外向きの軸として描く.
解答を見る
考え方 各入射成分を
成分はそのまま 残る.散乱方向に 垂直な 入射面内の 単位ベクトルは だから, 成分の射影は .各成分の元の 強度を 同じ 係数で と表すと, で,比は である.透過軸が
軸となす角を とすれば .最大は ,最小は より . では . では となり,電場は 太陽・散乱点・観測者を 含む面に 垂直である.前方の で も再現する.多重散乱を 無視するには,光路上で 散乱される 割合が 十分 小さい ことが 必要である.
演習 5
強度
透過強度を
最大に する 角度の 並べ方を 求めよ.固定した 和 に対する を使ってよいとします. 最大強度の
の極限と,減少分の 先頭の 項を 求めよ.各板が 軸に 平行な 光にも 同じ 強度透過率 をもつ場合の 極限も 答えよ. を使ってよいとします.
入射偏光の方向はxで角0に対応する.順に並ぶN枚の板のうち第1,第j,最後の板を抜き出し,任意の中間角と最後の角π/2を示す.
解答を見る
考え方 投影の
, .2つの差が 異なれば,その 和を 保って 等しく すると 与えた 恒等式の が増す.最大では 全差が 等しく, , である.最大値は となる. より .減少分は である.損失があればさらに を掛けるので 極限は0と なる.近似には と が十分 小さい ことが 必要で,理想化の 有無で 極限が 変わる.
ポイント 教える
電場の
回転の
反射と
多数の
16第27章の章末問題
屈折,結像,干渉,回折,偏光を
演習 1
格子定数
正の1次の
主極大の 位置を,近軸近似で 求めよ. レンズを
焦点距離 のものに 替え,スクリーンも その 焦点面へ 動かすと,回折角と 主極大の 位置は どう 変わるか.
透過格子の直後に凸レンズを置き,距離fの後側焦点面を観察する.格子定数d,回折方向θ,焦点面の横座標xを示す.
解答を見る
考え方 格子は
隣接スリットの
経路差は で,1次の主極大には が必要である.平行光束は 焦点面の に集まるので, として
を
格子の
条件は 変わらないので 回折角は 同じで,位置は となる.ここで 小さいとした量は で,位置の近軸近似の 相対補正は その2乗程度である.
演習 2
自然光を
透明体の
屈折率 と,内部の光の 波長を 求めよ. 検光子の
透過軸が 入射面に 垂直な 方向となす角を とする.透過強度が になる の角を 求めよ.
自然光は入射角θ₁が60.0°で透明体へ入射する.上段の紙面が入射面で,下段は反射光に沿って見た検光子の透過軸と角βを示す.
解答を見る
考え方 ブルースター角では
と屈折の 法則 より, .境界を越えて 振動数は 変わらず,速さが 倍になるから,波長は である.マリュスの
法則より .指定範囲では なので . では消光する ことも 確かめられる.角度を 小さいと する 近似は 使って おらず,完全な 偏光と いう 結論は 入射角が 正確に ブルースター角である 場合に 限る.
演習 3
空
板を
入れた 後の 結像 位置を 求めよ. スクリーンを
元の 位置に 保った 場合の,光斑の 直径を 求めよ.
開口半径Rの凸レンズの右に,前面位置s,厚さh,屈折率nの平行平板を挿入する.元の焦点面までの距離fを示す.
解答を見る
考え方 板の
レンズを
出る 光線の 軸に 向かう 傾きの 大きさを とする.前面での 高さは .屈折の法則の 近軸形から 板内の 傾きは で,後面の高さは である.後面から交点までの 距離は この 高さを で割った 値だから,レンズから 測る 像距離は
と
開口の
縁を 通る 光線では .元の面は 新焦点より 手前なので,半径は .直径は
である.
演習 4
間隔
検光子を
置かないと 縞が 見えない 理由を 述べ,検光子を 置いた 後の 強度 を複素振幅から 求めよ. 縞の
鮮明度を と定義する. と,完全に暗い縞が 生じる を求めよ.
2スリットの透過軸は互いに直交するxとyである.2経路の相対位相はφで,スクリーン前の検光子の透過軸はxと角βをなす.
解答を見る
考え方 直交する
検光子が
なければ2電場は 直交し,強度は で に依存しない.検光子後の 複素振幅は .時間因子 を掛けた 実部が 電場であり,強度は
と
より , .したがって で,完全な消光には が必要である.この とき 最大は ,最小は0,位相についての 平均は となり,検光子が 平均強度を 半分に する こととも 一致する.これは 偏光板が 余分な 時間 変動や 無相関な 位相差を 作らない 理想化で,小角近似は 不要である.
演習 5
水平な
光路差を
鏡像光源で 表し,最初の 明線の 高さと 明線間隔を 求めよ. 装置の
距離を 保って 一様な 屈折率 の液体中に 入れます.鏡の 位相変化は 同じと して,最初の 明線の 高さを 求めよ.
鏡yが0の上に高さHの点光源を置く.距離Lのスクリーン上に高さyの観測点をとり,光源とスクリーンの配置を示す.
解答を見る
考え方 反射経路の
鏡像光源は
にある.反射経路から 直接経路を 引いた差は
である.反射側の
光学距離の
差は 経路差の 倍である.よって , . の極限では 位相反転に よって 暗くなる.距離の 展開は が十分 小さい 範囲で 有効である.
演習 6
屈折率
が
液体中の
焦点距離,像距離 ,像の間隔を 求めよ. 2点は
分解できるか.また,同じ 形状の レンズを の液体へ 入れると 結像 能力は どうなるか.
屈折率nが1.30の液体中に凸レンズを置く.間隔sが50.0 μmの2点光源の物体距離aは0.780 m,レンズの開口直径Dは8.00 mmである.
解答を見る
考え方 周囲との
2式の
比から
と
分解に
必要な 間隔は
で,
演習 7
空気に
0 | 0.2500 | 0.6400 | |
|---|---|---|---|
と を使って 直線化し,最初と 最後の 測定から を推定せよ.中間の 測定も 確かめよ. 両端の
波長に 独立な 不確かさ があると する. は正確と し, の不確かさを 一次近似で 求めよ.独立な 誤差の 寄与は2乗して 足し,平方根を 取る.
空気に挟まれた厚さhの膜について,法線,入射角θ₁,膜内の角θ₂を示す.下段はXがsin²θ₁,Yが測定波長λの2乗である3測定点のみを示す.
解答を見る
考え方 片方だけの
反射の
位相反転は 上面だけに あり,強め合いの 条件は , .最長波長は だから . より
である.波長を
を
と置くと なので
と
演習 8
波長
合計の
強度を,速く 変化する 余弦と,ゆっくり変化する 余弦の 積で 表せ.その 変調の 振幅が 最初に0に なる正の を求めよ. 両波長の
明線が 中央以外で 初めて 一致する 正の 位置と,それぞれの 次数を 求めよ.
波長λ₁が600 nm,λ₂が630 nmの光を,間隔dが0.500 mmの2スリットに垂直入射する.レンズから距離fの後側焦点面と横座標xを示す.
解答を見る
考え方 同じ
とすれば,各強度は .したがって
と
である.変調の
一致には
が必要で, の最小の 正整数解は .よって .波長が近いため速い縞と 遅い 変調を 分けて 見られるが,強度の 式自体に 波長差の 展開は ない.位置の 近似には が十分 小さい ことが 必要で,この 位置では である.
演習 9
凸レンズに
と
最適な
と,最小の を文字式と 数値で 求めよ. が4倍になった ときの 最適直径と 最小半径の 倍率を 求めよ. での最適直径の 振る 舞いと,模型の 限界を 述べよ.
開口直径Dの凸レンズによる結像距離bは0.200 mである.スクリーンはその結像面よりδが1.00 mm遠くに置かれる.
解答を見る
考え方 絞ると
, と置くと, .微分して より .両端で が発散するので この点は 最小で, が成り 立つ.したがって
である.
, なので,直径は半分,半径は2倍に なる. では模型は 無限大の 開口を 要求するが,実際には レンズの 直径が 有限で,近軸近似や 無収差の 理想化も 破れる.数値設定では , が小さく,回折を 元の 像面の 式で 評価する 近似も 有効である.2乗の 和と いう 評価法は 与えた 模型の 約束である.
17第27章の発展問題
屈折率分布,レンズ系,多スリットの
演習 1
高さ
台だけを
と,各極大の次数を 求めよ. 接触するまでの
温度上昇を 求めよ.次に 波長を に固定し,接触前に 反射が 極大と なる 温度上昇を すべて 求めよ. 膜厚の
推定には, と の値だけでなく,間に 極大が ないと いう 情報が 必要です.その 情報が なければ 許される 膜厚を 表せ.また,2波長が 非常に 近い 場合に 膜厚推定が 誤差に 敏感に なる 理由を 微分で 示せ.
底面を固定した高さHの台と固定ガラス板の間に厚さhの空気層がある.下段には観測された480 nmと800 nmの2極大のみを示し,高さは模式的に表す.
解答を見る
考え方 一方の
空
気から 台への 反射では 位相が 変わり,ガラスから空 気への 反射では 変わらない.したがって 極大の 条件は , .短い波長側の 次数が1だけ 大きいから
である.
接触には
が必要なので, .固定波長では極大の 厚さは . にあるのは と であるから
の2回である.ここで
次数差を
正整数 とすれば .両波長について が半整数に なるには, , が半整数でなければならないので は奇数である.したがって 許される 厚さは , で,間の極大が ない ことが を選ぶ.隣接と 分かっている 場合でも, とすると
で,差
演習 2
空
出射光束が
平行に なる間隔 と,出射直径を求めよ.開口で 光が 遮られるかも 答えよ. 第2レンズの
直後に 焦点距離 の凸レンズを 置き,その 開口では 光束が 遮られない ものとします.波長 の光の 焦点面での 回折半径を と与え,拡大前の 光束を 直接第3レンズで 集めた 場合と 比較せよ.回折の 計算では 照明された 直径 を円形開口の 直径と して 扱います. 間隔を
にすると,第3レンズから 測る 結像 距離は どれだけ 変わるか. の一次まで 求め, での移動方向を 答えよ.
凹レンズf₁が−40.0 mmと凸レンズf₂が240 mmを間隔ℓで置く.入射直径D₀は4.00 mm,第2レンズの開口は30.0 mmである.破線の凸レンズは第2レンズ直後に追加するf₃が120 mmのレンズを表す.
解答を見る
考え方 光線の
入射高さを
,傾きを0とする.第1レンズ後は ,第2レンズでの高さは .出射傾きは
なので,
拡大後は
で,拡大前の
とすると
と
である.間隔が
演習 3
合成の
複素振幅を 偶数番・奇数番の 組で まとめ,強度を 求めよ. のとき, と の方向の 強度を 求めよ. の装置で 強い 主極大の の間隔だけを 見て,通常の 格子と 誤認すると,格子定数を どう 推定するか. , とする. と の強度比を 求め,前者を 後者の 倍以下に抑える 小さい 位相誤差の 条件を 示せ. とし,近似条件では が1より十分 小さい 場合を 考えます.
間隔dの2M本のスリットを垂直に照らす.偶数番の複素振幅はAで,奇数番には位相χの位相板と振幅比qの減光板がある.観測方向θを示す.
解答を見る
考え方 2本を1組と
時間因子
を省いた 複素振幅は
である.最後の
と
では組どうしの 位相は すべて そろい,有限和は になる. より,偶数 では ,奇数 では . なら前者は 消え,後者は となる.強い 主極大は で,隣の強い 主極大との の差は .したがって間隔だけから 推定する 格子定数は のままである.ただし全体が 半次数分ずれ,0次が 消えている ため,通常の 格子とは 区別できる. 指定された2方向では,有限和の
強度因子は 同じである.よって
である.
演習 4
平行な
と
屈折の
法則を 薄い層に 適用して が一定である ことを 示し,光線 と最初に 軸を 横切る 位置 を求めよ. が小さい ときの の先頭の 補正を 求めよ.入射光束半径を とし,全光線の を の相対誤差 以内にする 厳密な 条件を 求めよ. 軸上の
結像 位置を 近軸値 に固定します.出射面での 周辺光線の ずれは,先頭の 項で です.これを確かめ,空 気中の 回折半径の 見積もり と合わせた 評価 を最小に する を求めよ. で最適半径と を評価し,近似を 点検せよ.
長さℓ₀の透明板の中心で屈折率が高く,横方向yに離れるほど低くなる.光束半径R,入射高さy₀,光軸に平行な入射光線を示す.
解答を見る
考え方 屈折率は
層の
法線は 方向である.光線と 軸の角を とすると,屈折の 法則の 保存量は . より,これが指定された である.初期条件から .したがって
である.光線の
を
より .周辺ほど手前で 軸を 横切る.最大の 相対ずれは であるから, に対し
と
出射面では
として
なので,絶対値が
と
演習 5
色に
と
, と置き, を導け. における が0になる と,そのときの を求めよ. 与えた
模型を そのまま 使い,その 配置での の2次までの変化を 求めよ.像距離が 一定である ことと,系の 有効焦点距離 が一定である ことは 両立するか.最後に,この 残留変化が 円形開口の 回折半径より 小さい 条件を 求めよ.第2レンズでの 照明半径を とし,残留変化に よる 光斑半径を ,回折半径を と見積もります.ここで です.
共軸の凸レンズと凹レンズを間隔ℓで置き,光軸に平行な光を入れる.第2レンズでの照明半径Rを示す.
解答を見る
考え方 色で
入射光線の
高さを とする.第1レンズ後の 傾きは ,第2レンズでの高さは .出射傾きは だから,軸との交点までの 距離は である.基準で
, .商の微分を 用いると
で,
と
この
間隔では
である.よって
と
最後の
である.これは
18第27章のまとめ
この
定義と 法則
法則 反射・屈折の
屈折率は
真空中の 光の 速さ と媒質中の 速さ の比 である.水は ,ガラスは 程度.角は
境界の 法線から 測る.入射光線・反射光線・屈折光線と 法線は 同じ 平面内に あり,反射角は 入射角に 等しく,屈折では (スネルの法則)が 成り 立つ. フェルマーの
原理:光は,道筋を 少し ずらしても かかる 時間が1次の 範囲で 変わらない 道を 通る.時間は 光学距離 を で割った ものなので,光学距離が 停留する 道と 言っても よい.反射と 屈折の 法則は ここから 出る.停留は 最小とは 限らない(楕円の 鏡では 一定,それより 強く 曲がった 鏡では 最大).
定義 全反射・層状の
屈折率の
大きい 側から 小さい 側へ 進む光( )は,入射角が臨界角 を超えると 全反射する.水から 空 気へは ,ガラスから空 気へは .光ファイバーは芯と クラッドの 境界での 全反射を 使う. 屈折率が
高さとともに 変わる 層状の 媒質では,鉛直から 測った 光線の 角 について が光線に 沿って 一定で,光線は 屈折率の 大きい 側へ曲がる(逃げ水,大気差). 屈折率が
波長で 違う ことを 分散と いう.可視光では 波長が 短いほど 屈折率が 大きい.
法則 薄いレンズと
近軸近似(
が
定義 符号の
レンズ:光は
左から 右へ 進むと する.物体が 入射側なら ,右側の点へ 収束していく 光が 入る ときは,その 点を 虚物体と して .像が出射側なら (実像),入射側なら (虚像).凸レンズは ,凹レンズは .鏡:前側の
像は (実像),裏側の像は (虚像).凹面鏡は ,凸面鏡は ,平面鏡は , . なら倒立, なら正立.実像は 光が 実際に 集まる 点で スクリーンに 映せる.虚像は 出た光を 逆に 延ばした線の 交点で,眼には 光が そこから 来るように 見える.
ポイント 薄いレンズの
高さ
定義 光学距離と
屈折率
の中の 距離 に対し, を光学距離と いう.物質の 中の 波長は である.2つの光の 光学距離の 差(光路差) から,位相の差は .光の
電場を 複素振幅 で と書くと,強さは に比例する.同じ 光源から 分けた光は 複素振幅を 足してから2乗し, となる. なら .屈折率の
小さい 側から 大きい側の 面での 反射は 位相が ずれる.大きい側から 小さい 側の 面での 反射と,透過では 変わらない. 互いに
無関係な 光源どうし,光路差が 可干渉距離(白色光で 数 )を超えた 光,偏光の 向きが 直交する 光は 干渉せず,強さを 足す.
法則 回折
回折は
多くの 波の 重ね合わせで,長さが 振幅,向きが 位相の 矢印を 順に つないだ始点から 終点への 矢印が 合成の 振幅に なる.遠方回折の 条件は,すき間の 全体の 幅 について が1より十分 小さい こと. 格子定数
,本数 の回折格子の 主極大は ( は次数)で,斜め入射では .主極大の幅は で測って ,分解能はレイリーの 基準で .幅
の単スリットの 暗線は ( ).直径
の円い穴に よる 回折限界は で,倍率を上げても 改善しない. X 線の
結晶回折は ブラッグの 条件 ( は格子面から 測る).
定義 偏光
光は
横波で,電場の 振動する 向きを 偏光の 向きと いう.直線偏光,円偏光(同じ 振幅で 位相が ずれた2つの直線偏光の 和),楕円偏光が ある. 自然光は
偏光の 向きと 位相がで たらめに 入れ替わる 光で,強さが 半分ずつの 無相関な2つの 直線偏光の 和と みなせる. 入射面に
垂直な 電場の 成分をs偏光,入射面内の 成分をp偏光と いう.
法則 マリュスの
強さ
の直線偏光が,偏光の 向きと 角 をなす透過軸の 理想的な 偏光板を 通ると で,透過軸の向きの 直線偏光に なる.自然光は 半分に なる. 入射角が
のとき,反射光と 屈折光が 直交してp偏光の 反射率が0に なり,反射光はs偏光の 直線偏光に なる.空 気から 水では .散乱光の
電場は,入射光の 電場 のうち 見る 向き に垂直な 成分 に比例する.太陽と 直角の 向きの 空の 光は 強く 偏光している.
定義 複屈折と
電場の
手順
ポイント 光の
屈折では,境界ごとに
法線を 描いて角を 法線から 測り,屈折の 法則を 書く.平行な 境界では がそのまま 受け渡される.屈折率の 大きい 側から 出る ときは 臨界角と 比べる. 結像では,前の
面や レンズの 像を 次の 物体と し,次を 越えた 所へ 収束する 光は 虚物体 とする. 干渉では,2つの
光の 光学距離の 差 を出し,反射の 反転を 数え,片方だけに 反転が あれば 強め合いと 弱め合いの 条件を 入れ替える.近似が 成り 立つかを 最後に 確かめる. 回折では,位相の
矢印を つなぐ か,等比級数や 積分で 複素振幅を 足す.格子の 次数は の区間で 考える. 偏光板を
何枚も 通すときは,1枚ごとに 直前の 偏光の 向きと 透過軸のなす角で マリュスの 法則を 使う.
主な 公式
見かけの
深さ:真上近くから ,斜めから光ファイバー:取り込める
光 (開口数),長さ での到着時刻の 差 プリズム:偏角
,最小偏角から虹:1回反射の
偏角 ,最小の条件 .太陽と反対の 方向から 赤は 約 ,紫は約 球面1面:
,レンズ2枚:
, .密着させると角倍率は
虫めが ね ( ),望遠鏡 (間隔 )ヤングの
実験:明線間 隔 .スリットを厚さ の板で 覆うと 光学距離が 増える.液体の中では 薄膜の
光路差 .くさびの 暗線 ニュートンリング:暗輪
(中心は暗い), 反射防止膜:
, で反射が0 マイケルソン干渉計:鏡を
動かすと縞が 本流れる回折格子の
強さ: ,単スリットの
強さ: , .最初の小さな 山は 中央の 約0.047倍 幅を
もつスリットの 列:単スリットの 包絡線と 干渉の 因子の 積. の次数が 欠ける 偏光板3枚(直交した2枚の
間に 角 の1枚): .液晶の画素:
各題材の 問いへの 答え
光の
屈折と フェルマーの 原理:光は 水の 中では 空気中の 倍の速さでしか 進めないので,時間が 停留する 道と して,遅い水の 中を 短く 通るように 境界で 折れ曲がる.目は 届いた 光を まっすぐ 逆に たどるので,水中の 部分は 水面に 近く(真上近くからは 深さの 約 倍に)見え,箸は折れ曲がって 見える. レンズと
像:レンズは,焦点までの どの 道も 時間が 等しくなるように 厚さが 作られているので,フェルマーの 原理に より すべての 道が 実際の 光線に なって 焦点に 集まる.紙の 上の 明る い点は,見かけの 直径約 の太陽の 実像で,直径は ( なら約 )である.光の
干渉と 光学距離:シャボン玉の 色は 膜の 表と 裏で 反射した光の 干渉で,光路差 で弱め合う 波長が 抜けて 残りの 色が 見える.膜が 波長より ずっと 薄くなると 光路差は ほぼ0に なり,表の 反射だけが 反転するので2つの 反射光が 打ち消し合い,黒く 見える. 回折と
回折格子:CD の 溝は 間隔 の反射の 回折格子で, の向きが 色ごとに 違うので 白色光が 分かれる. が2〜4なので2次以上も出て,外側に もう1組の 虹が 見える. 光の
偏光:水面の 照り返しは ブルースター角 の前後で ほとんどs偏光,つまり 電場が 水平な 直線偏光である.透過軸が 鉛直な 偏光サングラスは これを ほとんど 通さず,自然光に 近い 水中からの 光は 半分通す.首を 傾けると照り返しの の割合が 通る.
この 章で 使った 数学
近軸近似(
光線と 波の つながり(発展)
光が